雪が静かに降っている。しんしん、しんしん、降り積もる。タバコを持つ指先が痛いくらい凍える。こんな無防備に雪を、見るのも最後だと思う。来月出ていくと決めたが住むところはまだ決まっていない。無防備な挑戦。母親とも最後だから和解しようと努力するが、心うらはら、やはりすれ違って喧嘩になってしまう。言葉はいつも思いに足りないね。先の見えない未来を思うと何も考えられなくなって、あたしは書くことがなくて困っている。怒りも寂しさも湧かない。しばらくブログのネタがないなあと思う。気持ちが無、初めてだ。悟ったわけでもないが、もしかしたら死に際ってこんな風に無、な気持ちなのかも知れない。また安易な考えかもしれないけど。雪のように静かで真っ白な何もない風景。今のあたし。困ったな。