余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

関西フィルハーモニー管弦楽団2009年「定期・特別演奏会」シリーズ他について

2009年02月01日 | 音楽:クラシック

主催:特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団
特別協賛:ダイキン工業株式会社
後援:朝日新聞社・朝日放送・朝日友の会・毎日放送・ドイツ文化センター

09.2.5(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第208回定期演奏会 [北欧の遺伝子]
指揮/藤岡幸夫 ピアノ/児玉 桃 
曲目:吉松 隆/鳥は静かに op.72 チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番変ロ長調op.23 シベリウス/交響曲第1番ホ短調op.39

09.3.27(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第209回定期演奏会 [バイロイトの神秘]
指揮/飯守泰次郎 ソプラノ/畑田弘美 テノール/竹田昌弘 バス/木川田 澄
曲目:(18:40より飯守泰次郎によるプレトーク)
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より "前奏曲と愛の死" ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」より 第1幕(演奏会形式・原語上演・字幕付き)

09.4.29(水・祝)15:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第210回定期演奏会 [音の魔術師, 降臨]
指揮/藤岡幸夫 チェロ/堤 剛 
曲目:(14:40より藤岡幸夫によるプレトーク) サン=サーンス/死の舞踏op.40 ラロ/チェロ協奏曲ニ短調 ラヴェル/ラ・ヴァルス ラヴェル/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲

09.5.21(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第211回定期演奏会 [オリエンタリズム]
指揮/小松長生 ピアノ/河村尚子
曲目:(18:40より小松長生によるプレトーク) 貴志康一/大管弦楽のための「日本組曲」より ラヴェル/ピアノ協奏曲ト長調 コダーイ/ガランタ舞曲 バルトーク/バレエ「中国の不思議な役人」組曲op.19

09.6.26(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第212回定期演奏会 [デモーニシュ]
指揮/大山平一郎 ピアノ/横山幸雄
曲目:(18:40より大山平一郎によるプレトーク)ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30 フランク/交響曲ニ短調

09.7.15(水)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第213回定期演奏会 [愛と生命力]
指揮/飯守泰次郎
曲目:(18:40より飯守泰次郎によるプレトーク)スメタナ/連作交響詩「わが祖国」全曲

09.9.11(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第214回定期演奏会 [現代の抒情詩人]
指揮・ヴァイオリン/オーギュスタン・デュメイ
曲目:メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」ほか

09.10.8(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第215回定期演奏会 [夢の饗宴]
指揮・オーボエ/ハンスイェルク・シェレンベルガー
指揮・オーボエ/モーリス・ブルグ ハープ/マルギット=アナ・シュース 
曲目:(18:40よりシェレンベルガーによるプレトーク)
ハイドン/交響曲第94番 ト長調 Hob.I-94「驚愕」 ルトスワフスキ/ハープ, オーボエ, 室内オーケストラのための二重協奏曲 マルタン/オーボエ, ハープ, 弦楽オーケストラのための「3つの舞曲」 シューベルト/交響曲第7(8)番ロ短調 D.759「未完成」

09.11.27(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団 第216回定期演奏会 [伝説の刻印]
指揮/藤岡幸夫 ピアノ/シュー・ツォン
曲目:(18:40より藤岡幸夫によるプレトーク)吉松 隆/鳥たちの時代op.25 サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番ト短調op.22 ルトスワフスキ/管弦楽のための協奏曲 

09.12.12(土)18:00 ザ・シンフォニーホール
関西フィルハーモニー管弦楽団「第九」特別定期演奏会 [人間ベートーヴェン, その努力と苦悩]
指揮/飯守泰次郎 独唱/未定 合唱/田辺第九合唱団
曲目:(18:40より飯守泰次郎によるプレトーク)ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調op.125ほか

年9回の定期演奏会と1回の特別演奏会で構成されている関西フィルハーモニー管弦楽団2009年度定期・特別演奏会。
毎年意欲的なプログラミングを心がけつつも、これぞと思う演奏家とならばあえての名曲勝負も辞さないバランスの良さ。常任・首席の2枚看板といずみでやる名曲シリーズをキープしているからこそやれるのであります。

