monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

個人的な範囲以外での画像の無断使用を禁じます。
 



2月の連休に、京都市の観光キャンペーンとタイアップした形で行われた、梅小路機関区の夜間ライトアップですが、何とも太っ腹な事に無料開放とのこと。ただし、当然ですがミュージアムには入れないとのこと。それでもかつては入場に400円必要であったエリアにタダで入れてくれる上に、機関車のライトアップまでしてくれるという何ともうれしい企画。スポットライトを浴びた夜の機関車はきっと魅力的でしょう。ただし、公式face bookの記載によると、「三脚使用禁止」とのこと。夜間写真を撮るにあたってこれは痛い条件ですが、相手の提示した条件だけに飲むしかなく、出来る範囲で最善を尽くすしかありません。

18時過ぎに梅小路短絡線下の駐車場に車を停めると、三脚はトランクに残して首からカメラをぶら下げ入口へ向かいます。その途中に閉館後もライトが当たったプロムナードの車両達が目に入りました。お客さんがいないので遮る人もなく撮り放題。レンズを金網に密着させて80系を撮影。中はそこそこ明るいのでD7200でISOをあげれば、慎重に撮る事で手持ちでもなんとかなります。


普段は開いていない横の入り口から扇型車庫の裏手へ入る事が出来るようになっていました。入り口には制服に身を包んだ職員が立ち来場者を迎えるとともに、ミュージアム方向へ入って行かないように人の流れをチェックしているようでした。
車庫を抜けて転車台方向へ進むと、三脚で撮影している人垣がまず目に入ってきました。頭出し展示された機関車がライトアップされている一角と転車台の向こう側で、蒸気を吐きながら佇むスチーム号車両と北びわこHM装着の車両が撮れる位置にウジャウジャいます。禁止されていても少しぐらいはルールを守らない撮影者もいるだろうとは思っていましたがあまりの数の多さに驚いてしまいました。注意書きを真に受けて三脚を持参しなかった自分がバカみたいです。
しばらくうろうろして手持ちで撮影していましたが、時折通りがかる職員から特段三脚使用を注意されている様子もありません。ひょっとして三脚禁止は見間違いだったのだろうかとも思ったため、入口へ戻って職員に確認してみました。

「確か、今日は三脚撮影は禁止だったはずだと思うのですけど・・?三脚使ってもいいのですか?私だって使えるものならば使いたいのですが。」
「仰る通り、三脚はダメです。」
「かなりたくさんの人が三脚を持ち込んで撮っていますけど、それは放置でいいのですか?ちゃんと注意してください!」
「はいっ、ご指摘ありがとうございます。すぐに放送でそのようにさせていただきます。」

このようなやり取りがあり、再び転車台付近に戻って撮影をしていました。
「梅小路蒸気機関車区」の文字を切りたくない&頭出し機関車をなるべくたくさん入れて撮影したいので、カメラを構える角度を微調整し、他人が写り込まないタイミングをじっと忍耐強く待ち続けます。頭から突っ込んでいるのはC57と思われます。大好きなC62は切りたくないのですが、手持ちのレンズではこれ(TOP)が精一杯。24㎜あればもう少し余裕を持って撮れただろうと思います。
扇型車庫の作業ピットには義経号とC62-2がおり、灯りも点っています。手持ち縦撮りで撮影。いい雰囲気です。



10分経っても15分経っても三脚使用をやめるように促す放送はおろか、三脚使用者の横を通りかかる職員も見て見ぬふりのようです。そこで、件の職員のもとへ再度向かいました。

「先ほど注意の放送をすると仰りましたが、いつまでたってもそのような放送は流れてきませんが?」
「はい・・」
「三脚使用禁止ですよね?」
「はい禁止です。」
「じゃ、なぜ放置なのですか?」
「・・・」
「三脚使っていいのですか?」
「・・・どうぞ、お使いください・・」
「本当に、いいのですね?三脚取って来るけど、いいんやね?」
「どうそ・・」

掌を返したように、一転三脚使用許可の発言です。3回ほど念を押したうえで発言が変らないため、駐車場へ戻って三脚を持ってきました。何とも2度手間な事をさせてくれるものです。既に三脚を持ち込んでいる彼らも同じ問答をしたうえで持ち込んだとは思えませんが。

こうして、晴れて三脚にカメラを固定して撮影できるようになったのですが、この頃になると警備員が、三脚使用自粛を求める呼びかけを始めるようになりました「本当は、三脚使用禁止なんですよ~」と言う感じで。誰も指示には従う様子はありません。そこで、警備員の1人に質してみました。

