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moon

「あゝ荒野」試写会にて

せっかく当たったけれど、なんせ長いし
これでは終わらず、後編もあるらしいし
寺山修二って名前くらいしか知らないし
どうしようかなぁと思っていたけれど観た。月曜に行ってきた。

ハードル下げて観たからかどうかはわからないけれど
後編も観ようと思った。

登場人物の人間模様やら生い立ちやら切な過ぎ。
バリカンなんてもう可哀想すぎてたまらんかったよ。
また、なんか、悲しい顔してるんだよぉ。

でも、無駄にセックスシーンが多くて
そこはちょっとうんざりかなぁ。

菅田くんのファンだと思うけれど
高校生が結構観に来てて
あの、ずーっとやってる濡れ場は大丈夫なのか?
と母は心配になった。

自殺防止なんとかってサークルの子の
セックスシーンはいるか?これ?と思いながら見てましたけど。

なんだか切ないがとても力強い、そんな印象だった。
悲しい、やるせない、その思いを爆発させる人と
自分の内側にしまい続ける人と
いつかぶつかり合うことがあるのだろうか。

居場所のない人たちが
居場所を求めて
居場所をかえていく。
居場所は自分で作るものだけれど、
誰かと作るものでもある。

今の日本の現実だなぁと思った。
原作は古いけれど、話は古くない。
あー、現実。

 

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