 第208回は藤岡十八番の吉松&シベリウスに児玉桃の意外なレパートリーの組み合わせ。第209回は飯守先生十八番のワーグナー。今回はワルキューレ第1幕ですから関西のワグネリアンは是非駆けつけてください。第210回は毎年同日開催、吉例昭和の日コンサート、重鎮・堤剛を迎えてのフランス音楽集。ラテン系オケ関西フィルの爆発力が聴ける。第211回は見た目同様、色彩的で熱い音楽には滅法適性のある小松長生の登場。国内オケから引っ張りだこの河村尚子のラヴェルは第210回から流れで聴くと面白いかも。
 2008年までシンフォニカーの首席指揮者だった大山平一郎によるフランクと伊福部作品の名演も記憶に新しい横山幸雄のラフマニノフの組み合わせが聞けるのは第212回。続く第213回、実はスラブ系の作品に強みがある飯守先生によるスメタナの我が祖国全曲。モルダウを含む全曲演奏はここ5年で在阪オケ全てが取り上げることになる。第214回は首席客演指揮者デュメイの登場。定期では弾き振りを、いずみでは飯守先生のサポートでメンコンをやる予定なので是非聴いて欲しい。
 第215回はポストこそ無いもののもう一人の首席客演と呼んでも差し支えないぐらいに関フィル定期に登場するシェレンベルガー。名曲「驚愕&未完成」の間に近代の協奏曲を挟む挑戦的な一夜。シェレンベルガーと並ぶ名手であるブルグの起用も楽しみ。 第216回は藤岡/関西フィルらしい耳慣れぬ近現代作品のみを集めたプログラム。東洋のオケとしてアジアのアーティストを度々起用する関西フィルが迎えるフー・ツォンのピアニズムやいかに。年末恒例第9特別演奏会はドイツ音楽の司徒、常任指揮者飯守泰次郎による磐石の響き。
猛然と定期会員で参戦してまいります。



09.4.9(木)19:00 いずみホール
関西フィル いずみホールシリーズ Vol.15 [ベートーヴェンの継承]
指揮/飯守泰次郎 ピアノ/イェルク・デームス
曲目:(18:40より飯守泰次郎によるプレトーク) ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番変ホ長調op.73「皇帝」 ブラームス/交響曲第1番ハ短調op.68

09.9.17(木)19:00 いずみホール
関西フィル いずみホールシリーズ Vol.16 [生誕200年 メンデルスゾーンの古典美]
指揮/飯守泰次郎 ヴァイオリン/オーギュスタン・デュメイ
曲目:(18:40より飯守泰次郎によるプレトーク)
メンデルスゾーン/序曲「フィンガルの洞窟」op.26 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64 メンデルスゾーン/交響曲第3番op.56「スコットランド」

09.11.3(火・祝)15:00 いずみホール
関西フィル いずみホールシリーズ Vol.17 [1930’S 輝けるフランス]
指揮/飯守泰次郎 ピアノ/迫 昭嘉
曲目:(14:40より飯守泰次郎によるプレトーク)大澤壽人/ピアノ協奏曲第2番 ラヴェル/ボレロほか

10.2.6(土)18:00 いずみホール
関西フィル いずみホールシリーズ Vol.18 [ロシアの雄渾]
指揮/飯守泰次郎 ヴァイオリン/大谷玲子
曲目:(17:40より飯守泰次郎によるプレトーク)チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35 チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調op.64

2009年度のいずみホールシリーズは「The Discovery~飯守泰次郎と巡る軌跡の音楽史~」ということで全公演が飯守先生の指揮によるもの。80歳!ウエストミンスターレーベルなどでオールドファンには忘れられないイェルク・デームスが登場しての皇帝。首席客演指揮者デュメイによるド名曲の披露もあるメンデルスゾーン生誕200年記念、大澤壽人のピアノ協奏曲を中心に1930年代のフランスの回顧、チャイコンにチャイ5という不動のプログラムには関西の名手大谷玲子が出演、と聴き所が沢山。
通し券購入済みながら、デームスの回がセンチュリー定期と重なってるのでこれのみ回避で。


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