空に問う。

空が落ちる日まで。

盲目

2017-08-10 13:35:23 | 日記
日本の国内政治は、危機に直面している。日本の政治家のなかで、世界の現状と戦略を最も鋭く把握しているのが安倍晋三首相であろう。国際社会の劇的変化のなかで、安倍首相に取って代わって日本の国益を守り得る政治家はいないのではないか。

と櫻井よしこさんが言ってる。じゃあどんな外交が成功したのか、教えて欲しいなぁ・・・。確か、櫻井さんの以前の主張だと第九条は美しい憲法とか言ってたじゃない。今はそういう理念を無視して、憲法改正にひた走る。逆に”櫻井さん、あなたに何があったのか?”と尋ねたい。

まあ都内に広大な豪邸を構える櫻井よしこさんだからなぁ。でもさ、おいら信心が強い頃でも神社の敷地内には住めないと思うが、女史はそういう場所に住んでらっしゃるみたい。日本会議に洗脳されたのかなぁ・・・。

まあこういうタイプの真っすぐな人は理詰めで説明されると簡単に根底が揺らぐかも。でも多くのひとは女史ほど賢くないから、根底にある”なんとなく”という感情に沿って憲法を変えちゃいけないと思ってる。この”なんとなく”に未だに勝てた政治家はいない。

それは安倍さんにしても同じ。

いくら世界の情勢に熟知している政治家であっても、自身の近辺で起こった疑義をちゃんと釈明しないなら、政界情勢に詳しい総理大臣だからという理由で糾弾から逃れるのは無理なんじゃないのかなぁ。日本会議や櫻井女史が言ってる価値観は昭和なんだよね。総理に相応しい人物とは自身や知人に清廉な人柄が求めらるものなのではないか。ちょっとした便宜くらい大事ではないから目をつむれ。そう言ってる風にしか思えないし、何を言われても心に響かない。

確かに国として戦争に負けた歴史は黒歴史だ。しかし占領された過去の史実は消えない。だが今はそういう黒歴史に拘る人も多くない。少なくとも自虐史観と言われるが、たくさん反省をしてきたから同じような過ちを繰り返したくないからである。

戦国時代を例にとると奇襲攻撃はヨシとされてる風だが、ちゃんと戦にも決まりごとはあった。もし真珠湾攻撃に際して、外務省が正式に「宣戦布告」をアメリカに通告していたら、日本は卑怯者国家と叩かれることはなかった。どこに真意があって、外務省が攻撃後にアメリカに通告したのか分からないけど、これが戦国的な奇襲攻撃だとしたら日本的な失敗なんだと思う。戦国自体の奇襲攻撃はその当時の戦においては禁止事項であった。何故にそれが正当化されたからと言えば、奇襲攻撃での勝者の歴史だからである。

日本は先の大戦の勝者ではないから、負けた者としていろんな責任を負わされた。日本は負けたのだから、奇襲攻撃が正当化されることはなかった。例えばアメリカ側が暗号を解読していながら国民の命も犠牲にしたとしても、それはまた別次元の話であり、アメリカの内政の事だからね。

首都を壊滅に追い込んだ東京大空襲。この時点で降伏していれば、その後の被害は避けられた。たまたまタイミング悪く、ルーズベルト大統領が急死してしまったのも誤算になった。噂レベルだけど日本の宗教界が一丸となってルーズベルト大統領を呪殺したという話もある。

首都が焦土と化しても尚、どんな根拠があり、戦争を続けたのか。軍部の暴走と言う話もあるが、内政が機能していなかったのは事実だろう。あの頃の日本はナニモノかに取り憑かれてる状態だった。天皇陛下が現人神でないことを知っていながら、誰それなく神と仰いだ。戦争に勝つという盲目的な思いだけで言えばどんな国よりも日本は強かったと思うが、そういう思想信条も見事に覆された戦争だった。神に祈っても戦争に負けるという現実。

経済構想特区で15回も申請不可とされた加計学園獣医学部が、安倍総理が議長である国家戦略特区では逆指名されて認可が下りた。果たしてこういう出来レースの様相を帯びた「特区」に違法性はないんだろうか。出来売り限り加計学園の希望に沿った結果にしかならないと云うこの国家戦略特区制度の悪利用ではないのかなぁ。とても健全な特区とは思えない。

時々、世界の為政者の中にはヒトラーと比較される人物がいたりもする。安倍さんもその一人であるが、そういう報道がなされていることを多くの国民が知らない。

櫻井女史らが提唱する改憲に協力的な人材としての価値を、国民が共有する謂れなどない。現実に今、憲法が改正され自衛隊が軍と記載された新しい法の下にあったとしたら、日本は北の声明を宣戦布告と受け止めて、先に攻撃を開始するだろうか・・・。たぶん安倍さんにはそんな決断は出来ないと思う。

