地図のハシラ

ライターによる徒然日誌。

地味~に昔の日記をアップ

2005-05-20 00:36:58 | Weblog
しています。
もう10日以上も前のことなので、記憶が曖昧な部分もありますが、
少しずつ古い日記を書いています。

現実逃避? と言われそうですが、
もちろんその通りです。
原稿の合間に苦しみから逃げる様にして書いてます。

ヒマがあれば読んで下さい。

※ちなみに5/5から5/10までの日記をアップ(5/19現在)

第九十六稿 もっと力強い集中力をこの手に、の日

2005-05-10 00:32:57 | Weblog
今日は一日在宅で、昨年からレギュラーを頂いているTWの原稿書き。
本当は土日に書き終える予定だったんだけど、
先週の金曜日に急な仕事が一本入って、
その企画まとめに追われていたため、まったく手がつけられなかったんです。
ということで、朝から一生懸命書いてます。
いつも入稿が遅くてスミマセン。

しかし。ここ数日、ずっと一日に5~6件の予定を入れて動いていたので、
あらためて“一日かけて原稿を書いて”と言われても体がいうことをきかんのですよ。
なんつーか、分刻みだったスケジュールが突如、今日中になんとかなればOK!みたいな感じになって。

ダメだなぁ、集中力ねぇなぁ。
こういう時はどうすればいいんだろう?
あえて寝る!?
いやいやいやいやいやいやいやいや………。
寝ちゃいかんな。

つーことで、なんとか自分を騙しながらなんとか入稿しました。
予定時間よりも1時間遅れての夜9時入稿。
いつも遅れてホントスミマセン……。

第九十五稿 アミューズ・大里会長とサシでインタビューの日

2005-05-09 00:22:57 | Weblog
『ZIPPER』の稽古初日。
つまり顔合わせの日です。

ということで、私も朝から都内某稽古場へ。
遠いよ、眠いよ、そして荷物が重いよ。

稽古場では久々に*pnish*の面々と再会する。
ほかにも今回の舞台に関わったいらっしゃるおエラい方が勢揃いしていた。
ヤバいっす。緊張っす。
こういう場違い的な非常事態に備えていつもは黒い服を着ているのだが、
この日に限って思いっきり普段着で着てしまったことをかなり後悔する。

で、なぜ、こうした華々しい場にたかが一編集者の私が居合わせたかというと、
この顔合わせの後にアミューズの大里会長からパンフレット用のコメントを頂くためだったワケです。
ちょっといま、かなり簡単に書いてしまったのでもう一度書きますが、
アミューズの大里会長にインタビューするためだったワケです。
アミューズっすよ! 大里さんっすよ!! 会長っすよ!!!(もう、いいか…)


思えば演劇の仕事に携わろうと決意して早数年。
これまでも巨匠・蜷川をはじめ、数多くの大物と呼ばれる方々を取材してきましたが、
まさかこんなに早く大里会長にインタビューする日が来るとは…。
感無量です。

あ、でも大里会長の取材が朝一で良かった。
もし夜とかだったら、一日中緊張して過ごさなくちゃいけなかったからなぁ。

ということで、早々に取材を終え、
その後は新宿で企画まとめ&打合せをし、
夜は下北沢で猫☆魂の『New Life』を観劇。


……濃密な一日だった。

第九十四稿 『ZIPPER』パンフレット撮影の日

2005-05-08 00:06:27 | Weblog
朝から『ZIPPER』のパンフレット撮影。
しかも、今日は夜にF1の仕事もあるため、終電になってもいいように、
二つとなりの駅まで自転車でいかなければならなかった。

30のオジサンに朝から自転車はキツいよ。マジで。
だから、というワケではないが少し遅刻してしまった。
11時に役者さんがスタジオ入りするというのに、
私が現場に到着したのがなんと10:40頃。
当然、役者さん以外の関係者はすでに来ていました。
みなさん、ホントにスミマセン。
生意気な編集者と思われただろうなぁ。
だって、みんな私よりも多忙の日々を送っているヒトたちなのに、
時間に関してはスゴくキッチリしてるんだもん。
まぁ、ココがデキル人間とデキナイ人間の差ということか。

とにかく、撮影は順調に終わったので良かったです。
あとは上がりを待つのみ。


第九十三稿 BARホンダの一件を考えるの日

2005-05-07 01:13:21 | Weblog
F1の話です。

いろんなニュースでご存知の通り、
BARホンダがレギュレーション違反で2戦の出場停止処分を喰らった。
いきさつは各々の新聞やweb等で観て頂くとして、
ようは明文化されていないルールでもめた結果、こうした事態が起こったワケです。

いちおう日本人であるし、全盛期のホンダの強さを知っている人間としては、
昨年から勢いを増しているホンダの肩を持ちたい所。
実際、下された判定は明らかに首をかしげてしまう内容だったし、
FIAの横暴さが露呈されたものだったけれど、
しかし、とひと言いいたい。

ルールのグレーゾーンを狙って、違反ギリギリの所でマシンを作るのは
開発者からしてみれば当然のこと。だけど、
今回はBARホンダが浅はかだったように思う。

と言うのも、昨年ホンダはかつての黄金時代を彷彿させる勢いを取り戻し、
コンストラクターズで2位の成績を収めた。
つまり、FIAからしてみれば十分強豪チームとして認識できるチームになったわけだ。
だからこそ、今年はこれまでみたいにルールに引っ掛かりそうな事をしでかしたら、
“まだ発展途上のチームだから多めに見て”といういいわけが通じない。
その点を理解していたのだろうか?

