岩窟竜王/新居浜祭り

 言って良いことと悪いことがありますの ©鬼塚夏美

参加はご自由に、オプションです。

2017-04-15 | 迷走する統一寄せ
先だってはハーフタイム・ショウがどうの、都が水樹がと妄想したが、上部運営が(二部制はさておき)80周年の開催は17にとの選択は、英断のような気がしてきた。なぜなら15の日中はすべての太鼓がフリータイムとなる、その日に「何もしない」のは常態であるが、たとえどこかが何かをしたとしても、問題視する根拠がないからだ。無理に探し出してもそれは暗黙の了解に対しての違背にとどまる。

たしか三年前の2014、松木坂井は新調20周年と称して祝典を挙行した。場所は駅南のJA。ご存じの通りJAは南口直近であり坂井町三丁目にある。ある太鼓台がテリトリー内の適宜な場所へ運航しただけであって、その時にどこにも問題などありはしなかった。
仮に今年、それを10月15日に同所でやってみればどうなるのだろう。名目はないわけじゃない、房のお披露目とでもしておいて。自治会館から出てJAに向かい、補助金の御礼などをしたら餅でも投げて帰ろう。そして帰り道、ふとみると線路の向こうは驚くほど賑やかで人出が多く、太鼓台も数台見えることに気づいた松木坂井人士がたまらなくなってパルティやファミマの方へ(まだまだ地元のうち)暖かい交流を望むべく北上したとして、それをいったい誰が責められようか……。
ちなみにJAは坂井町三丁目ではあるが、下泉にもきわめて近く、ほぼ隣接している。下泉もお祝いに駆けつけてきたとして、これを無粋というのだろうか。
重ねて言うが、以前が問題でなかったのなら今回も問題にはなるまい。なったとしたら外部要因にすぎず、それは松木坂井の責ではない。たまたま駅の北口では川西川東の太鼓がたくさん寄せ集まっている偶然があるだけ。

統一寄せがあるからと聞きつけJRでいらした観光客が、新居浜駅で下車したはいいものの不案内のせいで南口に出てしまい「あれれ太鼓台はどこに?」なんていうおっちょこちょいな可能性は少しある。そんな人のためにも、南口にも非公式で小規模ながら太鼓の居る会場(札幌雪祭りの真駒内会場みたいなものさ)があったりするとお客様フレンドリーに違いない。
……ついでに。18に中央公園でやっているようなマルシェ的な場をやってくれると、なおよろしいな。JAも産直市として堂々開催できそうだ。観客が見物に少し疲れたときに陸橋を渡ってきてひと休みできる場があるとほっとするしね。
ならば太鼓を出さなくても愉しむ術はあるというわけ、駅北から聞こえる長胴の音を肴に一杯飲るのは悪くないんじゃないの。そこにテラスと椅子をしつらえればそこはバール・タンブーロってことでね。

そもそも「あいつらは祭りが四日間もあるのに、こっちは……」との率直な興ざめや腹立ちや嫉妬がない交ぜになったような感情の有無を問われた者は、それを涼しい顔で否定できるのだろうか。
見物もそりゃあ楽しくはあろうが、出たきゃ行けばいいのに。翌日よりの祭りに向けて体調を整え、斎戒沐浴することは見上げた行為であるが、そうしない者を非難するのはその人物、修行が足りない。

パック旅行商品にはいろいろある。バスでの観光や観劇やスポーツ観戦を含んだものから、食事も朝だけだったり夕食も付いてたり、まったくついてないものも少なくない。自由の多いものは〇〇フリープランなどといって交通手段のチケットとホテルの宿泊券を渡されるだけになる。食事券がついていてもそこで食べないといけないわけじゃないし、ホテルに泊まらない自由さえある。各自の判断で責任で、どうぞオプショナルツアーをお楽しみください。


などなど。おもに「行かないもんね」とした上部に向けて遠回しにアジテートすべく用意した拙稿だが、川東西部も駅前に「めんどくせぇ」と渋り出したとの話が聞こえてきたよ。ちょうど半年後のことなんだが、なんともはや……。
コメント (4)
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