ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

祝、初上陸!!

2012-03-02 23:11:36 | Singapore/学生生活
新しい住まいに引っ越しました。
 
住まいについての紹介はまた今度にして、
前回の韓国焼肉の第二弾も次回にして、
昨日のクラスメートの快挙を報告します。
 
本当に感動したできごとだったので、どうしても報告したかったんです。
 
 
英国パンダ先生にいつもボロカスに言われている私たち。
特に発音においては、容赦なく攻撃されています。
 
「悪いけど、イングリッシュを話してくれるかな?」
 
「サー、あなたはインド人を目指しているのか?」
 
「お前たち同士で話してたって、絶対、うまくなんかならない!!」
 
「シンガポーリアンとばっかり話しているから、そんな発音になるんだ!」
 
あげていくときりがないくらい、それはそれはひどい言われよう。
 
 
発音が悪いと、「おまえはアメリカへ行け!!」と言われる、
という事前情報により、覚悟していたわけですが、
私たちは、そんなことは言われたことがありません。
 
アメリカにさえ行かせてもらえない日々です。
そして、彼の連日の激しい攻撃で満身創痍
 
彼が話すようなブリティッシュイングリッシュを話す日なんて、夢のまた夢。
そう思っていました。
 
それが昨日ですね、
いつものように彼の後について、会話の練習をしていたら、
猛攻撃にもかかわらず、
 
 
ついについに、
 
 
クラスメートの何人かが、大英帝国上陸に成功したみたいなんです。
 
 
 
祝、グレートブリテン初上陸!!
 
 
  
  パンダ氏の激しい攻撃をかわし、決死の覚悟で上陸するクラスメートたち。
 
 
が、やっと上陸したと思ったら、パンダ氏の銃弾が!!
 
 
 
「なんでそんなしゃべり方なんだ!?
 
 
それじゃあ、
 
 
マンチェスター出身と思われるぞ!!
 
 
 
ロウアーだと思われていいのか!?
 
 
    上陸するもパンダ氏の銃弾に倒れるクラスメート。
 
 
ふつう言いますかね?
 
ともあれ、マンチェスターはイギリス。
ついにクラスメートが大英帝国上陸を果たした!
 
それが報告したかっただけの今日のブログでした。
 
 
わざわざ言うのもなんですが、
補足しておきますと、
マンチェスターやリバプールは産業革命時代に発展した、
いわば労働者の街なんですね。
 
イギリスはクラス社会、話し方でどのクラスの出身かわかります。
(私にはわかりませんが、そうらしいです。)
 
マンチェスターもリバプールも大都市だし、
イギリスで第二の高級住宅街はマンチェスターにあるらしいから、
みんながロウアー(下層階級)ってわけじゃあ、もちろんないです。
 
でも、アッパーミドル出身(たぶん)のパンダ氏にしてみると、
きっとロウアーの象徴なんだろうと思います。
 
それにしたって、ふつう、それを口にするでしょうかね。
 
全マンチェスター市民を敵にまわす勢いのパンダ氏の毒舌
とどまるところを知りません。
 
リスニングもスピーキングもダメダメな私は、
まずは相手の話を聴き取れるようになって、まともに通じる英語を話すことが最優先。
クラスメートのような野望は抱かず、
アメリカでもオーストラリアでもカナダでも、
上陸できたらそれでいいです。
 
 
ところで、
そんな彼は、見た目がベビーフェイスで、育ちのよさが漂っているせいか、
いいひとと勘違いされるみたいです。
 
彼のコンドのお隣に住む日本人駐在員ファミリーも、外見にだまされている、と見た。
その一家にはちびっこが三人もいて、彼が英語の先生だということも知っているらしい。
 
で、そのちびっこたちは、
パンダ氏宅のインタホンを押して、彼がドアを開けるなり、
わらわらとなだれ込んでくるとか。
 
「ティッチャ!ティッチャ!ティッチャ!」
と、まとわりついて、英語の宿題を見てくれと、せがむそうな。
 
世の中には知らないほうがよいこともある、
パンダ氏の素顔を知らないから、そんな恐ろしいマネができるんだなあ、と思います。
 
彼は、
性格が悪くても英国紳士なので、
ちびっこに対してもジェントルマンとして接し、
彼らの宿題を見てやっているみたいです。
 
心のなかでひとりずつ射殺しながら


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
その... (Chun)
2012-03-03 05:41:51
いつも楽しませていただいております。
はじめてコメントさせていただきます。

