ももすけの日記

カラフルな春は花屋の店先に
ああ面白かったと言って死ねたらいいな

疑惑

2016年11月27日 14時44分33秒 | ひとりごと

この数年、今頃の時期になると喉の奥がいがいが、痛くなります。

上あごの奥の方、鼻の穴の付け根あたりがひりひり痛くて、葛根湯を飲んで治ればいいのだけれど、ひどくなると喉が痛くて話すことも、食べ物を飲み込むことも痛くてつらくなります。

おしゃべりしないおかあさんをぼくは想像できません。何も言わないとさびしくない?と小さな声で言うと、おとうさんは「静かでいい」と返事しました。

頻繁に繰り返すので耳鼻科を受診しました。でも、風邪ですって。抗生剤と痛み止めで1週間ほどで治りました。が、数日すると同じ、上あごの奥が痛い。また、数日すると食べ物を飲み込むのも、話すのもつらいほど痛い。

昨日の土曜日は英会話教室のダブルなんだけど、耐えられずお休みして、今度は内科を受診しました。やはり風邪ですと。

熱も出ないし、咳も鼻水もない。おかあさんは、ひそかにアレルギーだと思いかけていたのでしたが。

内科でもらったお薬はかなり眠くなって(もっとも、毎日忙しくしていて、出歩いてばかりだったので睡眠不足だった)昨日の午後はずっと眠りこけ、こんなんだと、晩に眠れなくなるかも、と思うほどだったのに、しかし、夜は夜で寝られ、今日も朝ごはんのあとは、おこたに入ってうとうとしていました。

・・・・・おかあさんはぼくといっしょに、お母さんか、姉さんのところ(どちらも亡くなってる)に遊びに行き、その帰り、誰か政治家のような人が何かスピーカーで演説をしていました。ちょいと見ると数人が、たいそうな演説調のおじさんのまわりを囲んでいました。足元がぬかるんでいました。もう少し行くとぬかるみが終わりかもと思いながら、おかあさんはぼくを抱っこして、momoの足が汚れているのに抱っこしなければよかったかな、と思いました。しかし、次の瞬間、ああ、この感触、とぼくをもう一度抱きしめたのでした・・・・・

それは、やさしいぬくもりでした。風邪薬のおかげで、momoに会えておかあさんはうれしくなりました。

こんなに昼間寝ていても、昨夜は眠れました。昼間に寝て、夜、眠れなくなった時、多分それが、風邪だかアレルギーだかが治ったときのように思われます。だから、寝なさいということなのでしょう。

しかし、おかあさんは疑惑を抱き続けています。

大好きな大好きな石蕗の花が咲くころ、今年はもうほとんど終わりがけですが、顎の裏の鼻の穴の付け根のあたりが痛くなるのです。

そして、春、大好きな大好きなミモザの咲くころも、同じような症状になるみたいなことに、今、気が付きました。黄色い犯人かもしれない、なんて思ってごめん。


つながっていればいいね

2016年11月10日 17時26分43秒 | ひとりごと

数日前、おかあさんは美容院に行きました。

そのお店の何かのセールの抽選で3割引き券が当たっていたので、これを使うために。

せっかくだからパーマをあててイメージチェンジしようかな、と思っていました。以前、肩のあたり前後の毛の長さのときは、カーリーとストレートを交互に、変わった、というのを楽しんでいたのでしたが、昨年の秋にかなりのショートヘアにしたので、以来、あんまり変わり映えしないのです。

でも、この短さでは以前のカーリーみたいなパーマは無理というし、ならばとヘアカラーでイメージチェンジを図りました。今、鏡を見ても、おばさん、いや、おばあさんにしてはかなりの明るめかなぁ、と。

でも、ヘアカラーの間に、持ってきてくれたお料理の本と、婦人雑誌におもしろいことが書いてあって収穫でした。

レシピをコピーしてもらって帰って、早速作って見ました。

「秋野菜と揚げ鶏のピリ辛甘酢だれ」    作り方は簡単で美味。

もうひとつのおもしろい記事もコピーしてもらえば良かったと今頃になって思っていますが、ちょっとあつかましいかと、遠慮したのでした。

なので、覚えているのはいい加減なものですが。元NHKのアナウンサー 加賀美幸子さんとお医者さんの対談でした。そのお医者さんの名前は忘れましたが、東大で同期だった医師、大井玄さんの著書「痴呆老人は何を見ているか」と言う本に、人とつながりを持っていると認知症にならないと、ある、と。

それから、癌患者に認知症はいない、と。

大井玄さんの著書で「病から詩がうまれる 看取り医がみた幸せと悲哀」、最近読んだ本の中で感銘を受けた1冊でしたから、お名前を見て、なんだか嬉しくなったのでした。

 

つながっている、ってとても大切なことなのです。向こうは知らなくっても、大井玄さんを知っている、ってうれしくなっちゃうし、ブログやfacebookでもつながっているし、会えなくてもメールや電話でつながっていることもうれしいことです。