旧・毎日がブエノス・ディアス!

タニィのアルゼンチン、ウルグアイを中心とした日々ラテンな話題をつづっています。

ベト・カレッティの初DVD!

2007年06月30日 | 音楽つれづれ

(写真は2005年来日ライブ盤最新CD "En vivo en japon")

2005、2006年と続けて来日公演し大きな反響を呼んだ
アルゼンチン人ブラジル音楽シンガーソングライター、
ギタリストのBeto Caletti(ベト・カレッティ)。

2005年の来日では大須の街を一緒に散策したり、お好み焼きを
食べて、インタビューもさせて頂きました。

彼のサイトがリニューアルし、初DVDがアルゼンチンで
発売予定です。(DVDタイトル画像は入手次弟UPします)

Beto Caletti公式サイト

それに伴い7・8月地元ブエノスアイレスのNotoriusで
ライブを開催。
Notorius, 住所:Callao966, 予約:4815-8473

mixiコミュ


ベトは同じアルゼンチン人でブラジル音楽シンガーソング
ライター、ギタリストのAgustin Perreyra Lucenaのお弟子
です。


DVDの日本発売はいつ頃だろう???

アルマジロの続き…

2007年06月30日 | その他南米
以前日記で「アルマジロ、ナマケモノ」について書きましたが、

スジが悪くてちっとも上達しなかった、アルマジロで出来た弦楽器「チャランゴ」。

タニィが借りていた、実際のチャランゴの画像があったのでご紹介。
(写真0678)
↑コレそのものを弾いてました...wow!

このアルマジロのチクチクした毛が摩擦で滑りにくい効果があってよかったですが
やっぱ実際見るとリアルです。

これは当時タニィがアルマジロのチャランゴを貸してもらい、弾きかたを習っていた友人の
サイトです。たまたま4弦楽器「クアトロcuatro」を調べていて、見つけました。

ちなみにクアトロも木製のチャランゴも(チャランゴより大きなチャランゴンも)紹介されている
ボリビアのサイトは見ていて楽しいです。
(さすがにボリビアの通販はいまだかって利用したことがありません。)



・・・さらに色々検索してたら、今度はYAMAHAの「おんがくういくり」というサイトを発見。

その中の「おんがく世界めぐり」◆中央・南アメリカは元職場仲間でmy mixiの
Fさんが執筆していたのでした!これも知らなかったワァ。。。

「世界楽器シリーズ」も楽器の図鑑みたいでたのしいです。




タニィ所有の放置チャランゴ…可哀想。
裏はアルマジロではなくて木製で彫刻が施されています。


ジェルジェムズ(GelGems)

2007年06月30日 | アルゼンチン
日本のおしゃれな雑貨品売り場ではすっかりおなじみ・透明でポップな
宝石(=GEM)のような「ジェルジェムズ(GelGems)」。



ステンドグラスやセロファンが大好きなタニィのツボです。

実はこれ、アルゼンチン製です。
裏の製造国表示に記載がありますが、最近はお隣りの国ウルグアイ製も増えてます!
アルゼンチンよりコスト安いのかしら?



工業用接着剤の研究をしていたアルゼンチンの化学者夫妻とその3人の娘達が生みの親。
ケーキの飾りとして作った特製のゼリーをふざけて窓にくっつけたのがそもそものの始まりだそうです。

現地では見たことのなかった雑貨ですが、日本ではすっかり定着した人気
のようす。種類も豊富になってきたし特にXmasや暑い夏には見た目も楽しく
かなり欲しくなります。
ただし、熱にはとても弱いので、暑い真夏の直射日光が射す窓ガラスに
貼り付けるととろけてしまうのでご注意!!!

特に好きなのは、冬に販売されてた「雪の結晶モチーフ」、銀やブルーの
ラメが綺麗でした♪

タニィは好みじゃないけれど、最近ではキティやミッキーなどキャラクター
モチーフもあるようです。(コピー商品ご注意!)

最近某ディスカウントホームセンターで相方が見つけたのは、「金魚鉢の
お魚モチーフ」と「ワンコのバウ足跡とフードボールモチーフ」。通常価格
より200円以上安かった。


それでも、ジェルジェムズちょっと買うには高価なんだなぁ...
まあ特殊な商品だから仕方ない...
(高くつくが故にアルゼンチンやウルグアイでは販売するにはコストが合わない
んでしょうか?確かにあの値段では売れないと思います...)

