JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ホープの右手 Facing The Wall / Lars Jansson

2015-07-24 22:39:14 | 聞いてますCDおすすめ


新しいアルバムが発売されることは知っていたけれど、ショップで出会ってかったら発売日だったようで、久しぶりに皆さんに先駆けて記事にしてみようと思う。
新しいグループになって何作目となったのだろうとおもったら、このメンバーをベースに6作目になるのだろう。

1曲目穏やかな日々を持っているかなどまず考えてしまうから、この始まりはスタートから別のところに運ばれます。
だかR2曲目ですでにラースの世界に没頭できます。
今回はすべてオリジナル曲だそうで、ヤンソンが詰め込まれた感じがしてうれしい。
トリオの完成度も目をみはるものがあって、3曲目切れのよいドラムスが小気味よい。
それは4曲目のベースとのユニゾンでも解ります。
5曲目、バップ・フィーリングがたっぷりだけど、そのフレーズにラースがいるのが実に楽しい。
この曲10月の来日で演奏するだろうけれど、実に楽しみになる。



アルバム発売初日に買ったら、ライブ・スケジュールが入っていて、おなじみのところで良い日があったのでそこに行くことになるでしょう。
次の“Quito”もラースらしいバラードで、たぶんこの、2曲つながりで演るって解ってしまう、メロディアスなベース・ソロも良いです。
ラースの一面をみた後は“Three Times Three”はそのソロを反映したような新しいトリオの雰囲気が入っている感じです。
新しいトリオになってラースがとても若返った感じているけれど、それはお孫さんが出来て暖かい心が増長したのではと、この曲のタイトル“Wise Heart”で思います。
10曲目“Ornette Work”のハーモニーにはニヤリとしてしまう。録音された日が2015年3月11日だから、オーネットの死を予感したのだろうか。
11曲目“Autumn Sun”をマイルスの“ソー・ホワット”を下敷きにしたアレンジとノートに杉田宏樹しが書かれているけれど、そこまで聞き取れなかった。次のショーターも同じです。
最後が亡きおとうさんに捧げた美しい曲。

気が付く人が何人かいると思うけれど、このCDの手、「HOPE」の右手の反対面になっています。というのは勝手に思っていることです。
ごまかしせずに、久しぶりに全曲、書いてみました。



Facing The Wall / Lars Jansson

Lars Jansson (p)
Thomas Fonnesbaek (b)
Paul Svanberg (ds)
2015年作品

1. Prelude To A Restless Mind
2. Facing The Wall
3. Forts de Latour
4. Nobility And Beauty
5. Configuration
6. Quito
7. Catching The Ox
8. Three Times Three
9. Wise Heart
10. Ornette Work
11. Autumn Sun
12. Shorter And Shorter
13. To A Sweet Dad


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2 コメント

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緑の手 (Suzuck)
2015-07-31 16:20:28
ブラザー、トラバありがとうございました。
このメンバーに変わってすぐは、特にドラマーに対していろいろの批判もあった気がしますが。。
とても、立派に成長されてやはり鷹の子は鷹って感じですわ。

若々しさの秘訣はやはりこのリズム陣ですよね。
ぜひ、生で体感したとおもいます。応援してね。笑
今年も (monaka)
2015-08-01 21:42:40
suzuckさん、こんいちはmonakaです。

毎日暑くてて、ちょっとラースの世界と違うとろろで生きているように思います。
でも来日の時は良いようで、うまく合うことができますでしょうか。

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