早池峰“地球との絆”プロジェクト

環境学習支援プログラムのサポートブログです。

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「早池峰から地球の環境問題を見つめる動画」のご紹介

2017-03-31 16:04:41 | 映像のご案内

『早池峰から地球の環境問題を見つめる動画』の最新バージョンを2つご紹介します。

鳥さんたちをかんさつしよう!

生態系のバランスを守ろう!

 

ナレーションをつとめる猫の名前は「エメラルド」

この動画制作では、
「ここでエメラルドがうなずくのね」
「エメラルド、首振ったほうがいいんじゃない?」 
「ここでエメラルド中央・・いや、左に置いたままでいいわ」
・・・こんなやりとりが行われていました。


エメラルドのお話しから、
「いま、自然の中ではこんな大変なことが起こっているんだ・・・」
ということに気づいてもらえたら・・・と願っています。



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詩「花鳥図譜、八月、早池峰山巓」の不思議な記号

2017-02-08 14:13:49 | プログラムの頒布

朗読CDの案内パンフレットの背表紙に、この詩の全文を掲載しています。


幾度もの改稿の末、未完のままであったこの詩は、〔 〕 や 、、、、、 の記号が、あえて消さずに残された状態で、「(新)校本 宮沢賢治全集」(ちくま文庫)に掲載されています。
私どもが制作したパンフレットでも、やはりそのままの全文を掲載しているため、はじめてじっくり見た方は、きっと不思議に思うことでしょう。

ですので、例えば、
(きみがたまたま居たからさ〔〕
なんぶとらのおとか、、、、、とか
といったように、一見、「誤植ではないか?」と思われる箇所も見受けられるのです。


そもそもこの作品は、賢治の没後発見された原稿(メモ)であり、『〔 〕の中の文字は削除され、〔 〕のみが残っていた』であるとか、『、、、、、と書いてあるところから、余白に傍線を引っ張られてはいたものの、そこに何も記されていない状態であり、恐らく後々何か加えようとしてそのままとなった』と推測されるものなどがいくつもあります。

賢治が幾度も書いて消した経過を辿っていくと、この詩を書くに当たって、賢治独特の広いイメージを頭の中でめぐらせながら筆を進めたことが伺えます。
中には、早池峰の隣の薬師岳の名のほかにも、月、火星・天王星までもが登場しており、宇宙規模の壮大なスケールに展開しそうであったのですが、そこは改稿を重ねる過程の中で削除されており、最終校には残されていませんでした。

この改稿の過程は、「(新)校本 宮沢賢治全集 第五巻 詩Ⅵ」で確認することができます。

賢治の魅力は、きっとこういうところにもあるのでしょう。
多くの作品が完成に至らない状態で残されたため、そこに至る過程も含めて、賢治がどのような思考の末に筆を進めていったのかを辿ることで、更に深く賢治に触れ、その作品に愛着がわくのではないでしょうか。


私たちは、この詩を紹介することで、自然保護に対する“気づき”となるよう願いを込めていますが、賢治のほかの作品にも、自然と共生する大切さや自然に対する畏敬の念を読み取ることが出来、自然を大切にしようという心がきっと芽生えてくるものと考えています。

(み)

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ちょっと不思議なパンフレット

2017-01-30 12:46:34 | プログラムの頒布

これまで、早池峰“地球との絆”プロジェクトで制作したプログラム3種を、ご案内するパンフレットを制作しました。



A4版 8ページの仕様です。
写真は、その4・5ぺージを開いたところ。

左上が、なにやらポストカードのようになっていますが、ここを点線に沿って切り取ると、ポストカードになります。
そして、右下のイラストは、「猫山」の情景を描いたものですが、こちらも切り取るとポストカードになります。

このパンフレットには、全部で3種類のイラストによるポストカードが組み込まれていて、切り取ると、3枚のポストカードになるのです。


・・・意外と、「パンフレット」って、もらってもしばらくすると捨ててしまったりしませんか?
でも、ポストカードって、なぜかずっとずっと持っていたり。。。

そんな声を多く頂いたアンケート結果から、 ポストカードを組み込んだパンフレットを作ってみました。

 

 

このパンフレットは、こんなことを想定して作っています↓

○このパンフレットを手にとって、
「あ、なるほどね。じゃあ、ここにあるプログラムを見てみたいな。Webもあるんだ。じゃあまずweb から見てみようか・・・」
と、すぐ反応する方。

 

○最初はなんとなく手にとって、
「綺麗だな」
とか、
「なんか不思議なつくりだな」
と思っていた・・・。

そして、ふとしたとき、開いてみたら、
「あれ、これって宮沢賢治の童話だよね・・・」
と気になりだして、じっくり読んでしまい・・・
「あ、そうだよね」
と納得して、 Webを見たら、なんとにゃんこが何かしゃべっている・・・!?
「え、そんなタイヘンなことが世界で起こっているの?」
と驚くまでに、数ヶ月から数年かかる場合もきっとあることでしょう。


どちらの場合も、このパンフレットから、少しづつ環境保全について意識していただけたらと・・・
そんな輪が広がっていったらと。。。

そんなことを願って、このパンフレットを作りました。

(み) 

