MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『最後の航海 (オリンポスの神々と7人の英雄 5)』

2015年12月06日 | BOOKS
 私にとって、「2015年で一番面白かった本」はこれ。
(もうあと1ヶ月弱でこの本を超える本が出たら、それはそれで嬉しいですが……)

『最後の航海 (オリンポスの神々と7人の英雄 5)』
リック・リオーダン 作
金原瑞人・小林みき 訳
ほるぷ出版


 あんまり面白かったので、しばらく放心した後で、1~4巻も引っ張り出して読んでます。
 複雑に細やかに編み込まれた伏線が、最終巻できちんと回収され、完成していくこの素晴らしい手腕。
 本当に惚れ惚れしちゃいます。

 「7人の英雄」と言いながら、7人以外にも魅力的なキャラクターが次々と登場します。
 初めは「嫌なヤツ?」と思っていたキャラクターが好きなキャラクターになったり、それぞれの恋の進展も見どころです。
 ちょっと気になるキャラクターは、今までの巻でも出ていないか探してしまいます。

 登場人物と登場する神々がとても多いので、シーズン1とシーズン2の1~4巻を読みながら作っていた手書きの「オリンポスの神々と英雄・人物相関図」は必需品。カタカナの名前って憶えづらいですし、神々との親子関係や兄弟関係が複雑なんですもの。

 原題は「The Blood of Olympus」。
 それは単に戦いで流される血を表すだけでなく、神々からの血の繋がりを表しているのだと思います。

 あとがきには、シーズン2の外伝の翻訳についても言及されてました。
 「The Demigod Diaries」のことですね、きっと。

 なんと、さらに続編の情報が!
 今度は、あのアポロが出てくるようです。それも、神としての力を奪われて!
 「The Hidden Oracle (The Trials of Apollo Book 1)」(英語) 2016年5月3日発売予定。
 リオーダン氏のホームページに、「ハーフ訓練所ふたたび!(CAMP HALF-BLOOD RETURNS)」と紹介がありました。(Amazonのページに、もう少し詳しく内容紹介がありました)
 「The Trials of Apollo Book 1」ということは、シーズン3が始まるってことでしょうか?「アポロの試練」って感じかな?
 きっとシーズン2までの登場人物も再登場するでしょうし、楽しみですね。


<関連記事>
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』 - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン1 について書いてます。
「オリンポスの神々と7人の英雄」シリーズ - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン2 について書いてます。
『アテナの印』(「オリンポスの神々と7人の英雄」シリーズ第3巻) - MOONIE'S TEA ROOM
 シーズン2 第3巻『アテナの印』の感想を書いてます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「人民元」も 「¥」 | トップ | 『ぼおるぺん古事記』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

BOOKS」カテゴリの最新記事