今の改憲論者は現行の法律の下で、攻撃が「出来ない」状態にあることに甘えながら、憲法改正を訴えてるような気がする。たんに国防のために法を改正するための改憲論ではない。事実上、基本的人権を国民から取り除くのが主体になった新憲法論である。有事が「ない」ことを「ある」ことに想定して進められた憲法。

間違えちゃいけないけど、憲法が護るのは国民だからね。国を法律で縛るのが憲法だから。

だからどうしてこんな甘ちゃん総理を信頼して、憲法などの国民側のツールを簡単に預けられるのか、そのあたりの国民感情が理解できない。

この主張は正しいが、この人は犯罪を犯してる。そういう人の主張も間違いとされる。それが籠池夫婦に興った国策的な印象操作だ。だから総理は徹底的に加計学園をクリーンにする姿勢を未だに崩さない。

いま加計学園に伴う過去の学校建設に伴う助成金や建設費が妥当であったか、水面下で調べられている。加計学園の建設費は他に類をみないほど、どの大学もけた違いに坪単価が高いのだ。

籠池さんの事件は籠池さんが建設しようとした小学校一校にたいする疑義だけど、加計学園は過去の学校建設まで遡った疑義になる可能性が高いのである。関わった国会議員、地方議員も多数存在するかも知れない。

加計理事長に一点の曇りもなく、また獣医学部新設の重要性をプレゼンするなら国会ほどよいプレゼンテーションはないだろうが、しない。それだけでも教育者または経営者として誠実な人物ではないという印象を自ずから与えている。審議会で認可保留が
決まった今、その正当性を主張できるのは加戸元知事でもなく、八田さんでもなく、安倍さんでもなく、加計理事長だと思うけど・・・。まあ櫻井さんらも日本会議や安倍さんを通じて加計さんとは懇意なんだろうね。

憲法改正のためならばどんな疑惑にも目をつむる。

その盲目さで憲法を論じるから、その正当性が失われてしまうことに大きな怪物みたいになった日本会議は気が付けない。理解できない者をバカ扱いする。でも”占領下で押し付けられた憲法”だからの一点張りに同調できないのも事実だし、悪法と言われる部分を説明できない時点でダメなんじゃないのかなぁ。九条がすべて正しいとは言わないが、戦後72年の平和を九条により守って来れた功績を無視はできない。

それに自衛隊日報問題に見られたアンシビリアンコントールを見ていると、軍として存在した場合の”自衛隊”を信じる論拠が完全に喪失されたと言っていいんだと思うが、これをどうも安倍政権は曖昧にしてしまいたいようだ。防衛の信用を取り戻せないのに軍が必要だと議論することがいま求められている重要なことなんだろうか。北は4発のミサイルを日本の領空を通過して実験するだろう。

アメリカがもし北朝鮮への攻撃に踏み出しても、日本はこの有事に対して直接的な責任は負わない。韓国と日本は間接的な責任を静かに負うだけだ。有事が起これば、それまで「ない」とものされ議論されていた有事が、「ある」となる。あるとなった場合、アメリカと同盟で良かったという議論に落ち着くんじゃないんだろうか。直接的に攻撃した場合の人命の重さにきっと日本人は内向的な迷路に迷うと思う。今回は良かったが同じような危機が起きた場合、日本はまた危険に晒される。今こそ憲法を変えて自衛手段が行使できるように防衛を整えないといけない・・・という論旨は否定される可能性が高い。

北の脅威がパージされたのはアメリカと同盟を結んでいるからで、それでいいんじゃないか。そういう落としどころになるような気がするんだ。そしたら「ある」議論で悶々とする空気も一掃される。

まあ神社神道に関してまったく理解していないわけじゃないから、ちゃんと宗教として成り立つように制度をあたらめて教義を作って欲しい。72年もあれば憲法改正で国教への復活など考える前に、教義が議論作成される時間はゆうにあったと思うんだ。

たゆたゆと精神論の世界に浸ることしか、神道に宗教としての価値がないのであれば、悲しいことだけど淘汰されてもしょうがなかと思う。

信心では救われなかったおいらですが、何かそれでも救いがあれば救われた気がしますけどね。

思想信条が同じであれば、相手方の不義に目をつむる。そういう狭い見識で日本を動かして欲しくないです。

もっと公平にお願いします。櫻井女史。




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