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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「ずで」

2017-10-20 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「ずで」

「ずで」は「ほんとうに」とか「まったく」とか「とても」の意。


例文1
ずで まずい」=「ほんとうに美味しくない」
ずで つまらん」=「まったく面白くない」
ずで だめどー」=「全く駄目です」
ずで いけねわ」=「全く駄目です(全くいけないです)」
ずで へただじ」=「本当に下手です」
ずで わからん」=「全く分りません」
ずで たしかな こん かい」=「本当に確かな事ですか」
ずで つかれた」=「本当に疲れました」
ずで おもってるだかい」=「本当に思っているのですか」
ずで たしかな こん かい」=「本当に確かな事ですか」
「あいつは ずで しょうじきもんせ」=「あの人は本当に正直者です」
「えーご なんて ずで はなせねー」=「英語などは全く話す事が出来ません」
「あの ばかには なにょー やらしても ずで やくに たたねーわ」=「あの馬鹿には何をやらせても全く役に立ちません」


例文2

※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話

豊臣秀吉 「おだー ひさしぶりじゃねーかい
       げんきで やってたかい。」
織田信長 「やー とよ ほんまに ひさしぶりだいねー。
       おかげさんで げんきには やっていただがー 
       いかんせん とし してきたもんで ずで ずくが ぬけちまって だめせー。
       さむくなってきちまったで 
       はるがくるまじゃー おこたの おもりばん だいね。」  
豊臣秀吉 「そういゃー さいきん やっちゃの かおも みねーが 
       げんきで やっている ずらい ねー。」
織田信長 「やっちゃ にゃー ふつかめえに あっただが 
       ずで ずくが ぬけちまってて だめだじー
       それでも からだは どこも いたくねーって いってたで いいわ。
       おらなんか ひざは いてーし くびは いてーしで ずで だめせ。」

       
例文2の標準語(?)訳

豊臣秀吉 「織田信長さん 久し振りですね。
       元気でいましたか。」
織田信長 「やー 豊臣秀吉さん 本当に久し振りですね。
       いかんせん、年をとってきましたのでとても根気が無くなってきてしまい駄目です。
       寒くなってきてしまいましたので
       春が来るまで炬燵のお守番をしています。」  
豊臣秀吉 「そう言えば 最近徳川家康さんの顔を見ないのですが
       元気でくらしているでしょうかねー。」
織田信長 「徳川家康さんには二日前にお会いしましたが
       全く根気が抜けていてだめですね。
       それでも体はどこも痛くないと言っていましたのでいいですよ。
       私は膝は痛い、首は痛いで全く駄目ですよ。」


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