最近は100円均一ショップで例によって某国からの類似品コピー品ぞくぞく
販売中ですが、微妙に出来が雑で色味も悪く…まるで偽物のテーマパーク
を彷彿させます。笑

ジェルジェムズ(GelGems)公式サイト(英語・一部スペイン語)

サンチェ フルーリェ
日本語でジェルジェムズ(GelGems)。を紹介・ネット通販するサイト。
見るだけで楽しくかなり充実。
(初筆:2005-10-23)

インディーズ系映画放送en Bs.As.のお知らせ

2007年06月28日 | アルゼンチン
アルゼンチン在住の皆様
(参考:日本のアルゼンチンや映画が好きな方々)

昨日からブエノスアイレスのケーブルTV系列でアルゼンチン・インディーズ系
映画界で活躍するルミエール・テツオ Tetsuo Lumiere氏の作品がオン・エアーされています。



Tetsuo氏はオベリスコいじりが得意。↑


テツオ氏はビクター主催
「東京ビデオフェスティバル2007(第29回)」Tokyo Video Fes(2007) vol.29
『The Flying Saucer and My Friends(空飛ぶ円盤と僕の友達)』
優秀作品賞を受賞し、その表彰式出席のため3月に来日していました。

たまたま別のイベントでテツオ氏と話す機会のあったタニィ、その弾丸トークで
熱く渋谷の街や古い庶民派・東京の下町(彼の宿泊先があった場所)について
語ってくれる姿を見ていると、初対面なのに

『熱い、懐かしい、あんたは鉄男ダネ』

と妙なシンパシィを感じてしまいました。。。
(でも話しすぎるとくどいかも?彼は英語もお得意のようです)




 ↑テツオ氏いわく『Obelisco Loco=おばかなオベリスコ』


そんなわけで個人的には本人のキャラも作品も素敵で応援しているタニィです。
(もっと知りたい方は世界の音楽雑誌『Latinaラティーナ』5月号のEspacio欄を
ご参照下さい。)




ナンセンス映画がお好きな方はきっと楽しんで頂けると思います。
(好きになれない方もいるだろうな、とは思います・・・苦笑)

彼は監督の他に主演等もしており、作品はショートムービーが主流です。
テツオ氏の公式サイトからYoutubeで公開中の彼の他作品もご覧になれます。
Myspaceでもご覧になれます。



↑この写真もご本人のキャラそのままに、印象的。

(東京ビデオフェスティバル2007(第29回)」優秀作品賞受賞作の
『The Flying Saucer and My Friends(空飛ぶ円盤と僕の友達)』
は日本語字幕つき)

参考記事:
『TL-1』
長編映画『Mi reino por un platillo volador』MALBA美術館での上映告知
文化系に強いアルゼンチンの大衆紙『Pagina12』の記事RADARより。
Tetsuo Lumiereの紹介。

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Esta semana el canal CIUDAD ABIERTA
presenta CUATRO capítulos de

LAS DESVENTURAS DE
VALENTINO

Dirigido por: Tetsuo Lumière

Cuatro capítulos. Cuatro consejos para ser un buen ciudadano.
Cuatro mini-películas de tan solo 3 minutos de duración.
Cuatro risas cada cuatro segundos. Cuatro capítulos al hilo…
uno detrás de otro.

Capitulo #01: Bolsa de Basura /
Capitulo #02: No Pintar /
Capitulo #03: Mi Perro Mi Caca /
Capitulo #04: Cruzar Ciudadanos.

Martes 26 00.00 hs
Martes 26 06.00 hs.
Martes 26 12.00 hs
Martes 26 18.00 hs

Miércoles 27 23.59 hs.

Jueves 28 00.00 hs
Jueves 28 06.00 hs.
Jueves 28 12.00 hs
Jueves 28 18.00 hs

Canal 80 Multicanal
- Canal 80 Cablevision
- Canal 82 Telecentro

Para más información:
http://www.tetsuolumiere.com/valentino.html

Sitio oficial Ciudad Abierta:
http://www.ciudadabiertatv.gov.ar/



My Official Website:
http://www.tetsuolumiere.com
http://tetsuolumierevideos.blogspot.com/

えどしんsanの◆ようこそ!カクテル・ラボラトリーへ◆HP

2007年06月26日 | つれづれ etc.
Gato Negro=クロネコ がきっかけで交流が広がったえどしんsan、
運営されているケータイHP「◆ようこそ!カクテル・ラボラトリーへ◆

音楽や映画、小説、街で見つけたバーなど酒に関する、ちょっといい話しを満載中!!

