行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

塞翁が馬

2016年11月08日 | 仏の心
中国に塞翁という老人が住んでいました。

ある日、塞翁の馬が隣国に逃げて行ってしまいました。

近所の人はその不幸に同情しますが、塞翁は、

「これで良いことが起こるかもしれんよ」

と言いました。

やがて、逃げた馬は駿馬をつれて戻ってきました。

近所の人は、

「よかったね」

と言いますが、塞翁は

「これが災いになるかもしれんよ」

と言います。

塞翁の息子は喜んで駿馬に乗りました。

息子は落馬して脚の骨を骨折してしまいました。

近所の人が不幸を同情すると、塞翁は

「これは吉事の前触れじゃよ」

と言いました。

そして、この地域で戦争が起こり、多くの若者がかり出されて戦死してしまいました。

しかし、塞翁の息子は骨折していたため、戦争に行くことがなく、無事だったということです。


この話は、一つの物事にはプラス、マイナスの二面性があるということです。

出世しても、家族との時間を過ごすことができず、家庭が崩壊してしまう人もいます。

頭が良すぎて物事を深く考えすぎて、頭がおかしくなってしまう人もいます。

物事には実態がなく、よかったのか悪かったのかわからないのです。

それが般若心経の空の思想なのです。
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