里の家ファーム

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田中優子の江戸から見ると-ダイバーシティ(多様性)

2017年07月13日 | 社会・経済

田中優子の江戸から見ると

ダイバーシティ(多様性)

    毎日新聞2017年7月5日 東京夕刊

   2年前、国立大学に通う性的少数者(LGBTなど)の大学院生が友人による「アウティング」に深く傷つけられ、自殺した事件があった。アウティングとは、本人が公にしていない性的指向や性同一性などの秘密を暴露する行動のことである。私もこの事件に衝撃を受けた。大学は多様性に価値を置くところだ。学生たちが出てゆく世の中が世界規模で多様な社会となっているからであり、異なる価値観に耳を傾け理解し、自らを説明する能力を、大学は育てねばならないからである。

   ちょうどそのとき、法政大学でも「ダイバーシティ化委員会」を設置しており、ダイバーシティ宣言を出すことになった。そこでは「性別、年齢、国籍、人種、民族、文化、宗教、障がい、性的少数者であることなどを理由とする差別がないことはもとより、これらの相違を個性として尊重することです。そして、これらの相違を多様性として受容し、互いの立場や生き方、感じ方、考え方に耳を傾け、理解を深め合うことです」と宣言した。このように伝えなければ、まだ日本社会は「普通」以外のありかたを差別しがちなのである。

  江戸時代、LGBTの存在は自然なものとして受け止められていた。平賀源内をはじめ、LGBTの人びとはそのことで差別を受けていないばかりか、自分でも全く気にしていない。井原西鶴の小説にもLGBTはよく登場する。差別する社会にいれば、自分のありかたに不安を覚え、自信を持って生きられなくなり、能力を存分に伸ばすこともままならない。いかなる差別も、人を闇に追いやる。

   女子大も「女性とは何か」を定義しなければならなくなっている。津田塾大の高橋裕子学長の論文で米国の女子大の入学者の条件を知った。男性の身体を持つ男性自認の人以外は全て受け入れることを詳細に伝えている。女性活躍というが、実は男と女は明確に区別できないのである。(法政大総長)

 

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