「竜王の滝」伝説
滝の下方嵯峨山地区の某家にある夜一人の娘が訪れ、一夜の宿を乞うた。
主人は快く引き受け入れたが、娘が「私が休んだら身体に水をかけて欲しい。」と云う。
不審に思った主人が夜中ひそかに娘の寝ている座敷のふすまを開けてみると、大蛇がとぐろを巻いていた。
朝、娘は昨日と同じく変わらぬ様子で礼を述べ、家を出たが、主人は、なお不審が去らず跡をつけた。
やがてその娘は竜王の滝に静かに身を沈めたという。
そのあとで主人は枕もあがらぬ大病になったという。
「竜王の滝」伝説
滝の下方嵯峨山地区の某家にある夜一人の娘が訪れ、一夜の宿を乞うた。
主人は快く引き受け入れたが、娘が「私が休んだら身体に水をかけて欲しい。」と云う。
不審に思った主人が夜中ひそかに娘の寝ている座敷のふすまを開けてみると、大蛇がとぐろを巻いていた。
朝、娘は昨日と同じく変わらぬ様子で礼を述べ、家を出たが、主人は、なお不審が去らず跡をつけた。
やがてその娘は竜王の滝に静かに身を沈めたという。
そのあとで主人は枕もあがらぬ大病になったという。