~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

有難う、初女さん

2018-02-01 23:22:46 | 日記

今日の天気は、初女さんの訃報を聞いた時と

よく似ていました。

あの日も寒く曇天の空は重く、初女さんが

亡くなった悲しみを、一人では抱えきれなくて

木更津のKさんのもとへ飛んで行ったのです。

二人で泣いて泣いておむすびを結びました。

去年の2月1日も、そして今日もKさんのところで

おむすびを結びました。

一日中、初女さんや星野道夫さんの話を

して、初女さんの言葉がどれほど深いかを

わかち合いました。

養老孟子さんが「今を生きるとはスケジュールの

ないこと」と書いていたと聞き、そうか究極

今を生きるとは、そういうことなんだ、

初女さんはそうだったねと、そして自分の

「今を生きる」の緩さに、今頃気がついたり…

吉本ばななさんが『初女さんからいただいたもの』

という文章の中に「今がなければ次はない。

今を流したら次も流れていく、ただそれだけのこと。

それに気づくのは、何歳でも遅くはない。

ほんとうに気づいたら、ただそうすればいい。

書いていたのを読み、ハッとしました。

私は、自分探しをして自分以外に目を向けて

いたり、初女さんの「揺れてもいい、芯が通って

いれば」の言葉に、自分の「芯」探しをしたり…

初女さんがいらしたときは、わからなかったら

初女さんに聞けばいいという甘えと、会えることで

舞い上がっていたところがあり、自分を

見ていなかったのです。

すべて自分の中にあるということが、ここにきて

やっと分かって来たのです。

初女さんの「自分を信じて」の深さが、ようやく

わかって来たのです。

 「私たちは、他人と同じようになろうとして

 自分の4分の3を失ってしまう

          ショーペンハウアー  」

この言葉も分かち合いました。

今日は、深い気づきを頂いた初女さんのご命日

でした。

有難う、初女さん!



 

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永遠の命 (おむすび)
2018-02-02 07:27:25
カトリックのカレンダーでは聖人は命日が記念日です。
私は佐藤初女さんもマザーと同じように聖人だと思っています。

聖フランチェスコの祈りにあるように
聖人は自分に死に永遠の命を頂きます。

私は佐藤初女さんが亡くなられてから
初めて森のイスキアに行くことが出来ました。

ひとりで誰もいないイスキアの庭のベンチに腰掛けて
「お会いしてお話ししたかったです。」
ってお祈りしていたら空から優しい雨粒が落ちて来ました。

その時はきっと天国の初女さんに通じたんだろうと嬉しい気持ちになりましたが、今はそれが確信に変わっています。

会いたいと思ってここに来ると山崎さんを通じて初女さんの思い・言葉にお会いすることが出来るからです。

ここに来て初女さんの言葉に心打たれる度に
初女さんの永遠の命を感じずにはいられません。

佐藤初女さんは亡くなられたのではなく
永遠の命に生まれ変わられた。

私はそんなふうに思っています。

おむすび
雨は初女さん (山崎 すなお)
2018-02-02 22:25:43
初女さんは、よく雨を降らせます。
生前から、大切なことがある時には雨が降りました。お浄めの雨って言ってました。
イスキアで降った雨は初女さんですね。
初女さんが亡くなられて、弘前に飛んで行った時に
私は、生まれて初めて復活を見たと思いました。
初女さんの復活を…本当に美しかったです。

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