 

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宮沢賢治「花鳥図譜、八月、早池峰山巓」 ポストカード 2

2017-01-23 08:22:13 | プログラムの頒布

6月21日の記事『宮沢賢治「花鳥図譜、八月、早池峰山巓」 ポストカード』の、その後についてです。

はじめに作成したポストカードは、花鳥図譜、八月、早池峰山巓の詩の冒頭部分と、
「雷鳥が早池峰の岩の上から北の空を見つめる」イラストによる構図でした。
詩の抜粋部分は、以下の箇所です。 

(根こそげ抜いて行くやうな人に限って

それを育てはしないのです

ほんとの高山植物家なら

時計皿とかペトリシャーレをもって来て

眼を細くして種子だけ採って行くもんです)

(魅惑は花にありますからな)

(魅惑は花にありますだって

こいつはずゐ分愕いた

そんならひとつ

袋をしょってデパートヘ行って

いろいろ魅惑のあるものを

片っぱしから採集して

それで通れば結構だ)
 

ここで挿入した詩には、雷鳥の名前が入っていませんでしたので、
次に、この詩に雷鳥が登場する部分を挿入して、ポストカードをデザインしました。

(こゝに雷鳥が居るんですか)

(高橋さんは居ると見込をつけてゐる)

(でも雷鳥

雪線附近に限るさうではありませんか)

(ところがそれが居るんだと

一昨日ぼくが来た晩も

はい松の影を走るのを

高橋さんが見たんだと)

(でもほんたうの雷鳥なら

そんなに遁げたりしないんでせう

大へんのろいといふやうですよ)

(ははは

ところが大将

雷鳥なんか問題でない

背后のもっと大きなものをねらってゐる)

(あゝあゝそれだ

何か絶滅鳥類でせう)

(どこからそれをききました)

(今朝新聞へ出てました)

(ぢゃあ高橋さん昨日の記者へ話したな

だが鳥類ぢゃないんだね

鳥類ならばこゝが最后に島だったとき

自由によそへも行けたんだから)

(こゝが最后に島だった……?)

 

この雷鳥のイラストを塗り絵に・・・という声が寄せられたことから、
ぬりえ仕様のポストカードも制作しました。

 

これらは昨年2016年夏の間に、主に岩手県内の早池峰山麓周辺に位置する道の駅と、
公共施設に設置していただき、配布しました。
それから、花巻市大迫町にある「早池峰と賢治の展示館」にも置いていただきましたが、
何度追加してもあっとう間になくなる状況でした。

今現在は施設での設置・配布をストップしていますが、ぬり絵のポストカードについては、まだ在庫がありますので、
こどもたちのイベントなどに活用いただける場合など、ございましたらお問合せフォームより、ご連絡ください。

 

 ・・・ところで、

この詩の(  )は、なんでしょう? (適当につけたわけではないのです)

早池峰に雷鳥は居るの? (今は居ないのですが)

雷鳥が立っているのはどこ? 実際にある場所なの?

・・などの疑問に、このブログを通して少しづつお答えしていきたいと思います。



私どもの取組みは、環境保全啓発というカテゴリーに属しますが、例えば
「山に入ったら、1花を取らない 2ごみを持って帰る 3トイレのマナーを守る」
のような、行動をダイレクトに呼びかけることは控えています。

私どもが制作したツールを手にとって、そこから、なに?なぜ?どうして?の疑問が湧き、
その答えを知ることで、少しずつ自然の大切さに気づいていくこと、そのためにはどうしたらいいかを
自ら考えていただきたいと願い、宮沢賢治さんの作品をお借りしながら啓発ツールを制作しています。


共感してくださる方が一人、また一人と増えることを願いつつ。。。

 

(み)

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マイナス11度の窓辺

2017-01-15 08:39:12 | ニュース

北海道には及ばないと思いますが、マイナス11度まで冷え込むと、窓は綺麗なすりガラスの状態になります。

朝日が昇ってくると、まもなく解けてしまいます。太陽のエネルギーって凄い・・。

 

 

こちらは氷で出来たすりガラスを開けた風景。志波三山。
撮影したとき、ちょうど渡り鳥が飛んでいきました。

この中央の山は、宮沢賢治も登った南昌山。童話「鳥をとるやなぎ」にも登場します。
賢治はこの山で「のろぎ石」を採ったことを詩に残していますが、のろぎ石があるのはこの山の現在の登山道ではなく・・・。
これについては他の方の詳しく書いているブログもあるので、ご興味のある方は検索してみてください。
私もそういった親切なブログを頼りに、そして最後には矢巾町役場に電話で場所を確認して、のろぎ石と水晶を採取に行きました。

この南昌山は、古来“青龍権現”の信仰があり、雨乞いもされていたとされる霊山。
山頂には、奉納された石の権現様(獅子頭)方が今でも祀られています。

「なんで、青龍なのに権現様(獅子)なんだろう??」という私のかねてからの疑問は、未だ解明されていませんが、
この権現様方は、確かに早池峰の方向を向いているのです。。。

(み)

 

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