KポBOYSアイドル…💔

BL小説を書いています。

MONSTA X小説【HERO】第2話

2017-05-18 15:12:43 | MONSTA X小説

シャワーを浴びて上半身裸のままタオルで髪を拭きながらホソクはキッチンに入って来た。
それに気づいてヒョンウォンがビールの缶を開けて渡す。
「ありがとう…」
「ううん…」
ホソクの身体を見つめているヒョンウォンにホソクは気づいて
「何?もしかして見とれてる?」
そうふざけて言ってみた。
ヒョンウォンは笑って
「バカ!そんなわけないだろう…」
そう言うとお茶碗にご飯をよそってテーブルの方に持っていった。
「じゃ、何だよ?」
「いいじゃん、なんでもないってば…」
言わないヒョンウォンにホソクはそれ以上は聞かずにビールを飲み干した。
そしてテーブルにつき食事を始める。
ヒョンウォンも向かいに座った。
「今日も大変だった?」
「うん…いつもと変わらずにね。そういえば、俺たちと同じくらいの青年を一人運んだよ。バーが燃えて…。大丈夫だったかな… 彼?」
「へぇーホソクが覚えてるんだから余程可愛い子だったんだね…」
ヒョンウォンがそう言って笑う。
ホソクはブッとご飯を吹き出した。
「汚いなぁ…」
「ゴメン…!だって…お前がそんな言い方するから…。男だって言ってんじゃん…」
ホソクは慌ててふきんでテーブルを拭きながら言った。
内心何故か焦っている自分に気づく。
「男だから…なおさらじゃん。ホソクの目に留まるなんて…余程イケメンなんでしょう…」
ヒョンウォンはそう言ってまた笑うと持ってきた水を飲んだ。
「バカ…」
「ホソク…」
「ん?」
「何で彼女とか作んないの…?」
そう言われてまたホソクは吹き出しそうになる。
「は…。いいだろ…そんなの…」
「いいけど…。僕のこと心配で一生面倒みるとか思ってんならそんな事いいからね…」
ヒョンウォンが今度は真面目な顔で大きな瞳で真っ直ぐにホソクを見つめて言った。
ホソクは本音を突かれて胸が痛くなる。
「そっ、そんな事言うなよ…。俺が彼女作んないのとお前とは別だろう。それよりお前の方が早く誰か探せよ…。そんなイケメンなんだからよりどりみどりだろう…」
「こんな身体の奴…好きになる人なんかいないよ…」
ヒョンウォンが視線を伏せてそう言った。
「そ…そんな事…」
「いいよ。ゴメン…。さっ、僕もシャワー浴びてくるから、片付けだけしといてね…」
ヒョンウォンはそう言って笑顔で立ち上がり水の入ったカップをキッチンの流し台に持って行った。
引きずっている足がホソクの心を締め付ける。
・・・俺は…俺はずっと…お前のそばにいてやるから・・・
そう思った。



「あっ、貸して…」
「あっ、ありがとうございます…」
マンションにヒョヌを招き入れて、ヒョヌがすぐにミニョクの頬の手当てをしてくれた。
ミニョクは近づく彼の唇に何故かドキドキしていた。
「はい、出来た…」
「ありがとう…。今すぐに何か作りますから…。あっ、良かったらシャワー浴びて来てくださいよ。そこでてすぐですから…」
ミニョクはそう言いながらキッチンへ行って冷蔵庫を覗く。
「あぁ、いいんですか?」
「もちろん、身体気持ち悪いでしょ…。タオルとか適当に棚にあるの使ってください…。その間にご飯作っときますから…」
「じゃ、すみません。」
ヒョヌはそう言うと立ち上がり廊下へ出て行った。
ミニョクはその姿を見送って、野菜を洗いながら何故だか心がウキウキしている自分に気づく。
彼がずっと握っていてくれた手の温もりがまだミニョクの心から消えなかった。
優しくて大きくて、言葉は少ないけど暖かい人。
消防士という仕事をしていることもミニョクにはとても素敵に見えた。
人を救う仕事を自分もしたかった。
本当は医者になりたかった。
でも、訳があって挑戦することさえ出来なかった。
・・・あっ、そうだ着替え・・・
ミニョクはそう思うと一旦手を拭いて自分の洋服ダンスをガサゴソと探り始める。
・・・下着もいるよね…同じの履くの嫌だよね。僕ので合うのかな・・・
と、自分の新しい下着を見ながら思わずヒョヌの身体を想像してしまい…その、大事なとこの大きさとか…と。
・・バカッ・・・
と一人で赤くなり思わず自分の下着で顔を隠す。
・・・何やってんだろ僕・・・
と、しばらくそうしててハッとした。
同じ男の人にこんな気持ちを、何でこんなにドキドキするのか自分でも理解できない胸の高鳴りに焦る。
でも、顔は緩んだままだった。