ルール上、許されるのか許されないのかー。
その微妙なラインを見極める力はまだ新鋭のBARにはない。
当然その力を養っていかなくてはならないんだけど、
今はまだ、それよりも完全にクリアなルールに乗っ取った上でのマシン作りに励むべきではないだろうか。

今回の事件は、どちら側の言い分も正しく、正誤を見極めるのが難しい。
ゆえに、それを見つめていた周りの人間も釈然としないまま、
終わりを告げたようにも思う。
しかし、一番なっとくのいかない怒りを覚えたのはドライバーたちのはずだ。
それがあまりにも不憫すぎる。

こんなことでモチベーションを落とさない様に努めるのもチームの仕事のハズなのに。

第九十二稿 タイガー&ドラゴンの日

2005-05-06 00:45:08 | Weblog
GW中の仕事日、ということで、
原稿の催促やら打合せの電話がジャンジャンなるかと思いきや…
まったくと言っていい程、なにもなかった。
ついに業界からほされたか! と思う程に。

誰か電話下さい。いい仕事しますから。

で、平日だからといって何が変わるわけでもなく、
今日も普通に原稿書きやパンフレットの打合せなどを。

夜からは渋谷でとある芝居を観る。
作品名はあえて書きませんが、
この芝居を観るのは二度目。
一度目は招待での観劇だった。

その時は、初日からまだ間もない時期だたので、
全体締まりがない印象だったんだけど、
今日、二回目を観て分かった。
この作品、あんまり好きじゃないんだ
なんつーか、笑いの質が自分と違う。
物語展開はさすがと唸らされる部分があるんだけど、
全体的にライトタッチで演出されていて、
そこが生理的に受け付けないもんだから、作品すべてが薄く感じてしまう。
昨日、ケラ作品を観た後だから?
それもあるかもしれない。
でも、結局は好みに合わなかったということです。


で、家に帰りドラマ「タイガー&ドラゴン」を観る。
クドカンさん、ホントに脚本が巧くなったなぁ。
これまでも、スゴかったんだけど、ただ面白いというだけではなく、
作品性がずいぶんと出てきた。

古典落語の物語と現実の話を盛り込んでのストーリー展開はさることながら、
その中に、登場人物のキャラクターとしての物語もキッチリと描いているし、
さらにはこれまでの話を見逃していても、
問題なくついていけるように各々のお約束事もさり気なく組み込んでいる。
恐ろしい。
こんな3つ、4つのパラレルワールド的な展開がお茶の間サイズでやれるなんて…。

頭ン中を覗いてみたい。

第九十一稿 ケラ作品を観るの日

2005-05-05 23:16:26 | Weblog
GWも中盤。
とは言え、周りでは既に明日か土日の休日も返上して
仕事に取りかかるというヒトが多い。

祝日が多くても、なんだかんだいって仕事は溜まっていくし、
やらなくちゃいけないこともたくさんある人間にとっては、
この祝日ってまったくジャマ以外の何ものでもない。
まぁしかし、こういう連休がなければ休めないヒトがいることも確かなワケで。
一概に僕だけの理由で文句を言うのは、ちょっと傲慢すぎるか。

というわけで、僕も今日は少し休日風な一日を過ごす事にした。
とりあえず本日分の原稿を午前中に済ませ、
午後から新宿に。まぁいろいろと調べものやら買い物など。

で、夜にはKERA・MAPの『砂の上の植物群』を観る。
ケラさんの舞台は何があっても必ず観ることにしている。
今回も舞台初挑戦の常磐貴子を主演に、筒井道隆、渡辺いっけい、温水洋一など
豪華な面子が揃っていた。
で、物語は相変わらずの不条理劇に賛否両論ありそうなエンディング。
でもその中にケラ・ワールド感は忘れずといった相変わらず見事な作品だった。

ある無人島に墜落事故で不時着した生存者が、
不可解な理由で日本に戻れなくなってしまうという、一見ありきたりなストーリー展開。
しかし、それがある時にはカフカ的になったり、
またある時は軽いタッチのブラックジョークになったりと、
ケラ作品の奥の深さが存分に詰まっていた。

