ももはな日記 ~南フランスでの子育て~

ボンジュール☆
ますますオテンバ娘に成長。
日本から遠く離れたここ南フランスで子育てをしています♪

「母」という存在

2011年02月27日 | 妊娠初期(1~15週目)
最近、実家の母と電話で話す回数が増えました。

「国際電話なので、短時間にしないと電話料金が…」と、思いがちですが、夫は、私と付き合う何ヶ月か前に、
150カ国と無料通話というコースに契約したため、フランスと日本の固定電話は、何時間かけても、無料。
とっても、便利でお得で、助かっています。

妊娠前は、実家に週1くらいのペースで電話をしていたのが、
妊娠してから、母といろいろおしゃべりがしたくて、2日~3日に1回のペースで電話をするようになりました。

私は、何でもない話や日々感じる事やお腹の赤ちゃんの事や弟や妹の事、実家で飼っている犬や猫の事など、
ペチャクチャ言いたいことを日本語で話して、ストレスを発散しています。
ストレスっていうほどの問題は抱えてないのですが、
頭の中で想っていることを隠さず、身構えず、在るがまま、母に聞いてもらうだけで、それだけで、
精神的に安定できるので、こうやって、話す事ができなかったら、すごく、辛い。

「母」という存在は、私にとって、本当にかけがえのない大切なもの。


妊娠前は、自分のことだけ考えていたのですが、妊娠後は、自分が母親になるという自覚が少しずつ出てきたので、
益々、母に話したい気持ちが増えてきました。
けれど、母が恋しい…という気持ちとは、ちょっと違います。

フランスは、産婦人科の医療が進んでいて、
しかも、根底に、男女平等精神が定着しているため、とても開放的。
日本の産婦人科とは、少し、雰囲気が違っています。

フランスの女性の出生率は、先進国の中で、トップクラス。
理由は、女性の社会的立場の確立や産みやすい環境が整っているからだと思います。

「妊娠・出産は女性の仕事」という考え方でなく「夫やパートナーの男性も一緒に参加」する風潮が定着しているので、
男性が職場で「妻の妊娠・出産のため、子どもため」と言って、仕事を休みやすく、上司も、当然だと言って、
理解し部下をサポートします。

以前、実家で母とフランスの妊娠・出産ドキュメンタリーを観た事があるのですが、
「フランスって進んでいるんだね…」と2人で感動した事があります。

まさか、自分がフランスで妊娠・出産するとは思ってなかったし、
正直、この国の雰囲気にびっくりしています。

フランスの精神的にも進んだ産婦人科医療が、とても気に入ってます。

もっと日本を恋しく想って、実家の母の助けが必要になるものだと考えていましたが、
ここフランスでのマタニティライフを謳歌しています。

母とおしゃべりをするのが好きで、一緒に過ごしたいとは思いますが、
実家に帰ったら、彼女に甘えてしまいそうなので、
ここフランスで、夫の傍でお腹の赤ん坊と和やかに過ごして生きたいと思います。




「mother tree」


雛人形飾り

2011年02月23日 | 妊娠初期(1~15週目)
先日、母から貰った「雛人形」を、我が家の廊下にある棚に飾りました。
このお雛さまセットは、木製で出来ているので、あたたか味があって素朴でとても可愛いです。

私の夫は、チェスやカードなどクラシックな玩具が好きで、コレクションにしています。
「いつか自分の子どもと遊ぶために…」と言って、絶対、人に譲ったり売ったりすることなく、
大切に保管しています。

私もアンティークなものや古いものが大好きで、キッチン周りやお風呂場などに置くものにこだわったり、
食卓に使うお皿もちょっと変わったデザインのものを集めたりしています。

日本は、季節を感じる行事が多く、春・夏・秋・冬、それぞれの季節に合わせて、祝い事や慣習が今も残っていて、
こういった伝統的なものは、ここフランスにいても、自然と子どもに伝えていけたら…と思っています。

私は、日本人なので、けっして、日本を忘れることはなくても、ここで生まれる赤ん坊は、
育っていくうちに、南フランスの人となるので、「日本は知らない外国」と感じるかも知れません。
「もう1つの母国」と思うのは、ずっと大きくなってからの事かも知れない。

ここフランスにいても、日本を感じて欲しいので、「ひなまつり」や「節句」、「節分」や「七夕」などの行事を
私なりにしていきたいと思ってます。





採血

2011年02月18日 | 妊娠初期(1~15週目)
来月初め、「16週目」に入り、安定期を迎えます。

お腹は、益々大きくなって、今まで冬服を着て厚着をしていたので、隠れていたお腹の膨らみも、
さほど目立たなかったものの、薄着になると、やっぱり、妊婦だと分かるようになって来ました。

昨日、今月分の採血をしてきました。
昨日は、めずらしくラ・シオタは、雨模様で、ショルダーバックの中に、折りたたみ傘を入れて出かけました。

採血の目的は、そう、トキソプラズマ病になっていないかどうかを調べるため。
毎月、定期検査で担当医のサイン入りの診断書を持参して、ラ・シオタ市役所の真ん前にある血液センターに、
足を運びます。

先月は、初診のエコグラフィ検査の帰りに、夫と行き、採血と尿検査をしました。

私の住む家は、ラ・シオタ市役所に徒歩で5分ほどなので、この血液センターにも、散歩がてら歩いていけます。
昨日も、朝10時には、到着。
受付を済ませて、まず、最初に尿検査。
次に、採血をして、20分ほどで、終了。

