<十一日目の幕内成績>
大相撲九州場所、いやはやどうして面白くなってきました。
豪栄道の綱取り、高安の大関昇進の芽はなくなったが、優勝争いは俄然面白くなってきた。立役者は稀勢の里だ。昨日白鵬、今日鶴竜を撃破したことによって、一敗鶴竜、日馬富士、石浦、二敗白鵬、稀勢の里という優勝争いになってきたのだ。その稀勢の里は明日は日馬富士との取組だ。ここで稀勢の里が勝つようなことがあると、稀勢の里優勝の芽が出て来る。そういう意味では明日の「稀勢の里vs日馬富士」は非常に楽しみかつ観る方も緊張を強いられる一戦である。
<十位日目の十両成績>
十両も優勝争いが面白くなってきた。二敗に大砂嵐、青狼、三敗が佐藤、小柳、里山だ。この優勝争いも目が離せない。
<十一日目の埼玉県出身力士の成績>
埼玉県力士21人の内、十一日目で勝越しを決めているのは幕下55枚目の彩の湖と三段目爆羅騎(ばらき)だけだ。その他で勝越しているのは10人、負越しが9人である。幕内北海富士、十両大栄翔は共に7勝4敗と明日にでも勝越しを決められるところまで頑張ってきた。こうなったら、二人とも残りを全勝で勝ち抜くぐらいの活躍をして欲しいものだ。
期待していた幕下8枚目の彩は2勝4敗で負越し決定。また、若手で上位に上がって欲しかった三段目の大和湖も1勝5敗とふるわず、来季は番付を下げてしまうだろう。まことに残念である。