現在、夫の転勤で「その」マンチェスター近郊に住んでいます(笑)
娘が二人おりますが、二人ともすっかりマンチェスター訛りになじみ、とくに次女は「目を閉じて聞いたら現地の子供と区別がつかない」そうです。
そうですか。ハイソなイギリス人からはそんな風に思われるわけですね...

日本の学校は私たちの世代は無理やり標準語を使っていましたが、今は方言でOKだそうです。イギリスでも昔はBBCアクセントを教えていたそうですが、今はローカルでいいという風潮だそうです。先生も大部分がマンチェスター訛りです...
ここらの人たちは、リヴァプール訛りのことをすごく笑うんですが、メクソハナクソなんですね(笑)

渡英前に教えていた英会話の先生(ロンドン出身のイギリス人男性)からは、「アメリカンアクセントで話すくらいなら、カタカナで話す方がいい」とアドバイスされました。
娘の韓国人の友人は英語が堪能でしたが、アメリカンアクセントだったので、ちょっといじめられてましたよ...
イギリス人、本当にアメリカンアクセントが嫌いみたいです。
たしかに... (Chun)
2012-03-03 05:53:20
ごめんなさい、追加です。

その第二の高級住宅地の隣の隣町くらいにすんでいます。
その町、その隣の町にお住まいの方は、マンチェスター訛りではありません。きれいな発音で聞き取りやすいです。
うちの町は、もともとは工場から発展した労働者階級の町なので、地元出身者はかなり訛っています。地元出身者でもよその大学に行ったり、大きな企業で働いている人は、きれいな発音です。
パンダ氏のおっしゃるマンチェスター訛り=ロウアーと言うのも、まあうなずけます。
Welcome Chunさん!! (momo@ぽれもも)
2012-03-03 17:52:38
コメント、ありがとうございます!
そして、マンチェスター現地の貴重なナマ情報を
ありがとうございます。
気を悪くされたら申し訳ないです。
悪いのはパンダ氏(と私たちの発音)です。

実は以前、
マンチェスター在住の知人がいて、
その出身が某高級住宅街でした。
パンダ氏同様、小さい頃から寄宿舎学校で育ったとか。
イギリスはマンチェスターしか知らない私、
クラス社会やかの地のなまりについても
よくわかっていませんでした。
その知人が自分の育ちや暮らしのことを説明していたのは、
自慢というより、
ロウアーだと思われるのがイヤだったからなのかな、
と、なんとなく思いました。
あ、その人もリバプールのことはよく言ってなかったので、
やっぱりメクソ…だと思います。

Chunさんのお話から察するに、
イギリス人のアメリカ英語嫌いは相当なのですね。
それでもアメリカ英語を話す子どもが
いじめにあうというのは、きつすぎます。
パンダ氏もアメリカの悪口は大人げないくらいすごいです。
「アメリカ人が話す言葉には知性や品性がない。
発音だって、こんな言い方、おかしいでしょ。
あれは英語じゃないね」と、一刀両断。
その後に、
「だけど彼らはフランス人よりましだ」と続きます。
あまりに手厳しくて、
どこまでがブラックユーモアなのかもはや不明。
パンダワールド、強烈です。

英語をなめらかに話して、相手の話を一回で聞き取れる、
っていうだけで、私なら尊敬。
Chunさんのお嬢さん方を尊敬します。
発音の違いがわかるChunさんも尊敬。
まだまだ寒い日が続くと思いますが、
(というか、夏でも寒かった記憶が)
お嬢さん方と元気にお過ごしください。

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