逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



秋の晴れた日、引っ張り出された先は、早稲田周辺の文学散歩。
先ずは漱石の晩年の住居跡に、先月開館したばかりの漱石山房記念館。戦災で焼け残った、猫の墓の前に、復元した漱石の旧居を囲う形で記念館が出来ている。



以前は医院であった建物を漱石山房と号して、文士が集ったのだとか。山房の一部が写真や資料を基に再現されている。ベランダの外側にガラス戸の囲いがあり、暖かそう。(信州のサンルーム計画の参考にしよう)



その中、かって診察室だった所に、漱石の書斎があった。蔵書は戦災を逃れ東北大学に残っているのだが、それを複製して飾ってある。


色々な展示を見て回った後、図書室から本を借りて、カフェで一休みと読書。


漱石と言うと私には千駄木や西方がなじみがあるのだが、生まれたのは早稲田近くのここ、新宿区牛込馬場。生誕の地には、やよい軒が建っていた。


昼御飯はせっかくだから、やよい軒ではなく、安くてうまい早稲田周辺の食堂へ。


會津八一記念博物館、大隈講堂、坪内逍遥博物館と早稲田大学の構内を歩き回ってから、


肥後細川庭園へ。


本当のお目当ては、その敷地に隣接した丘の上にある和敬塾。かつてそこには村上春樹が住んでいて、ノルウェーの森に屋上の風景が出てくる。庭には最近話題になった前川喜平さんの祖父の前川喜作さんの銅像。この人が丘の上の細川邸の洋館を買い取り学生寮にした。


日も傾いてきたので、最後は連れ合いがかって住んでいた梅花寮へ急ぐ。今は建て替えの為閉鎖されているので、これが見納めになるだろう。



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