「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

蹲踞の空にさざ波沙羅の花 加藤信子

2017-07-13 03:58:55 | 日記
 蹲踞の小さな水面が空と沙羅の花を映している。弱い風がさざ波を作り、沙羅の波打った花弁の輪郭を更に曖昧にする。ふと、それは、白く、薄いはなびらを持つ一日花の儚さを早めはしないかと、沙羅の花を仰ぎ見て確認する視線に繋がって行く。まるで恋の兆しのようにさざ波があり、美しい思い出のように沙羅の花が機能しているように読める句だが、瑞鳳殿吟行の御作である。(博子)
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