かっぱ寿司 ごくっ旨！ あっさり醤油ラーメン

前回に続いてかっぱ寿司である。
今回は「ごくっ旨！ あっさり醤油ラーメン」。ネーミングはあっさりしていないが、ラーメンはあっさりしている。

食べ始めるとユーミンが頭の中で鳴り始める。「ルージュの伝言」、「埠頭を渡る風」。

ラーメンのメンバーは、麺、卵、ネギ、シナチク。そしてチャーシュー。卵、ネギ、シナチクはおとなしい。主張しない。「アッサリ」を体現している。

中でチャーシューが少し意地を張る。存在を主張する。ラーメンを食べたという実感を満足したい方には、ちょっと物足りないかも。

塩分取りすぎの現代人には、塩分が少なそうなので、実際に少ないかどうかは別として、ラーメンを食べる罪悪感からは救われるかも。

かっぱ寿司 のごくっ！旨 貝の塩ラーメン

かっぱ寿司のごくっ！旨 塩ラーメンである。いやはや、なんと言っても「ごくっ！」てある。
喉がなる。ネーミングした人はプレミアム・モルツを飲むような感じになると思ったのであろうか。

麺は細麺である。アサリがふんだんに入っている。潮の香りがしてくる。ここは、サザン・オールスターズ。ではなく、個人的には演歌である。小林旭を聞きながら、北の海辺をさまよっている気分になる。

話が横道に入ってしまった。
塩ラーメンでありながら、海を感じることができるラーメンである。

ただ、貝を食べるということは、砂を食べるジャリジャリした感覚を味わうリスクは許容しなければならない。

リスクをドキドキしながら、潮風を感じながら食べるラーメンである。現代人が食べるラーメンとも言える。

はま寿司旨だし鶏塩ラーメン

あれあれ、もう半年もの月日が流れてしまった。ラーメンを夏の暑い中で食べる、ということがなかなかできない。つくづく凡人だと思う。
てなわけで、だんだん涼しくなってきた今日この頃。やっとラーメンを食べる元気がわいてきた。

さて、はま寿司の旨だし鶏塩ラーメンというラーメン。塩ラーメンというだけあって、塩辛い。この印象があまりに強かったので、最初に書いてしまった。

麺は細麺。だしは塩ラーメンなのにサッパリはしていない。後をひく、主張が強いラーメンである。

最初、運ばれてくると卵と海苔が存在を主張する。味としては意外におとなしくでしゃばらない。

はま寿司 北海道白味噌ラーメン

はま寿司の北海道白味噌ラーメンである。
北海道って、暖まりそうだ。
器がやたら小さい。御飯茶碗より少し大きいとさえ言えない。
そこに目一杯つまっている。ここも麺が見えない。麺をチャーシューにブランケットが被っている。
チャーシューがやたらにデカイ。ってことは、薄い。広く薄く。民主的なチャーシュー。
スープには北海道を感じる。まるでクリームシチューを食べる前のような興奮。
味はしっとりとこってり。落ち着いた京美人と思ったら、なかなか別れてくれない愛人のような感じ。
麺よりもチャーシューが気になる。

白味噌のスープよりチャーシューが目立つラーメン。
このラーメンを食べる時のBGMは松山千春がいい。
「大空と大地の中で」がピッタリくる。濁ったスープには澄んだ声が合う。
北海道を感じながら食べるラーメンは楽しい。

くら寿司の7種の魚介旨辛濃厚味噌ラーメン

くら寿司の7種の魚介旨辛濃厚味噌ラーメンである。
とにかく名前が長い。長いだけそれだけ旨いのであろうか。
食べる前には、そんなことを思いつつ注文した。
何せ風邪をひいている。故に、辛いものでも食べて血液の循環を良くし、体を火照らせようという魂胆である。
という理由から旨辛、おまけに濃厚。体が火照ること、間違いなし。
食べる前に、ハッキリさせておきたいことがあった。7種の中味である。
昆布、鰹、鯖、ウルメイワシ、片口鰯、ホタテ、グチが7種の内訳。納得と言っていいのかどうか。
そうこうする内に、ラーメンの登場である。
お寿司屋さんのラーメンらしく蓋ががっちりしまっている。

赤い留め具をはずして蓋を取ってラーメンとのご対面を果す。
さて、蓋を取るとラーメンは何処に、という状態。
上にのっている焼豚をよけてラーメンを取り出す。ラーメンが顔を出す。太い麺である。濃厚である。
寒い日が来るのをひたすら待っていた麺である。スープを飲むと期待通りの濃厚、旨辛、味噌の三役揃い踏み。
本日のように風邪をひいている身には味噌が大正解だったと思う。
ちなみに、寿司屋さんだけに、唐辛子、生姜、ワサビの辛味の揃い踏みもあった。これは、余談である。
3人揃って登場ということなら、キャンディーズってところか。ラーメン界のキャンディーズは風邪に効果がありそうである。