「おっこわす」は「ぶち壊す」の意。
※こわすの強意
例文
子供 「かあちゃん 椅子が こわれちまったじー。」
母親 「やーじゃねーか!
なにやって おっこわしちまっただ。
そんねん かんたんに こわれるような
いすじゃー ねーはずだに。」
子供 「おらー なにもしてねーじ。
すわったら こわれちまっただじ。
この ばかたれ いす。
かってに こわれちまいやがって。
おれが とうちゃんに おこられちまう じゃんか。」
母親 「いいわ、いいわ
とうちゃんが しごとから
けーってきたら なおしてもらうしか ねーずら。」
例文の標準語(?)訳
子供 「お母さん、椅子が壊れてしまいました。」
母親 「いやではないですか!
何をしてぶち壊してしまったのですか。
それ程簡単に壊れるような
椅子ではないはずですが。」
子供 「私は何もしていませんよ。
座ったら壊れてしまったのです。
このおバカな椅子。
勝手に壊れてしまって。
私がお父さんに叱られてしまうではないですか。」
母親 「良いです、良いです
お父さんが仕事から
帰ってきたら直していただくしかないでしょ。」
私が聞くのはぶっ壊す、ぶちこわすぐらいですね。
”おっ”に何か意味があるのでしょうか?
おもしろいですね。
ほかにこの「おっ」がつく言葉としては「おったたく」、「おっぽしょる」等がありますが、まだこれ以外にも有るかもしれません。
「ぶっこわす」の「ぶっ」も強意の接頭語なのでしょうね。
「ぶっとばす」、「ぶったたく」などが思いつきます。