軽快な文章でサクっと毎日読める感覚と、えどしんsanの素朴な「今日の一枚」
手描きイラストがなかなか味わいあります。

タニィは最近は本当に貧乏ヒマなしな上に時間の使い方がヘタっぴで、
自分のコネタを日記にするので精一杯な情けなコシヌケモードなのですが
えどしんsanのあちこちサーチして、うまく話題に取り入れている姿勢は見習いたい
もの・・・

文章の軽快さ、簡潔さもね。

129:一目見たとたんにラテン人

130:いいものは、いい!

・・・にご紹介頂いた、在USAジャズピアニストの大野智子さんのCD発売記念ライブが
今日6/25(月)と26(火)にブエノスアイレスのNotoriusノトリウスで開催される~。
そして7月には日本公演も!

大野智子new CD「Jazz Meets Tango 」記念ライブ


お会いするのと、演奏を聴くのが、楽しみ~~~~!!!

ところでえどしんsanのコメントの最後にある「いみし。」って何だろう?
気になる。。。

アルゼンチンの牛肉・・・その3

2007年06月26日 | 食 de 南米
アルゼンチンの牛肉・・・その3です。

日テレ『世界めちゃウマ食遺産』の話の続きに戻ります。

この番組では、アルゼンチンの代表的料理アサードの紹介・・・として最終的に牛一頭を
皮付きのまま開きにしたものを「蒸し焼き8時間」というのが登場してました。

番組ではゲストたちに「これを食べたいですか?」と尋ね、他3カ国の自慢料理も紹介して
最終的に投票してもらう趣向になってました。

 肉部門では、アルゼンチンに続いて「ブラジル・コブ牛のコブ=クッピン」と、
「フランスの仔牛の胸腺=リード・ヴォー」と「スペインの闘牛の肉」が紹介されていた
と記憶しています。

当然日本へはアルゼンチンから牛一頭を連れて来て目の前で焼くわけにも行かず
(アルゼンチン牛肉は輸入規制でまだ日本には輸入が許可されていないのです。)日本の
牛を1頭こんな風に毛がついたまま調理するのも支障があるようで映像のみの紹介でした。

・・・その結果、スタジオにはブラジルの「こぶ牛のコブ=クッピン」が登場し、ゲスト出演者
たちはコブを試食しました。(ちなみに鶴見のブラジル料理店「セグレード」の方がサーブされ
ていました。)
セグレード・・・なんとなく聞いたことあったタニィ、調べてみたら見覚えある店でさらに調査したら、
やっぱり!セグレードが以前「Doraドラ」という店だった時、食べに行ったことがありました。
店名が変わってからも気になってチェックしてたんで覚えてました。

 ちなみに日本にあるアルゼンチン料理店の代表では「コスタ・ラティーナ」の店主・ディエゴ
が番組に登場していました。日本人&キューバ人のハーフ、SHEILAの行きつけでもあって、
最近はディエゴとコスタ・ラティーナが脚光を浴びてますネ。
タニィは2005年にコスタ・リカのSON SAX来日の際にコスタ・ラティーナへ行ったのですが、
その時はカリブっぽいイメージの店内でアルゼンチン人経営とは気づきませんでした。


さて、番組内容に戻ります。
番組のゲスト出演者たちはほとんどみな初めて「こぶ牛のコブ=クッピン」を試食する・・・
というシーンです。
食べてみると意外にも「美味しい」と絶賛!うん、まあ確かに美味しいんですよね。
タニィも好物ですがたくさんは食べられないかな?ちょっと脂っこい気がします。

そして最終的にゲスト出演者たちに「世界食遺産に認定したい料理」の投票をお願いします。
となって、以下4つの中から上位2つを「食遺産に認定」しました。

A.「アルゼンチンの牛一頭まるごとバーベキュー=アサード」
B.「ブラジルのこぶ牛のコブ=クッピン」
C.「フランスの仔牛の胸腺=リード・ヴォー」
D.「スペインの闘牛肉料理」

の4つのうち結局、試食の強みもあって番組上ではコブが1位、2位がアサードでした。
一応2位までが認定なので、アサードも「食遺産に認定」されましたが、アルゼンチンファン
としてはなんとなく納得がいかない番組運びでした。

なんか?ブラジルの良いように下敷きにされた感のあるアルゼンチンのアサード。
まあテレビ番組上、面白くするために情報操作をすることはよくあることですが、
アルゼンチンの食事情が番組の都合によりきちんと紹介されていなかったのでは?
という不満がむくむく沸いて・・・なんとなくひっかかりました。

