【俺は好きなんだよ】第880回は、『ぼくとアールと彼女のさよなら』(2015)
原題は、『ME AND EARL AND THE DYING GIRL』。
原題は、『ぼくとアールと死にゆく少女』ですが、おいら訳なら、『ぼくとアールと余命少女』かな。
上映時間 106分
製作国 アメリカ
スタッフ。
監督: アルフォンソ・ゴメス=レホン
製作: スティーヴン・レイルズ、ダン・フォーゲルマン、ジェレミー・ドーソン
製作総指揮: ノラ・スキナー
原作: ジェシー・アンドリューズ
脚本: ジェシー・アンドリューズ
撮影: チョン・ジョンフン
プロダクションデザイン: ジェラルド・サリヴァン
衣装デザイン: ジェニファー・イヴ
編集: デヴィッド・トラクテンバーグ
音楽: ブライアン・イーノ、ニコ・ムーリー (フィーチャリング・ミュージック)
音楽監修: ランドール・ポスター
出演。
トーマス・マン (グレッグ)
オリヴィア・クック (レイチェル)
RJ・サイラー (アール)
ニック・オファーマン
モリー・シャノン
ジョン・バーンサル
コニー・ブリットン
物語。
男子高校生のグレッグは友達と呼べる相手もおらず、なぜか気が合うアールと共に名作のパロディー映画を作る冴えない日々を送っていた。
そんなある日、幼馴染みだが疎遠になっていた女の子のレイチェルが白血病になり、グレッグの母親は彼にレイチェルの話し相手になるよう強制する。
最初は無理やり付き合っていたグレッグとレイチェルだったが、次第に打ち解けていく。
しかし、レイチェルの病状は次第に悪化していき、グレッグは彼女を励ますためにアールとオリジナルの映画を作ろうとする。
受賞歴。
2015年のサンダンス映画祭にて、グランプリと観客賞を受賞。
冴えない映画オタクの男子高校生が余命わずかな女子クラスメイトとの友情を通して、彼女のために映画を作りながら人間的に成長していく姿を描く。ちょっと笑えてホロッと泣けるせつなくも心あたたまる青春ドラマ。
『(500)日のサマー』のFOXサーチライト・ピクチャーズ製作、TVシリーズ「glee/グリー」の監督が、等身大の若者をリアルに描く感動作。
次世代の実力派俳優が脇を固めている。
お涙ちょうだいものかと思わせて、ジャンルをもう一ヒネリひねっていくツイスト。
絞りに絞った雑巾を手を持ち替えたら、もうひとしずくのような痛みがじんわりと胸に広がる意欲作ですぜ。