いつもと違うと思う部分を挙げれば、
一幕で広げた伏線と思われる部分が昇華されずに、そのまま幕を閉じたという点だろう。
『砂の上の植物群』という作品タイトルからも分かる通り、
今回はパウル・クレーの作品名からインスパイアされて作られているんだが、
まさにそんな感じで絵画で言えば印象派のような舞台だった。
つまり、どこに焦点をあわせて作品を見るかによって、
そこから受け取る印象がバラバラになる感じ。

今作についてはケラは、物語は頭の中で既に完成されており、
そこに原稿を書く腕が追いつかない感じといっていたが…。
そんな短期間でこれほどの作品を生み出すとは。
恐るべしだなぁ。

第九十稿 「クレヨンしんちゃん」に見る日本映画の奥深さの日

2005-05-04 10:11:35 | Weblog
テレビをつけっ放しにしていたら、
WOWOWで「クレヨンしんちゃん」の映画がやっていた。
正確なタイトルは忘れたが、おとな帝国の逆襲とかそんな感じのやつ。
何年か前にも観たんだけど、コレまじで傑作ですよ。

しんちゃんと言えば、教育によくないという言葉を昔からよく耳にしていた。
確かにそれは否めない部分があると思う。
実際私もテレビ版に関しては放送開始当初にチラ見したことがあるくらいで、
まともに見たことなんて一度もなかった。

しかし。映画版は違う。
単なるノスタルジックな映画と括られてしまいがちだが、
ものすごい映画的ギミックが盛り込まれている。
あれだけデフォルメされたタッチのイラストなのに、
その表情やセリフの間が精巧に計算されているし。
ヘタなハリウッド映画を見るより、よっぽどホントの意味での“映画”としての
作品性を持っている。

後で聞いた話だが、なんでもしんちゃんの映画に関しては
昔から映画関係社の間でそうとう一目おかれる存在だったらしい。
そりゃそうだろうなぁ。
あんなおバカ映画で、あれだけの技術(CGとかじゃなくてね)を使われたら、
一般の映画なんて、まったく太刀打ちできないって。

先週の園監督の『夢の中へ』といい、
ホント最近の日本映画は間口が広く、奥が深いなぁ。

第八十九稿 敬愛する作・演出家の死 の日

2005-05-03 00:11:46 | Weblog
このブログをよく覗いて下さってくる方はご存知かと思いますが、
じつはこの10日間ほど、書き込みをサボっておりました。
仕事が忙しかったという噂もありますが、
それはあくまで噂でして(売れっ子のフリをしているだけという噂もある)、
ただたんに、ぶっちゃけ飽きていただけです。

でも、自分で始めたものだからという思いもあり、
また、自分のスケジュールを振り返るコンテンツとしてこの場を利用したいというイヤラシイ思いもあり、
この10日間分の日記を一気に書き上げました。
ですので、暇があれば先月の24日からの日記も読んでやって下さい。

さて。まぁ復活したからと言って特に書くこともなく。
今日もボチボチとした感じの原稿書きの一日でした。
こんなにいい天気なのに。
散歩に行くこともせず。唯一外に出たのは新聞を取りに一瞬だけ玄関を開けた時だけです。
あ~、もやしになる。もやしになる。
人間健康が第一ですな。

とまぁ、普段あまり頭にも思い浮かばない健康のことを考えていたら、
夕方に一枚のFAXが届いた。
何度か取材でお世話になったことのなる劇団からで、
その劇団の作・演出家の方が急逝したとのこと。
あまりにも急なことで驚いた。
2ヶ月程前に取材でお会いしたときはそんな様子はまったく見えなかったのに。
確かに、先月に上演された舞台のパンフレットには、
急遽入院することになったため今作には出演しない、と書いてあった。
なので、大丈夫なのかなと気には止めていたのに、
まさか、すでに先月の上旬にお亡くなりになっていたとは…。

インタビューはいつも大爆笑ばかりで、
作品もスゴク面白い方だったのに。
とても残念です。
生前、最後に取材でお会いした時の写真のポラは今でも僕の机の上に飾ってあります。
天国でも面白い作品を作り、また、日本の演劇界を見守っていて下さい。

ご冥福を心よりお祈り致します。



第八十八稿 ビバ、GW!の日

2005-05-02 23:55:35 | Weblog
GW中にして平日。
私のケータイには相も変わらずいろんなところから電話がじゃんじゃん入ってきます。

分かってますよ。働いてますよ。
原稿も先ほど送りましたよ。

みんな、催促ばっかりして。
クソ…(涙)。

卑屈になってる?
確かにそうかも。
ま、でも催促の電話があるうちは仕事があるってことなんで、嬉しいんですけどね。

あぁ、でもGWになって良かったことは、自分のペースで仕事ができることですね。
休み明けの〆切までにゆっくりと原稿が書けるし、
原稿を書いている途中に電話がかかってきて集中力が途切れる心配もない。

なるほど、だから平日の今日は少し苛立っていたのか…。

とは言え、基本的に寂しがり屋なので、
仕事でもなんでも電話がかかってくると嬉しいんですけどね。

どっちなんだよ、とつっこまれそうですが、両方本当なんです。
AB型なもんで。