チャンギュンは医者からどんな状態か全てを詳しく聞いた。
肺の状態はそこまでひどくはなかった。
しばらく薬を投与していれば治るらしい。
でも、今までのように歌を歌うのは…と医者は言った。
無理ではないが、あまり使いすぎると呼吸が苦しくなったりするので、無理は禁物だと。
兄は歌手になりたくて、今もオーディションを受けながら、バイトで今日のようなバーで歌ったりしているのだ。
そんな兄から歌うことを取り上げるのはあまりにも酷いことだった。
チャンギュンは言うか言うまいか迷っていた。
チャンギュンはこれでも医者を目指して医学部に通う学生だった。
なのでこういう病状を伝える時の難しさはよく知っていた。
兄の場合は…言わない方がいいかもしれない…そう思った。
そんなことを考えていると、チャンギュンが握っていた手が少し動いて、キヒョンの瞳がフーっと開いた。
そして見つめるチャンギュンを捉えた。
「兄さん…兄さん…」
チャンギュンの呼びかけに少し微笑んだキヒョンは何かを話したそうにした。
「いま、お医者さん呼ぶね。それ、取ってもらおう…」
チャンギュンは言ってナースコールを押した。
「兄さん…痛いとことかある?」
そう聞くチャンギュンにキヒョンは無理に笑って首を横に振った。
痛いはずだった。
肺もだが他にも火傷をしているところが痛むはずだった。
と、ドアが開く音がして看護師と医者が入って来た。
「目、覚めたんですね。もう、大丈夫でしょうから、これ外しますね…」
医者がキヒョンを見てそう言った。
キヒョンの口から管が抜かれる。
少し咳き込み痛みに耐えているキヒョン。
医者がそんなキヒョンを気遣いながら、彼の病状を話し始めた。


「兄さん…苦しい?」
「うん、大丈夫。ありがとう…ごめんな…驚いただろ…」
医者からの説明は今の病状とこれからの治療についてだけで、歌う事の話はしなかった。
キヒョンは聞きたそうだったが、多分自分でも聞くのが怖いのだろう口には出さなかった。
チャンギュンに身体を起こさせてもらい、ベッドに背中をもたせかけながらキヒョンはそう言った。
言葉は出てくるが、息遣いが苦しそうでチャンギュンは胸が痛くなる。
「ううん。でも、良かった、酷くなくて。入院も一週間くらいでいいみたいだし…」
チャンギュンはでも明るくそう言った。
キヒョンはそんなチャンギュンをじっと見つめて言った。
「…歌…歌は…歌えないのかな…。こんな…少し話すだけで…苦しい…し…もう…無理なのかな…。」
「そっ、そんなことないよ…。大丈夫だよ。退院したら少しづつ練習して…」
「チャンギュン…!お前は…医者の…卵だから…知ってる…ん…だろ…本当は…どうなのか…」
そんなチャンギュンを遮るようにしてキヒョンが言った。
真剣な瞳が痛かった。
チャンギュンはそれでも笑い
「知ってるよ…だから僕が言ってることが本当のことだ。兄さんは今まで通り歌えるし、何も変わらないよ…変わるわけないだろ…。僕がどうかなっても必ず兄さんを歌手にしてあげる。だから、今は何も考えずに休んで…ねっ…。」
そう迷う自分の心を吹っ切るように言った。
そんなチャンギュンにキヒョンはホッとしたように息をつき、頷いた。
「ありがとう…チャンギュン。お前がいてくれて…本当に…良かったよ…。」
「ううん。さっ、少し眠ろう。朝まで…ねっ…」
チャンギュンはキヒョンのベッドをゆっくりと倒して、キヒョンを寝かせると布団をかけた。
キヒョンはそれ以上は何も言わず、そっとチャンギュンに微笑んで目を閉じた。
チャンギュンはそんなキヒョンの手を握り、さっきの言葉通り、何があっても必ず兄を歌手にさせるとそのために自分の出来ることは全てやろうと思った。


🌙あとがき🌙
すみません。ジュホンくんがまたしても出てこれませんでした。
次回は必ず。
それと、考えながら書いたので辻褄があってないかも。
すみません。

画像はホソクくんです。
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