行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2010年7月3日(土)の日記

2010年07月03日 | 日記

6月初めの天気があまりよくない土曜日に、日帰り小旅行+昼飯にご馳走+お酒ということで御宿へあわびを食べに行ったら、なかなか楽しかったのでまたどこか別のところに行きたくなった。この土日も天気は悪そうなので、こうした小旅行には最適。

今日は朝5時起きして洗濯物の半分をやって、脱衣場の突っ張り棒に干し、除湿機を速乾モードでタイマーをセットして動かし、そして出かける。

電車で千葉まで行って、千葉駅前から館山道を経由して野島崎まで行く高速バスに乗る。

このバスは現在、館山までは1日に20往復運行しているが、そのうち6往復が野島崎まで行く。京成バス、日東交通、館山日東バス3社の共同運行ということで、行くときに乗った青いのは京成だった。

館山の少し手前、富浦で高速道路が終わるが、千葉駅を発車してからそこまで1時間20分。館山へ行く道から少しそれて、道の駅とみうら枇杷倶楽部へ寄るので、高速を出てから15分かかって館山駅前。それでも千葉駅から1時間35分。JRだと千葉からだと蘇我まで2駅各駅停車に乗ってから特急に乗り換えるが、ほぼ同じ時間。運賃+特急自由席で片道2,350円。この高速バスは運賃しかかからず、館山までが片道1,500円。野島崎まで行っても1,800円。東京方面からだとアクアライン経由で自家用車でもバスでも行けるようになっているから、内房線の特急にあまり人が乗らなくなって本数が減るはずだ。

館山から野島崎へは半島の丘を越えるのではなく、千倉のほうをまわって行くので時間がかかり、館山からさらに50分ぐらい走って終点の白浜・野島崎。千葉駅からで2時間と25分程度。野島崎の少し手前、南房千倉大橋からの海。

曇天だとまあこんな感じ。

でも雨は降っていなかったので、野島崎の先のほうまで行ってみる。

野島崎へ初めて来たのは9年前のサイクリングのときだった。

そのあと厳島神社にお参りして灯台へ行ってみる。

しかし灯台は、今は業務の都合で見学中止中とのこと。だけど、”きらりん館”という小さい資料館は見学OKということだったので、そちらだけ見てくる。

灯台の次は白浜海洋美術館へ行く。

これは私設の美術館ということだ。江戸時代から大正時代にかけての海に関係する、芸術的価値のあるものを集めて展示しているとのこと。

大漁半纏の展示が一番多かったが、興味を引かれたのが一緒に展示されていた染物屋さんの見本帳。大漁半纏は大漁のときの年末に、網元が作って漁師さんたちに配るものだが、作るのは染物屋さんの仕事。見本帳はいろいろな図柄を載せた商品カタログで、昔だから当然手描き。完成品の色鮮やかな半纏に目が向いてしまうが、それを作る人たちがいて、今の時代と同じようにカタログを作って商売していたわけで、世の中の基本的な仕組みは昔も今も変わっていないことを感じた。

海洋美術館を出てきたら正午少し前。朝が早かったから腹も減ってきた。いよいよお楽しみの時間。野島崎のロータリー前にあるいそやへ行く。

当然最初はビール。小鉢はお通し代わりに出してくれた地元産という筍の煮物

この店はこれまで2度来ている。どちらもサイクリングのときに昼飯に立ち寄った。そして食べたのはサザエカレー(このとき)やあわびカレー(このとき)。でも、メニューにはいろんなものがあって、飲みながら食べたくなるような磯料理もいろいろとある。

今回は磯料理を食べて飲むつもりで来た。

親方にサイクリングで2度来たことがあると話したら、「前にも見たことがある人だと思った。」と言われた。なんとなく覚えていてくれていたようだ。(ブログに載せるよと断って写させてもらった。)

梅雨で天気がよくない時期だから食べて飲みに来たと言うと、「ゆっくりしていって。」ということだった。

まずは刺身の盛合せ。房総らしくなめろうが入っている。

そしてさざえのつぼ焼き

ビールの次は冷酒。寿萬亀の”房総白浜”というラベルの酒。

つぼ焼きと同じ値段(800円)でさざえの刺身もあったので注文。

さざえ刺しとしてはそんなに高くないと思ったが、ワタは付いてこなかった。

冷酒のあとはレモンサワーを2杯。締めの食事はさんが定食。さんが焼もなめろうと同じく房州料理。

満足して店をあとにする。飲み食いしている間に少し雨が降ったようだけど、店を出たときには上がっていた。帰りのバスは午後2時半過ぎ。館山日東バスの車だった。

レモンサワー2杯がちょっと多かったようで、千倉までの海沿いをくねくねとカーブしながら走る道はちょっときつかった。館山を過ぎ、道の駅とみうら枇杷倶楽部までは覚えているが、高速に入ってあまり揺れなくなったら眠りに落ちて、気が付いたら高速を降りて蘇我駅へ向かうあたり。ところがまた眠りに落ちて次に目が覚めたら、もう千葉駅前に着いていたのであわてて降りる。なんとか忘れ物はしないですんだ。

乗り物の中でこんなに深い眠りに落ちたのは、おそらく人生で初めてだと思う。そういう眠りが「爆眠」と呼ばれるのをたまに聞くが、今日のはまさに爆眠だった。

千葉駅着が午後5時少し前だったので、家に着いたら午後6時を回っていた。途中のセブンイレブンでサラダうどんを買って晩飯にする。昼がご馳走だったから軽いものにしておく。

バスの中で爆眠したけど、やっぱり昼間から酒を飲んだりしたからまだ眠い。今夜はぐっすりと眠ることにする。