まず、アルゼンチンで「毛のついた牛まるごと一頭アサード」自体がまず一般的ではない
という点がひっかかる。
確かにあの映像を見たらインパクト強いし、印象に残るし、・・・でも食べてみたいか?は
人によりけりですよね。。。
実際アルゼンチン人がみなああやって食べるのが一般的なら納得ですが、普通はそうはしない。
・・・だからそれを投票対象にするのはどうか?と。

それから、放送の中でアサード紹介映像で登場したのは、牛肉とホルモン部分のうちの
牛の小腸=chinchurinチンチュリンのみ。
(チンチュリンはそんなに好きではないタニィです。)

が、しかし本場のアサードは牛肉だけではありませんよ!
まずチョリソー(唐辛子辛くないです)と、イタリア料理のブータン・ノワールと恐らく同じ血詰の
黒いソーセージ=モルシージャをまず最初に食べます。
(この部分番組では完全に省略されていて説明もなかった・・・)

そしてホルモン系もチンチュリン(小腸)だけじゃなくて、リニョン(腎臓部分)、
フランス料理「リード・ヴォー」としてこの番組で紹介されていた「牛の胸腺=モジェハ」も食べます。
このモジェハがタニィは大好きなのです!!!

ところがさ~~~、フランス代表がこのモジェハと同じ部位であるリードヴォーだったことから、
おそらくアルゼンチンのモジェハは同一部位ということもあってあえて省略されてたんですね、きっと。
残念でなりません。

ホルモン系は好みもあるとは思いますが、アルゼンチンのチョリソーは本当に美味で、日本でも
在アルゼンチン人が作ったチョリソーがブラジル料理店にも卸されているそうだし、試食に
ぜひ登場させてほしかったなぁ!なんて思うのです。
チョリソーって日本ではメキシコの「唐辛子辛いソーセージ」がイメージですが、アル
ゼンチンのは唐辛子は入ってません。何せピリ辛苦手な国民ですから!!!
この点も日本人のイメージとはずいぶん違うらしく意外って言われますが・・・

牛の胸腺=モジェハも本当に美味しいんです。
店や品質、また焼き方によって違いはありますが良質でシンプルに塩味・炭火で焼かれた
モジェハは脂はのってるけれど、しつこくなくてやわらかく絶品だと思います。
日本では高級食材だからフランス料理店へ回されるため一般市場に出回らないそうです。

さらには鳥肉(=polloポージョ)も、新鮮な*子ヤギ(=chivo, chivitoチボ、チビート)
や子羊(=oveja, ovejitaオベハ、オベヒータだったかな?)も!!!
新鮮な野菜もたっぷり、レモンやフレッシュオリーブオイルに酢がたっぷりのてづくりの
フレンチドレッシングで頂きます♪

ああ~最後は因縁の?アルゼンチンVSブラジル的発想になってしまいましたが、ブラジルの
文化も音楽も、シュラスコやモケッカ等のお料理も大好きなタニィなのです。
アルゼンチンVSブラジル、、、となるとついアルゼンチンを応援したくなるダケなのです♪
ご了承ください。

番組に登場していたオーナーたちのレストランリスト

*ウルグアイにChivito(チビート)という名物料理がありますが、実は子ヤギではありません。
ご注意!!!ではいったい何か?!笑 
またそのうち書きます。

ちなみにウルグアイのアサードはほぼアルゼンチンと同じと考えていただいてよいと
思います。

Felicitaciones a BOCA Junior!.ボカ!おめでとう!!!

2007年06月21日 | アルゼンチン
祝・南米代表!!!

われらがボカ、グレミオを破り6度目の南米王者に!!! 
2007.06.21 Boca Junior 日本支部サイトより)


ブラジル代表のグレミオを下しました。




Hecha para Boca
2007.06.21 アルゼンチンのスポーツ新聞OLEより


2003年大会で世界一になって以来の来日。
12月の世界クラブ選手権が楽しみです!!!



おまけdeアルゼンチンの牛肉・・・その2

2007年06月21日 | 食 de 南米
『chimichurri=チミチューリ』で検索したらいろいろ出ました。

●CDのタイトル『chimichurri』はテクノなんだな・・・?!

