透析人間ベム!不当解雇をぶっ飛ばせ!

透析人間ベムへ続く道が突然不当解雇の道に迷い込んでしまいました。これは過酷な運命過ぎます。

激痛!

2016-06-18 07:08:36 | 透析
「血圧が80に落ち込みました」
看護婦の声がアラームの音に混じって聞こえます。
冷や汗が体中に出てきます。
肉離れが来る!とっさに手を上げます。
透析クリニックに来て2か月に一度ほど襲う厄介な症状です。
両足の脹脛に激痛が走ります。
ベテランの看護婦が来て透析をしばらく止めて足を曲げ揉んでくれます。
過去最高の激痛が30分止まりません。
「あと500gドライウエイトを上げましょう」
と医師が宣告します。
私は足を引きづってメインバンクの建物で編集長と合流します。
「どうしたのですか?」
「いつもの肉離れだ。だが最悪だ」
今日は融資を保証協会付ではなくプロパーでお願いしているのです。
「決算予測もいいですね?でもNPOに対する融資は当店では初めてなので上が慎重なのです」
私も昔は銀行員ですからよく分かります。
今日はフリーペーパーの業務提携の説明で編集長が1時間ほど用意してきたレジメを説明します。
「常務はお元気ですか?」
私がベンチャーで取引していた頃の支店長です。
彼は私に将来頭取になると酔って言っていました。
「常務は来年には頭取と言う噂です」
すっかり私は置いてきぼりを食ったようです。
「一度挨拶をしておきますよ」
と私は担当の背中を押してすっかり草臥れた編集長と外に出ました。
「軽く飲もうか?」
「はい」
彼女は頼もしい相棒になりました。


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