菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

根は深く。  『人間の値打ち』

2016年11月12日 00時00分50秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第989回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『人間の値打ち』

 

 

 

 

ひとつのひき逃げ事件をきっかけに、登場人物たちの秘められた利己的な振る舞いが露わになっていくさまを通して、お金持ちと彼らに群がる人々が織りなす欲望と打算の赤裸々な人間模様を巧みな筆致で描き出した群像ミステリー。

イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では、みごと作品賞を含む7冠を獲得。

監督は、『見わたすかぎり人生』のパオロ・ヴィルズィ。

 

 

 

物語。

あるひき逃げ事故が起きる、話しはその半年前にさかのぼる。

第一章:ディーノ。

ある日、小さな不動産屋を営むディーノは、娘のセレーナを富豪のボーイフレンド、マッシの家まで送ってあげるのを口実に、その家の当主ジョヴァンニに近づく。

そして、銀行から無理な借金をしてまで、ジョヴァンニが手がける高利回りのファンドに参加する。

第二章:カルラ。

何不自由ない生活を送りながらも満たされない思いを募らせていたジョヴァンニの妻カルラは、老朽化した劇場の再建に情熱を注いでいく。

第三章:セレーナ。

ディーノの娘セレーナは、マッシとの愛に疑問を持ち始めていた時、心療内科医である継母ロベルタの病院でひとりの少年と出会い、心惹かれていく。

そんな中、ひき逃げ事故が起きてしまう。

 

 

 

 

出演: ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ カルラ・ベルナスキ
ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ ディーノ・オッソラ
ヴァレリア・ゴリノ ロベルタ
ファブリツィオ・ジフーニ ジョヴァンニ・ベルナスキ
ルイジ・ロ・カーショ ドナート・ルッソマンノ
ジョヴァンニ・アンサルド ルカ・アンブロジーニ
マティルデ・ジョリ セレーナ・オッソラ
グリエルモ・ピネッリ マッシミリアーノ・ベルナスキ
ジージョ・アルベルティ ジャンピ
ベボ・ストルティ 検査官

 

 

 

スタッフ。

製作: ファブリツィオ・ドンヴィート
ベネデット・アビブ
マルコ・コーエン
原作: スティーヴン・アドミン
脚本: フランチェスコ・ブルーニ
フランチェスコ・ピッコロ
パオロ・ヴィルズィ
撮影: ジェローム・アルメーラ
編集: チェチーリア・ザヌーゾ
音楽: カルロ・ヴィルジ

 

 

 

あるひき逃げ事故で炙り出される人間それぞれの価値基準を章立てで描き上げるイタリアを席巻したドラア。
3人の主人公の挿話から最終章への収束が、ベタだからこそキャラの玄妙を浮かび上がらせる。
金と愛と親子関係の多面体を削り出し、それこそが甘みと苦みを混ぜた面白味であると歌い上げる。オヤジさんの軽さとみっともなさが身につまされる。
定番の題材で現代を古典と地続きにする常作。

 

 

 

おまけ。

IL CAPITALE UMANO
HUMAN CAPITAL

上映時間は、109分。
製作国は、イタリア/フランス。
映倫は、PG12。

 

 

 

キャッチコピーは、「いくらあれば、人は幸せになれるのでしょう?」

 

 

 

 

 

 

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