廃校を巡る

風雪に耐えた美しい木造校舎。小さな空き地にポツンと二宮尊徳。
錆びたブランコに、朽ちかけた百葉箱。廃校ノスタルジア…。

茨城県 旧美和村 氷之沢小学校

2016年07月19日 11時29分29秒 | 茨城の廃校
旧美和村にあった氷之沢小学校。
昭和54年4月に旧檜沢小学校、上桧沢小学校と共に統合され新檜沢小学校になっています。
現在も当時の木造校舎が残っていますが、
校舎は昭和13年建築との情報もあり、かなり貴重かもしれません。

しかしながら、この校舎は他の木造校舎とはちょっと雰囲気が異なります。
それは、窓という窓すべてがトタンで塞がれ、
まるで何かを封印するかのようにかたくなに閉ざされているのです。
それは、校舎だけに限らず付帯施設の小屋のような建物にまで及びます。
なぜここまでする必要があったのでしょう。
何か学校の怪談的エピソードでもあるのかな?

ここまで窓を塞いでしまうと集会所としても使えず、
風通しも悪く建物にも良くないでしょう。
あえて残すのであればなぜ建物にダメージを与える方法をとったのか不思議です。
悪ガキどもにガラスを割られたりすることを憂慮したのでしょうか。
これでは尾崎も窓ガラス割れないね。

廃校記念碑、国旗掲揚ポールの基礎部分、朝礼台が現存していました。

廃の雰囲気もまとい始め、何となく痛々しく感じられる廃校でした。





窓は完全に封印されています。
お花を植えたり地元の方は手をかけているようですが、
なぜにこうなってしまったのか。
ガラス窓があればさぞかし美しかったものを…。



ペパーミントグリーンが可愛らしい玄関。
SEXの落書きを見ると封印もヤムなしだったのか。



傾き始めている小屋も封印されています。



このトタンの塞ぎ方には強い意思を感じますね





非常に雰囲気がいい感じですが、少しずつ廃墟感もまといつつあります










朝礼台と石灰で白線を書く道具が放置されていました










封印される前は良い雰囲気の学校だったと思われます


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