みりんの徒然声

日々、感じたことを日記や詩でお届けします

みりんの徒然声 さみしがる癖がなくなるように

2017-01-03 21:22:15 | 日記
新年最初の涙はしょうもなさずぎるものだった。最近は迷惑メールやなりすましメールが多い。今まで絶対に、返信や見ることなどなかったのについ、知らないメールに返信してしまったのは正に魔が差した。というより、差出人の名前があの人と同じだったのだ。ふと、あの人の名前を呼びたい、と思ってしまったのだ。冷静に考えてみれば馬鹿げている。あの人の名前はそう珍しい名前ではないし、あの人からメールなど絶対に来ないのだ。来るわけがないのだ。あほみたいに迷惑メールが届いてそれをうんざりしながらブロックして、何より自分にうんざりして涙が出た。なんてしょうもないんだろう、って。自分の中に巣食う寂しさの深さに気がついた。平気なわけないのだ。一人で生きたいと言えど、他人と共存するビジョンなど想像出来ないと言えど平気なわけないのだ。あたしは誰より寂しがりやだ。あの人を忘れることだって不可能だし、痛いものは痛いし、人に悪意を持たれたら悲しい。だから忘れることは辞めよう。だけどあの人を、思って寂しがるのは辞めよう。忘れないけどすがらない。強く生きて行かなきゃ。もうすぐ母親ともお別れだ。また一人になる。仕方ないし、平気なわけない。だけど生きて行かなきゃならないのだ。教訓としては知らないアドレスは見てはいけません。今更ながらだけど。春はまだ、遠いな。痛む指先を眺めながらしみじみ思った新年。


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