「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

太陽に焼かれのうぜんかづら落つ 加藤英子

2017-10-28 12:36:26 | 日記
 「太陽と凌霄花」の組合せに「紫陽花と書いたら雨も一緒見えるから雨は書かなくていい」と言っていた師の言葉を思いだし、少々の?を抱きながらも、地に散り敷く凌霄花から、視線は咲き昇る花を見上げ、苦しいような眩しさの太陽に目をそらす。そして、またポロリと落ちる花に「焼き切られた」と、太陽の仕業とした感受は褒められて良い。ミニ句会で一緒に勉強している作者の、言葉を使う力はいつも意表をついて楽しい。(博子)

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