●『chimichurri』メキシコだと『Hot Sauces』に分類されて辛いソースで通ってるみたい。(このサイトは英語ですがメキシコもスペイン語圏です)

●「子供を連れてアメリカ留学!研妻生活支援メルマガ」では
「第28号 7/17/2006 発行●アメリカのお肉」でアルゼンチンのお肉が神戸牛にも負けぬ美味しさと言われている、『chimichurriソースでいただくと最高』と。
 このメルマガの真ん中あたりには『chimichurri=チミチューリ』のレシピも。

●参考にしたアルゼンチン人による『chimichurri』レシピ(スペイン語です)。
 ウルグアイでは『chimichurri』を『adobo』という場合も・・・

あ~あ、お腹がすきますネ。

アルゼンチンの牛肉・・・その2

2007年06月21日 | 食 de 南米
アルゼンチンの牛肉の話題・・・その2です。

 日本で牛肉をアルゼンチン式に料理するヒントを考えてみました。

在日アルゼンチン人やブラジル人の方々が現地の赤身牛肉に近い食感で値段も手ごろと
日本で選ぶのはオージービーフ。

かたまりに近い肉を購入し両面に岩塩をすり込みます。
・・・と言ってもアルゼンチンではアサードは男性の仕事。女性は口も手も出せません。
タニィも焼く風景は興味津々で眺めるものの、秘訣は教えてもらえなかった。笑

日本で調理する場合はバーベキュー・コンロで炭火焼きにすると、いい感じに余分な脂が落ちて
遠火でじんわり焼けます。

湿らせた新聞紙を肉にかぶせて焼くと表面が乾かず、じんわり蒸し焼き率がアップするそうです。

(本場のアサデーロさんのコメントがほしいところ?)

家庭の台所でアサード風にお肉を調理するなら、少し厚めの赤身と脂身のわかれた牛肉に、
しっかり岩塩をすり込み、フライパンで表面をこんがり焼くか、オーブンでローストビーフ風?
にすると結構近い感じの旨味あるアサードが食べられます。
(かたまり肉の表面にオリーブオイルをぬると表面が乾燥せずgoodです)

秘訣は食べるときに好みでつける「chimichurri チミチューリ」ソース。
タニィも大好きです!!!

ソースと言っても、トンカツソースやウスターソースみたいなのではなく、パセリやオレガノ、
タマネギとトマトやピーマンのみじん切りにオリーブオイルと少し酢を加えて作るサラダ
ドレッシング風。
※ブラジルの肉料理「シュラスコ」屋さんでこれに似たのが登場してました。
お肉の脂が口の中でさっぱり緩和される気がして食がすすみます。

チミチューリの味や作り方はアルゼンチンの各家庭で違います。
アルゼンチンやウルグアイでは専用の調味料?が入った『チミチューリの素』みたいな
ものが売ってて、これにオリーブオイルと水を加えて混ぜれば出来上がり!というもの
ですが、便利。オレガノやパセリ?等の乾燥ハーブやスパイスの味が強い気がします。




右の赤い大袋がアルゼンチン製。左の緑の小袋がウルグアイ製。
どちらもチミチューリなのですが、ウルグアイのは『mojo de parrilla=パリージャ用ソース』という
商品名になっているところが面白い。


「チミチューリ」の簡単なレシピを見つけました。
日本でも作ることが出来るのでご紹介します。

※「チミチューリ」のレシピ
■ 材料 ■
・パセリ1束:茎を除き細かく刻んだもの。(だいたい2カップ位)
・にんにく8~10片を細かく刻んだもの。
・新鮮なバジル2枚を細かく刻んだもの。
・赤ピーマン大さじ1杯を刻んだもの。
・オリーブオイル1/2カップ。
・りんご酢大さじ2杯。
・バルサミコ酢大さじ2杯。
・レモン汁大さじ2杯。
・その他:お好みで塩、お好みで挽きたての新鮮なコショウ。

■ つくり方 ■
1.密閉できるふた付きの清潔なガラス容器に刻んだ材料をすべて入れる。
2.オリーブオイル、レモン汁、りんご酢とバルサミコ酢をパセリが浸って
  隠れるくらいまで入れる。
3.塩とコショウを好みで加える。
4.味見して、好みで酢や塩、コショウを追加する。
5.ふたをして冷蔵庫で1~2日寝かす。
(使用日より1~2日前に作っておく)

<バリエーション>
・もっと味にメリハリがほしい時は好みで粉末唐辛子を加えると辛さが加味されます。
・お好みでコリアンダーを入れる場合も。

■ 使い方・他 ■
・『チミチューリ』はすべてのお肉料理によく合います。特にアサード(焼肉)には
ベストです。
・『チミチューリ』はまた、マリネにも合います。
・冷蔵庫で数週間は保存がききます。

