モリモリキッズ

信州里山通信。ナチュラリスト、自然写真家、郷土史研究家、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

松代夢空間主催「妻女山 紅葉と歴史のハイキング」のコース説明と『真田丸』(妻女山里山通信)

2016-10-17 | アウトドア・ネイチャーフォト
 11月6日(日)に行う予定の松代夢空間主催の「妻女山 紅葉と歴史のハイキング」のコースの説明を写真と共にもう少し詳しく紹介します。今回は春の様に林道歩きだけでなく、獣道や道の全くない箇所もあるので不安に思う人もいるかもしれません。しかし、距離は4キロ足らず、標高差は400m位ですから、そう心配される必要はありません。ただ短いですが急登が4回ほどあります。写真で説明して行きましょう。参加希望の方は松代夢空間まで。拙書の販売もいたします。

 出発地点の妻女山駐車場(左)。9時15分までに来てください。注意や説明の後ストレッチをして30分に出発します。林道歩き約15分で長坂峠(中)。右へ行くと斎場山(旧妻女山・謙信本陣跡)ですが、今回は左へ進みます。約10分で陣馬平横の堂平大塚古墳分岐(右)。右へ400m下ります。帰りは左の林道を下りてきます。

 約5分で堂平大塚古墳(左)。眼下に千曲川、奥に鹿島槍ヶ岳が見えます。古墳の裏山に登り、急斜面の獣道を辿ります(中)。10分ほど進んで谷に出ると道のない急斜面(右)。普段は草薮ですが、除草してあります。最も迷いやすい場所で、360度回ると自分がどこにいるか分からなくなる様な所です。30mほど登ると…。

 堂平積石塚古墳群(左)。5基の古墳があります。周囲は鬱蒼とした森で道は一切ありません。そこから十人平(じゅうにんびら)という古墳がある杉林を通り過ぎ、コナラやケヤキ、落葉松の森を登って行きます(中)。これも獣道です。当日は紅葉が綺麗でしょう。私が目印を置いた場所から左へ30m急登すると、天城山(てしろやま)北面の林道に出ます(右)。

 100mほど林道を歩いて、天城山西の鞍部に登ります(左)。左へ進むとすぐに天城山と倉科への分岐(中)。ここを左へ100m最後の急登をこなします。今回のコースで一番きつい所かも知れません。10分足らずでコースの最高峰、天城山山頂です。山頂には坂山古墳があります(右)。

 山頂から北に向かって急斜面を5分ほど下ると、鞍骨城からの道が右から合流します(左)。20分ほど下ると天城山北面の林道に出ます(中)。林道を7、8分下ると、往路の堂平大塚古墳分岐(右)。右側が貝母の群生地のある陣馬平です。

 時間があれば上杉謙信の陣城跡と伝わる陣馬平も立ち寄ります(左)。5分ほどで長坂峠(中)。正面が斎場山。長坂峠から林道歩き約15分で出発地点の妻女山駐車場に戻り、今回の山行は終わりです(右)。希望者は、近くのはなやで信州の郷土料理の昼食となります。前回同様、拙書をお買い上げいただいた方には、サインもいたします。

 コナラの葉に、小さな虫こぶ(左)。ナラメリンゴフシのでき始めでしょうか。これがなんだかすぐ分かるでしょうか。タラの木の実です(中)。青空に映えます。ヤブサンザシの実も真っ赤に熟していました(右)。生食はできませんが、果実酒にはなります。

 堂平大塚古墳の斜面に群生する帰化植物のセイタカアワダチソウ(背高泡立草)。耕作放棄地や里山、河川敷に猛烈な勢いで群生し問題になっていますが、酷い花粉症を引き起こすオオブタクサよりはましでしょうか。アレロパシー(フィトンチッド)を持ち、他の植物の成長を抑制する物質を出し寡占状態を作り出します(時には昆虫や動物に対しても)。北アメリカでは州花だったり、ハーブとして利用される植物です。薬効成分も多く、解毒作用もあるので、エッセンシャルオイルなどに利用されます。花をオリーブ油に漬けて作れるそうです。新芽や花の天ぷらも美味だとか。今度食べてみましょう。
 ということで善は急げ?早速柔らかそうな小さなものを三つ採って天ぷらでいただきました。もちろん岩塩で。はんなりとした苦味がある山菜というより薬草の様な感じで、美味しくいただきました。ただ、成分がかなり強そうなので過食は避けた方がいいかもしれません。
※アレロパシー=ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果(微生物をも含む全ての植物相互間の生化学的な関わり合い)の総称で、他感作用・遠隔作用と訳される。
 スズメバチがヒノキ林やスギ林を飛ぶのを見たことがないのも、ヒノキチオールなどのフィトンチッドのためだろうか。以前、オオスズメバチに100m追いかけられた時に、スギ林に逃げ込んだら追いかけるのを止めたことがあった。

 妻女山展望台から松代方面。左の奇妙山と右の保基谷岳の間に根子岳と四阿山がくっきりと見えます。『真田丸』効果で訪問者もぐんと増えました。時間がある時はボランティアでガイドもしています。現在はここが妻女山と呼ばれていますが、本来は赤坂山で、上杉謙信の本陣と伝わる妻女山、本名は斎場山はさらに100m高い斎場山古墳のある頂きです。

 久しぶりに北アルプスも見えたので、西-北-東の180度のパノラマ写真を撮影してみました。11枚の写真を合成してあります。左から仁科三山、白馬三山、茶臼山、虫倉山、中央に戸隠連峰と高妻山、大きな飯縄山、右へ三登山と髻山、間に斑尾山、右へ信越トレイルの山脈、高社山から志賀高原の笠ヶ岳、横手山、手前に奇妙山。

 展望台から南西へ振り返ると赤松に囲まれた斎場山(旧妻女山)。これが地元で謙信の本陣と伝わる山です。展望台から右の林道を登って約20分(左)。
 上杉謙信槍尻の泉の上のカーブに、かなり太い落葉松の倒木が掛かり木になってしまいました(中・右)。高さ10m位にあるので処理できません。何箇所かで生木に掛かっているので当分落ちることはないでしょうが、立ち枯れの木なので中折れして落ちる可能性もあります。監視が必要です。今秋は台風18号の後で大量の倒木があちこちで発生し、その処理が大変でした。山仲間があちこちの倒木を処理してくれ、尚且つ林道の補修もしてくれたので非常に助かりました。

『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。

本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
 長野県シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。


にほんブログ村 写真ブログへ にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 アウトドアブログへ にほんブログ村 アウトドアブログ ハイキングへ にほんブログ村 歴史ブログへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ
『写真』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 松代夢空間主催の「妻女山 ... | トップ | 信州はキノコが大豊作。座頭... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。