廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

群馬県 川場村 旧川場尋常高等小学校

2017年06月27日 18時45分01秒 | 群馬の廃校
群馬県 川場村 旧川場小学校。
現在は移築され郷土資料館として利用されているようです。
元々は平屋建ての校舎ですが移築された時に地下に資料館が新たに作られたようです。
見た目は本来の姿ですが半地下の部分の上に校舎が乗っかっている構造になっています。

校舎は明治43(1910)年に建てられたもので、木造平屋建て、入母屋、瓦葺き、外壁は下見板張り。
平成10年(1998)に国登録有形文化財に登録されています。

資料館は川場村の歴史や尋常小学校時代の資料など良くある民俗資料館の展示が中心ですが、
特筆するのは川場村が生んだ女流歌人江口きちの展示に力を入れている点でしょうか。

ワタシもまったく名前を知らなかったのですが、
なかなかドラマチックな生涯だったようです。

貧しさの中、生活感情にあふれた気魄の歌を残していますが、
障碍を抱えた兄を面倒見ながらの生活の中、
18才年上の男との関係や厭世観からついには自ら命を絶つことになる。

死を前にして自ら墓を建立。
精神薄弱の兄を道ずれに青酸カリを服毒し命を絶つのだが、
死んだ時は自ら仕立てた純白のドレスに、胸元には真っ赤なバラが付けられていたとか…。

なんと資料館にはドレスを仕立てたミシン(シンガー)にドレス(レプリカ)も展示してありました。
これは結構きます、情念系の文学少女の典型のようなドラマです。
辞世の二首は以下の通り
〇睡たひて夜はあけにけりうつせみに聴きをさめなる雀鳴き初む
〇おおいなるこの寂しさや天地のあやたまず夜は明けにけり

映画化するならキャスティングは
江口きち 石原さとみ
博打打ちの父 杉本哲太
年上の不倫相手 小林薫
障碍者の兄 菅田 将暉
あたりでどうでしょう













こちらが江口きちさんの写真
やはり文学好きで一途な感じがします。



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