--------------

上記よりさらに簡単なレシピ:

ベースは上記レシピですが、パセリ、にんにく、バジルらを細かく刻んだものにトマト、
タマネギ、青いピーマン等を刻んだものを加え、塩でしっかり味を調え、ふつうの
アルコール酢を利かせて寝かさずに即使うタイプのチミチューリもさっぱりしてて
オツな味です。

アルゼンチン&ラテン★映画情報6~7月

2007年06月20日 | その他南米
何度目かのご紹介かもしれませんが、改めて・・・

特にカストロのドキュメンタリー「コマンダンテ」については
関連サイト「- Cafe de Panchito -」COLUM の書き下ろし映画
解説が分かりやすくてお勧め♪

●アルゼンチン映画『ボンボン Bombon』(2004)
世界一ツイてないおじさんがある日、幸せを呼ぶ犬、ボンボンと出会ったー
ヨーロッパで大ヒットしたラテン版「わらしべ長者」、ついに日本上陸
タニィより→
日本公開まで3年待ちました!待望の映画です。パタゴニアの自然とおっとりユーモラスな

アルゼンチン特有犬種であるドゴ・アルヘンティーノのわんこが織りなすドラマをほぼ
オール素人役者さんたちがリアルに描きます。
映画というよりアルゼンチンの実にリアルな日常という感じ。

ソリン監督ならではの美しい映像と、フアン・ファルーのギターなどアルゼンチン
・フォルクローレ音楽の素晴らしさがしみじみ感じられる映画。
  6月16日(土)~29日(金)まで<幸せを呼ぶ>限定ロードショー
  名古屋・名演小劇場

※その他全国での上映予定(好評時は上映期間延長有)・・・
6/2~7/6(好評につき上映延長!)大阪・OS名画座
6/2~6/22兵庫・シネカノン神戸
6/9~6/22福岡・KBCシネマ
7/7~7/20静岡・静岡シネギャラリー
7/14~  岡山・シネマクレール
7/28~  北海道・シアターキノ
       →※ワンコ写真持参で入場料1000に。
       →持参の写真で「幸せをはこぶ<犬>展」を7月中旬より開催!
8/11~  三重・伊勢進富座
8/18~8/31青森・青森シネマディクト




続いてキューバの映画ですが、20世紀の革命の歴史の一端にふれることが出来る
貴重なドキュメンタリー。
書き下ろしの映画解説は「南米音楽サイト de 西村秀人- Cafe de Panchito -」COLUM をクリック♪
キューバ音楽についての説明もあって参考になります。

上記サイトはまだリニューアル途中ですから
若干歯抜けな内容です。徐々に充実させますのでお楽しみに・・・


●キューバ映画 最後の革命家フィデル・カルトロ
  『コマンダンテ COMANDANTE』(2003)
  7月7日(土)~27日(金)
  名古屋シネマテーク
  上映は変則。
  7/ 7-13 (13:10/15:00/16:50/18:40)
  7/14-20 (10:40/16:35)
  7/21-27 (10:40~12:30)


●キューバ映画『低開発の記憶 ーメモリアスー』(1968)
  7月7日(土)~13日(金)AM11:20/PM8:30
  名古屋シネマテーク

イベントお知らせが続きますが・・・

2007年06月19日 | つれづれ etc.
わくわくラテン(*^_^*)BBSで詳細告知していますが。。。


◆ 6/24(日)ラテンアメリカの子供たちのためのチャリティーコンサートat 横浜

◆ 立教大学ーラテンアメリカ研究所の講演会(6~7月)

◆ 7/11(水)はアルゼンチン映画祭! at 目黒

◆ ARIEL ASSELBORN の公演案内 at 四谷


特に立教大学の講演会は以下4テーマの講演会が聞けますのですべて通して聞くと
中南米の今の様子が理解できて有効だと思いますヨ・・・
なかなか聞けない大使のお話等、貴重な講演会です。

■アルゼンチン大使講演会
■ブラジル、サンパウロ東洋街の形成と変容
■ボリビア大使講演会
■キューバ大使講演会

ちなみにタニィはどれも行けない。。。泣
以上

サルバドール・ド・バイーア*NHKの世界遺産番組

2007年06月17日 | ブラジル
NHKの世界遺産番組のひとつ「探検ロマン世界遺産」

当初構成やらがいまひとつな印象の番組でしたがシンプルなドキュメンタル
構成で最近見やすくなりました。
昨日6/16(土)ブラジル北部、バイーア州サルバドールのカーニバル
(カルナバル)のお話、お勧めです。(再放送予定以下ご参照)

