オオカミになりたい(遺言)

ずっとそばにいるよ

都幾乃百姿 常にこそ曇もいとへ今宵そと・・・

2017-09-07 | 月百姿

月岡芳年 月百姿

『常にこそ曇もいとへ今宵そと  

おもふは月の光なりけり』 玄以

明治二十年届

 

 

前田玄以(まえだげんい)は安土桃山時代の武将。

天文八年(1539年)~慶長七年五月二十日(1602年)


 

国立国会図書館デジタルコレクション 061

 

『いつも曇り空は嫌だ、今宵もと思うのは

月の光があまりにも美しいからだ 』

 

美濃の僧だった玄以は信長に招聘されて臣下に加わり

天正十二年(1584年)羽柴秀吉の勢力が京都に伸張すると

「智深くして私曲なし」と秀吉に信任厚く京都奉行に任じられ

翌十三年七月には丹波亀山5万石を領した。

 

前田玄以は前話、豊臣秀次の高野山行にも関係しており

これから出てくる石川五右衛門にも係わってくる人物なんですね

調べてみると歴史は知らないことだらけです。