「三脚使用禁止と聞いていたから、持って来なかったのに、来てみたら三脚だらけ。入口の職員に確認したら、最初のうちは禁止なので放送で周知しますといったのに、何にも対応なし。再度確認したら三脚使っていいと言っていた。数回確認しても、良い、と言うからわざわざ取りに戻って持ってきた。いったいどっちが正しいの?」
「三脚は禁止です。そんな放送はしません。」
「でも、ここの制服着た職員が放送すると言ったり、三脚やっぱり使っていいとか言っているんですよ。どういう事ですか?彼まだいるでしょ、確認してみてください、そんなやりとりがあったのかと。」
「あれは、バイトやから・・」
「バイトなら口から出まかせ言っていいんですか?制服まで着せてバイトでもれっきとした職員でしょ!」

警備員の言い草に呆れてしまいました。職員の統制もとれておらず、いい加減な運営でやった者勝ち状態。わざわざルールを守ろうとして損をしたと思わせしめる情けない管理状況でした。無料イベントに多くを求める事はいけませんが、自分が言い出したルールぐらい、きっちり徹底させる体制ぐらい取るべきでしょう。体制が取れないならそんなルールを掲げなければいいのです。
こんな感じであるならばもう気にすることなく、他人に迷惑をかけない常識の範囲で、こちらのやりたいようにやらせてもらいます。
今回は諦めていた転車台の向こうに停まった2両の蒸気を吐くHMを付けた機関車を望遠で撮影。手持ちで望遠などまあ無理です。少なくとも綿のような腕のないものにとっては。


反対側に回って、機関庫をバックに。


ルール無視の撮影者とはいえ、大半の撮影者は整然と並んで粛々ともめごとは起こさず熱心に撮影しています。
そもそも夜間開放イベントで三脚を禁止する意義は何でしょうか。一部カメラの高感度が良くなってきたとはいえ、そのような高級機材をふんだんに使える一部の撮影者をターゲットにしている訳ではないでしょう。三脚がある事で何らかの危険が起こるとは思えません。
たとえは少しずれているとは思いますが、ラーメン店で「タダにしてやるから箸を使わずにラーメンを食え」と言われているかのようです。三脚なしでも写る事は写りますが、微妙なブレなどどうしても出てきます。黒い被写体なので露光時間もそんなに節約できません。すごくストレスフルな撮影条件です。

おそらく、あまり来てほしくは無い存在の「三脚使用の撮り鉄」=「撮影に際して自分勝手な要求をする」という思いが主催者側にあるのでしょう。せっかく子連れで楽しんでおり、記念写真を撮ろうとしている姿に向かって退けと罵声を浴びせたりなど起こりかねない事は想像がつきます。また、この日も植え込みや土の地面にでも平気で三脚の脚を差し込んで撮影している姿もあり、嫌われるのも致し方ない面は大いにあります。しかし、そういった撮影者はごく一部で、そういった行為を警備員が取り締まっていけばいいのであり、三脚使用そのものが排除されるべきものではないと考えます。
一般の来場者が気持ちよく楽しめるようにという思いがあるのであれば、3日間の期間を設けている今回のイベントなので、時間や日を分ければよいだけの事。撮影者全体を撮影困難な状況に追い込む方針はいかがなものかと思います。

しばらすると、突然チャイムが鳴り、三脚の使用は禁止になっている旨の放送が入りました。さっき放送はしないと言っていたにもかかわらず(笑)。
ある程度撮りたいものは撮れたので、この状況を見届けて撤収しました。
入口に制服の彼はもう立っていませんでした。

鉄道博物館が開館して1年。以前にもましていろいろなイベントに取り組んでいる姿は素晴らしいです。最初のうちはうまくいかない事も多々あるのが常ですし、うまくいかなかった点を今後の改善点にしていってどんどん新たな取り組みをされることを期待しています。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
なんか釈然としないですよね。 (レイルファンにっしー)
2017-04-25 21:00:44
monさんこんばん

梅小路でのライトアップ、私も情報知ってたので、今回こそはと思ってたものの、後になっていけばよかったと少し後悔です。

それにしても関係者の「三脚禁止」の措置の2転3転や、挙句には開き直りなど、まともに決まりを守ってる側にしてみれば納得いかない格好でしたね。

こんなことなら、主催者側は三脚OKで整理券配布して、短時間ごとの入れ替え制にするか、逆に「三脚は来場者でご自由に」にするか、なんかもっとまともな方法が用意できたのではないでしょうか。

でもさすがはmonさん!。関係者にやっぱ一言物申す行動力は筋が通ってますね。・・・納得いかない撮影会ではあったかと思いますが、お好みのシロク二もカッコよく撮れてますね。
 
 
 
レイルファンにっしーさん (mon)
2017-04-28 02:00:38
愚痴を書き連ねたような記事にコメントありがとうございます。
基本的には決まりを守らないものが悪いのですが、大目に見るなら見る、決まりを徹底させるならさせるのどちらかの方針をきっちりと示してほしかったですね。方針が迷走するようではいけないと思います。
今回も感じた事ですが、三脚を使って撮影する習慣のない人たちと同じ現場でお互い気持ちよく共存する事は難しいと思います。
 
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