複雑な環境の中、縁あって音楽でつながる家族と暮らす子どもたちと
メストレ。カーニバルに向けてお金を集めて、楽器やスティックを
綺麗にしたり…年々商業的になっていくサルバドール・カーニバルの
現状が描かれていますが、少女&子どもたちの真摯な姿と表情が素敵
でTVを見ながら、ずっと「いいなぁ。かわいい」を連発してしまいました。

カンドンブレの神様が舞い降りる様子も。この踊りを見ているとルーツは
やはりアフリカでザンビアで見たシンプルなダンスと演奏とも共通する
部分を感じるし、ウルグアイに残るカンドンベの踊りにも(直接的つながり
はないと学術的には言われているけれど)同じ香りがぷんぷん感じられます。
(このようなよりプリミティブでより原始的なアフロ音楽&ダンスに心惹かれます)

2000年のカーニバル直前に訪問した大好きなサルバドール♪
再び行きたくなりました。。。
素晴らしい写真を撮り続ける在サルバドール・北村欧介さんの写真もどうぞ。

再放送(BS2と総合)以下です。見逃した方はチェックしてみてください。

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6月20日(水) 15:00~15:43 ブラジル
NHK BS2 再放送 情熱と哀愁のリズム サンバのふるさと 
~ ブラジル・サルバドール ~

6月20日(水) 深夜(木曜午前)1:05~1:48 ブラジル
総合 再放送 情熱と哀愁のリズム サンバのふるさと 
~ ブラジル・サルバドール ~

6月22日(金) 16:05~16:48 ブラジル
総合 再放送 情熱と哀愁のリズム サンバのふるさと 
~ ブラジル・サルバドール ~
※中部地方は別番組

NHK世界遺産 
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大野智子new CD「Jazz Meets Tango 」記念ライブ

2007年06月15日 | 音楽つれづれ
大野智子 ニューアルバム
「Tomoko Ohno in Buenos Aires - Jazz Meets Tango -」記念ライブ

6月25日(月)& 6月26日(火)21:00 開演

場所: NOTORIOUS  
Av. Callao 966, Buenos Aires, Argentina
Reservas :4813-6888 / 4815-8473

※今回のBs.As.ツアー後、7月8日~日本ツアー(札幌7/24.25、東京8/2、名古屋、岡山)も予定。


Tomoko Ohno 大野智子(ピアノ)
日本の大学卒業後ニュージャージー州立ウィリアム・パターソン大学音楽部ジャズ学科で学び、
卒業後はリンカーン・センター、カーネギーホール等で著名ジャズ演奏家と共演等を重ね、
現在もNYを中心に活動するジャズピアニスト。




 ◆New CD「Tomoko Ohno in Buenos Aires - Jazz Meets Tango -
 アルゼンチンのジャズレーベルとして定評あるNotoriusのMDRレーベルから発売。
 ピアソラの曲、自作曲、ジャズのスタンダードが収録され、いわゆるタンゴファンはもとより
 ボサノバやジャズ好きにも心地良いサウンドに仕上がっている。
  cafeglobe.com インタビュー
  日刊ゲンダイ(関西版)vol.219
  Divajazz.com Tomoko Ohno(English)
  Discografia de Bs.As.(Spanish)



Ricardo Cavalli リカルド・カバージ(サックス)
アルゼンチン・ジャズシーンで活躍するサックス奏者。
他共演にジャズ・ピアニストでタンゴにもアプローチするアドリアン・イアイエス等がいる。
イアイエス主宰のS Jazzレーベルよりソロアルバム「Súndaram」を発表。





Ricardo Lew リカルド・レウ(ギター)
70年代ピアソラ・コンフント・エレクトロニコのメンバーでピアソラと共演経歴を持つ。
その後もアルゼンチン・ジャズ・ギタリストとして常に第一線で活躍。
共演も多数で最近ではオスワルド・ピーロとスサナ・リナルディの娘Ligia PiroやCHE TRIOにて活躍中。
リリアナ・エレーロのサポートメンバーだったギタリスト、マティアス・アリアスも彼に師事していた。




おまけ:
newアルバムでは彼女が大好きなブエノスの老舗「La Americana」のエンパナーダを片手にポーズする
お茶目な写真も見られます♪
過去のアルバムはAmazon.co.jpで取り扱いしています。

アルマジロ、ナマケモノ

2007年06月14日 | その他南米
前回のTV「どうぶつ奇想天外」で紹介されていたアルマジロ。

本当に完ぺきにきれいなボール型になってて、おどろいた!