いつもこの血液センターは、閑散としていて、人がいないので、行けば、すぐ受付をして、検査ができ、便利です。
以前は、フランス語が話せなかったのですが、今は、ある程度なら、言っている事も分かるので、夫が付き添う必要はないです。
定期検査と違って、細かい指示も何もないので、1人で簡単に行く事ができます。


採血を済ませた後、ガーデニングの物品を見に、スーパーマーケットに寄りました。
途中、雨がポロポロと降り始めたので、傘をひろげ、そのついでに、チョコレートを1つ食べました。
血液を採られて、フラフラと、めまい等で気分が悪くならないように…。

スーパーマーケットで、「お昼ご飯用」に、ひき肉を買って、
雨で路面が濡れて、滑りやすくなっているので、ゆっくり歩いて帰りました。
そして、
お腹の赤ちゃんのために栄養をつけた食事を作り、食べました。




春になると、庭にある梅の樹が、こんな風に咲き誇ってくれます。

弟の結婚式

2011年02月11日 | 妊娠初期(1~15週目)
今年の5月上旬、私の弟の結婚式があります。

私が結婚をしたのは、2年前。
ここフランスで結婚式を挙げたので、
両親だけがちょっとした観光を兼ねて、南フランスへ来て、結婚式に参列しました。

本当は、弟や妹にも参列してもらいたかったのですが、2人共、仕事などの都合もあるし、
何せ、フランスなので、ちょっとやそっとの事にはならないのが、現実。
いつか、日本でも、ちょっとした結婚パーティをして、家族みんながそろったらなぁ…と願っています。

今年は、弟の番。
彼から、何度もメールで、「ぜひ出席してほしい!」と嬉しい招待があったものの、
まさか、本当に、妊娠するとは思っておらず、結果的に、彼の結婚式には、「参加できそうにない」と、断りました。涙

もうすぐ妊娠16週目に入り、「安定期」となります。
医師の診断書があれば、飛行機にも乗ることができる時期に、日本で弟の結婚式があるので、
帰国して、ぜひ、出席したい…と思う気持ちがあっても、
やっぱり、フランスと日本の距離は遠く、最短でも、飛行機で14時間。
しかも、私は、南フランスに住んでいるので、直行便がなく、乗り継ぎが必須。


うーん。妊娠していなくても、移動はキツいし、いつだったか、フランスから日本に到着した時、
空港のトイレに行ってビックリ!!!
生理の時期でもないのに、血が止まらなかった事がある…。

妊婦には、長距離旅行は辛いものです。

今の時勢、国際結婚は多くなってきたものの、やはり、自分の国を離れ生活している者にとって、
飛行機での快適な旅は、健康な時でなければ、得られません。

インターネット等の発達で「世界が小さくなった!」と感じる事はありますが、地理的には何も変わらず、
現実的に考えると、やっぱり、遠いと思わずにはいられません。

弟の結婚式に出席したかったですが、しっかりとマタニティ生活を、ここ南フランスで過ごし、無事、出産をしてから、
里帰りをして、家族に会いたいと思います。



定期検査で性別判明

2011年02月09日 | 妊娠初期(1~15週目)
昨日は、定期検査のため、ラ・シオタ中央病院へ行ってきました。
エコグラフィ検査も含んだ総合的な検査を、担当医の指示に従って、順々に行いました。

この日も、もちろん、夫と一緒に病院へ行きました。
待合室の中は、診察を待っている妊婦さんでいっぱいでしたが、私の夫以外、付き添っている男性はおらず、
他の妊婦さんが、羨ましそうに私を見ていました。

名前を呼ばれたのが、思ったより早く、この日は、すぐに診察室へ行く事ができました。
約1カ月ぶりに担当医に会いました。

あいかわらず若くてキレイな私の担当医さん。
初診の時は、初対面だった事もあり、私が日本人だった事もあってか、先生との距離感があったものの、
この日は、「お待ちしてました」という感じで、和やかに迎えてくださいました。

この日の定期検査では、まず、体重を量りました。
私は、細身の体型で、食べても太る事ができず、
この日の体重も、昨年の12月から1kgほどしか増えていませんでした。

次に、診察台にあがって、子宮の出入り口を調べました。
子宮の入り口がちゃんと閉じている事が肝心。
もし、きちんと閉じておらず、緩んでいたりしたら、羊水が出て、大変危険。

先生は、ひとつひとつ丁寧に検査を進めていきました。

次に、エコグラフィ検査を行いました。
スクリーンに映った私のお腹の赤ちゃんは、初診の検査の時より、グンと大きくなっていました。
以前より体型が、より赤ちゃんらしく、人間らしくなっていました。

そして、なんと!!!
性別が判明!!!

元気に動き回る赤ちゃん…。
夫も、診察台の傍に来て、スクリーンにみんなが釘付け。
チュチュとおしゃぶりをする格好をして見せてくれました。

ずーと、夫も私も、家族も誰もが「男の子」だと思っていたのですが、「女の子」でした!!!

私たち夫婦は、「女の子」が欲しかったので、念願叶って、すっごく、感激☆
夫は、嬉しさのあまり、涙目になっていました。
私は、診察台の上で、「やったー!」と、こぶしをあげて、喜びました。
先生は、その様子を見て、びっくりし、笑っていました。

診察室が、一気に、喜びに包まれました。

診察を終え、様々な病気の検査結果の説明を聞いた後、
先生に「あなたが私の担当医になってくださって、本当に、良かったです。どうぞよろしくお願いします。」と、
お礼を言いました。

先生も、涙目になっていて、「一緒にがんばりましょうね」と、かたく握手をしてくださいました。