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NY市場の動向 NY株急落 企業業績悪化懸念

2007-10-20 09:17:59 | Weblog
 19日のNY株式市場で主要株価3指数は急落し、NYダウ前日比366ドル94セント安の1万3522ドル2セント、S&P500は39.45ポイント安の1500.63、ナスダック指数は74.15ポイント安の2725.16で今週の取引を終了した。

 1987年10月19日に起こったブラックマンデーから、ちょうど20年目となるこの日のNY市場は、サブプライム問題を背景に冴えない決算発表が相次いだ事から、企業業績悪化の懸念が一層強まり、米景気の先行きに対する警戒感が急速に広がった事により主要株価3指数は急落した。

 朝方に7-9月期の決算発表を行った建設機械最大手のキャタピラーは、増益決算ながら1株利益が市場予想を下回ると共に、住宅市場の低迷を背景に通期の見通しを下方修正し、2008年度の見通しについても弱気な見方を示した。また、化学大手の3Mも7-9月期の売上高が市場予想を下回ると共に、通期の売上高を下方修正した事から、米景気の先行きに対する警戒感が広がり、景気動向に敏感な大型株などが売られた。また、この日は原油相場が一時90ドル台に突入した事も、景気の下押し要因として売りを誘った。

 一方、大手銀のワコビアは7-9月期の決算で6年ぶりの減益となり、今後も住宅ローン関連証券の焦げ付きが増えるとの見通しを示した事から、サブプライム問題によるクレジット市場の問題の根深さを改めて浮き彫りにし、金融セクターには売りが膨らみ下げを主導した。また、これまでサブプライム問題の影響が少なく、相場の下支え要因となっていたハイテク株まで売られた事が、下げ幅が大きくなった一因でもある。

 なお、シカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は1万6460円で、大証終値1万6820円を360円下回って終了した。

 一方、NY外国為替市場で円対ドルで大幅に続伸し、前日比1円10銭円高・ドル安の1ドル=114円50―55銭で取引を終えた。

 この日のNY市場は、建設機械最大手のキャタピラーを筆頭に市場予想を下回る決算が相次いだ事で、米景気の先行きに対する懸念が一段と強まりNY株が急落した事から、リスク圧縮による円キャリー解消圧力が強まり、円買い・ドル売りが加速した。また、景気下振れリスクの高まりから追加利下げ観測が強まる一方、株安によって資金が債券市場へと流れた事から長期金利の急低下を招き、これが一層のドル売りに拍車をかけた。

 円は対ユーロで急伸し、前日比1円50銭円高・ユーロ安の1ユーロ=163円70―75銭で取引を終えた。

 日本を含むアジア・欧州・NYと世界的な連鎖株安を背景に、リスク回避に伴う円キャリートレード解消圧力が急速に強まり、円買い・ユーロ売りが拡大した。
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