その子ども(日本では珍しいが生後3ヶ月)も丸まったら、

これまた完ぺきな小さなボールで、動物って素晴らしい!と感動。

伊豆バイオパークのサイトにアルマジロ親子の写真があります。
 南米の大ネズミ=カピバラさんもいますね~(キャラのカピバラさんも・・・)
(アルゼンチンではカルピンチョといいます→ムツゴロウさんが著書で書いてる・・・気になります)


実はアルマジロは南米原産の動物で、その殻はチャランゴというウクレレに似た弦楽器
に使われることがありますが、ワシントン条約等で輸入が禁止されていたりしており
最近は木で出来たチャランゴが多いです。
(タニィ昔習っていましたが・・・スジ悪し、泣;)

ちなみにアルマジロは食すると相当美味しいらしく、昔ペットで飼ってた知り合いが愛する
アルマジロを留守中、友人に世話を頼んでいたら食べられてしまったという悲しいエピソードを聞きました。

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ともあれ、生き物好きなタニィが南米で一番びっくりしたのは、アルゼンチンの地方都市、
ラプラタ市にあるラプラタ博物館でみた「巨大アルマジロの化石」。

ゆうに体長2~3mはあるアルマジロです。

ラプラタ市探訪

はっきり言って恐竜の本物の全長化石を見たよりおどろいた・・・

もう1つ驚いたのは「巨大ナマケモノの化石」こちらは3m以上かな?
巨人の化石みたいです。

昔南米大陸に大足の人間=パタゴンがいたとかパタゴニアという地方名の由来となった伝説も
ありますが、オオナマケモノ伝説なのでは?・・・な~んて一人ロマンをめぐらせてしまいそうな
動物とその化石の話題でした。

アルゼンチン&ラテン情報6~7月

2007年06月14日 | アルゼンチン
今後のアルゼンチン&ラテン情報です。

※個人的には会田桃子楽団の演奏と、セルヒオによるカンドンベが気になります。

 ~没後15年アストル・ピアソラ3部作・第2、3弾、金沢のイベント~

●2007年6月24日(日)19時開演(18:30開場)
 場所:金沢芸術村パフォーミングスクエア
 一般:前売¥2000(当日¥2500) 高校生以下:前売¥1000(当日¥1500)
 ブエノスアイレス迷宮:ボルヘス、フェレールの詩に、アストル・ピアソラのタンゴがからむ
 出演:エスタモス・アキ(田辺義博:バンドネオン、金益研二:ピアノ、長浜奈津子 (朗読、歌<俳優座>)、
 ゲスト(古瀬ユキ:ヴァイオリン、斎藤徹:コントラバス)
 朗読:市川幸子、東千絵、東修


●2007年7月8日(日)18:30開演(18:00開場)
 場所:金沢芸術村パフォーミングスクエア
 一般:前売¥2000(当日¥2500) 高校生以下:前売¥1000(当日¥1500)
 追憶、アストル・ピアソラ:改革のタンゴにダンスが絡む
 出演:会田桃子タンゴ四重奏団(会田桃子:ヴァイオリン、鈴木崇朗:バンドネオン、熊田洋:ピアノ、東谷健司:コントラバス)
     徳山華代:タンゴバレエ、RUBEN&MAKIKO:タンゴダンス


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●2007年7月13日(金)18:45開演(18:00開場)
 場所:愛知県芸術劇場 小ホール
 入場料:¥3000(全席自由)
 セルヒオ&BLACKタンゴ 南十字星から… ~愛知万博アルゼンチンナショナルデー2周年公演~
 カンドンベ、ミロンガ、ピアソラ・・・
 出演:セルヒオ・ビジャロエル Sergio Villarroel(歌)、吉田絵奈(ピアノ)、今泉香予子(ヴァイオリン)、島田由美子(バンドネオン)、
 丹治清貴(コントラバス)、堀嵜ひろき(パーカッション)、友情出演(カロリーナ・アルベリチCarolina Alberici)、
 編曲(ノルベルト・ボヘル Norberto Vogel)
 問合せ:セルヒオ ビジャロエル事務局(052-823-2234)