「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

田植機の運転席の遺影かな 佐々木經義

2017-07-30 07:26:27 | 日記
 家業が農機を扱っているので、稲作農家の薄利事情をよく知っている。それだけに労力にあわない田圃を継ぎ、守ろうと決心した父への敬愛を思った。今年も田圃にあったはずの父の姿は遺影となって一緒に田植えをしている。「おやじ、これでいいのか」と語りかけながら・・・。お父様のお米の味の再現が成せるといいですね。(博子)

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