福田元美のブログ

イラストや文章を書いてます。
お仕事のことや、日常のことなどをまとめてます。

冬の新作についてのお詫び

2018年01月23日 | 日記
こんにちわ。
今日は久しぶりに雪です。
明日まで降るそうです。

さて、大変遅くなりましたが、
年末の冬の新作についてお詫びがあります。

現在、ポストカードを置いていただいているお店が数店あるのですが、
冬の新作はすべてのお店にご紹介できないまま、
年賀シーズンが終わってしまいました。
(間に合わないことがわかったので、お店にもお知らせしないままでした。
 配慮が足りず、ご迷惑をおかけしました。)
たのしみにしていただいていたお客様、店主さま、
本当に申し訳ありませんでした。
お詫びがおそくなってしまったことも申し訳なく思っています。

昨年、秋の新作をお休みしたあと、
普段の倍以上の力を振り絞って冬の新作を出しました。
本来なら、知ってもらわなくてもいいことなのですが、
秋から現在に至るまで(まだ続いています)
作り続けていくために大変重要な時間を過ごしています。
大げさですが、作る人として生きるか死ぬか、の瀬戸際、くらいの覚悟で、
自分と向き合っています。
そのような気持ちでなくても作れる人はたくさんいるとおもいますが、
不器用なうえに、才能のなさを自力でカバーすべく、
もっとがんばれ、もっとがんばれ、と自分を奮い立たせないと、
よし、と思えるものが作れません。
でも夏に急に白い紙が怖くなり、はじめて感じる恐怖心に驚きました。
ふしぎと辞めたいという気持ちが生まれなかったので、
たて直すしかない、と思い、秋の新作をお休みさせていただき、
本調子ではないという不安が残る中、なんとか冬の新作を完成させました。
しかし、それで力を使い果たしてしまい、すべてのお店への案内が出来ませんでした。

言い訳に過ぎませんが、
ご理解いただけたら安心します。

時々、「ただの商品」と思われることがあります。
空いた時間に暇つぶしに作ってるように扱われることもあります。
売れればいいよね、お金になればいいでしょ?という態度で接してくる人も。
私の作っているものは「使うもの」なので、
作者の影が無い方がいい、と思ってはいますが、
だからといって、雑に扱われたいわけではありません。
大量生産のものと同じように扱われたいわけではありません。
かといって「手作り」を売りにするのも違うようにも思っていて。
軽やかでありたいと思いながら真剣に作る。
重い球を軽やかに投げる。
そんなふうに作りたい。
それをわかってくださるお店に扱ってもらいたい。
お客様には軽やかに手に取ってもらえたら。
そんなわがままな思いで作っています。

そんな私のつくるものでよければ、
これからもどうぞよろしくおねがいします。