JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

オーファンX 反逆の暗殺者  グレッグ・ハーウィッツ 著 三角和代 訳

2017-02-20 22:22:07 | 


暗殺本が続いたので、口直しをして最後の残っていたこれも暗殺者が主人公のお話。
設定がちょっと前の「暗殺者を殺せ」にかぶっていて前のが高額で暗殺者の逆暗殺を請け負う主人公だったけれど、こっちはお金関係なく罪のない人の危機を救う暗殺者が登場。
ワキが一寸甘いようなところもあるけれど、ユーモアもあって、これも一風変わったキャラクターになっていて、一気読みにな在りました。
シリーズ5作まで決まっていて年末ぐらいには次がでるかも、映画化もあるようで主人公はだれがむいているのだろう。

それでは抜き書き2つ。

まずはユーモア

 「ママは仕事がすごく忙しんだな?」
 「うん。人殺しとかそういうのを刑務所にいれるの。今度の奴はね、誰か撃ったんだって。ところで、どうやったら誰かを撃てるの?」
 「胸に二発、防弾チョッキを着ている場合に備えて頭にも一発だ」

次はJAZZネタ

 曲が終わり、次の曲が始まった。繊細なピアノのリフ。
 「えっ」ミーアが言った。「まさか。オスカー・ピーターソン・トリオなんて」彼女は音楽に合わせて気だるく、軽く身体を揺らした。片手は髪を摑んだままだ。「大学で心理学の講義を受けてね。瞑想についての講義。あなた瞑想したことある?」
 「少し」
 「教授ね、学生たちをペアにさせて、パートナーに同じ質問を繰り返せたの。"あなたをしあわせにするものは?”って。それだけを延々と。私がこたえる番になって、最初の答えは〈自由の賛歌〉だった、この曲よ。このピアノがトリルするところを聴いて・・・・ここ」ミーアは身体を少し沈めるようにして、髪を離した。

この子は良い子だ。

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