モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

☆不完全犯罪☆

2017-07-10 | モンペリエ
昨日の記事の完全犯罪を終えたのち、何食わぬ顔をして、教室に戻る。

「これで誰にも気づかれず、無駄な言い争いもせず、すべての人にとってそこそこ快適な室温(私にはまだまだ寒いのだが)を手に入れたわ」

とご満悦だった私。

万が一、例の個性的な彼女に気が付かれ、「誰かが室温を上げた!」と騒ぎだしても、知らぬ存ぜぬで通そうと心に決める。

休み時間が来て、外に出て、暖まりながら談笑していると、友人Jが私に話しかけた。

「ねえ、あんた。さっき、出て行ったのはトイレじゃなかったでしょ?廊下に出て、冷房の温度調節してたんでしょ?切ると分かっちゃうからって、温度上げたんでしょ?」

あれ?バレてる!?
Jは続ける。

「だから、誰にも見られないようにちゃんとドア閉めて出てったんでしょ?トイレにしては帰ってくる時間も早かったの知ってるんだからね!ちゃんと見てるのよわたし!!」

あ、バレてる…
仕方がないので、ニッと笑って、白状した。

「そうで~す。すっごい寒かったので、バレないようにこっそり温度上げたの~。気が付いてたのね~!!」

なになに?と他の友人たちが集まってくる。
「ちょっと、この人ったらね~。」

と、詳細を彼女らに話すJ。


日本人のお友達の家で昼食会。

こうして、私の完全犯罪は数十分後に白日の下に晒されたのだった。


←私の行動に後押しされ、例の個性的な彼女に、「ちょっと~、私こんな体系だけど(Jは大柄)、教室寒くて仕方なかったわよ~」「私も寒くって。明日は私もSもアノラック持ってこなきゃいけないわ」と、友人たちが笑顔のブラックジョークで話してくれ(私にはまだ高度なテクニック)、以降、寒さは少し改善された。