ももママの心のblog

猫と映画が好きで、生まれる前からのクリスチャン。仕事は介護職です。新しい職場に変わりました。

NINE

2010-05-15 | 新作映画レビュー(2010年1月〜)
大女優たちの華麗な競演。豪華な衣装を身にまとって歌って踊って・・・!オーラに包まれた煌く女優たちはみな、一人の男を愛している。その一人の男をめぐる物語。各国出身で、それぞれの美しさを競う女優たちを見るだけでも価値がある一作です。

2009年(上映2010年) アメリカ ミュージカル
2010年2月?日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督 ロブ・マーシャル(シカゴ)
出演 ダニエル・デイ=ルイス(ギャング・オブ・ニューヨーク)、マリオン・コティアール(プロバンスの贈り物など)、ペネロペ・クルス(それでも恋するバルセロナ、抱擁のかけら、サハラ/死の砂漠を脱出せよなど)、ジュディ・デンチ(007/慰めの報酬、007/カジノ・ロワイヤル、アイリスほか多数)、ケイト・ハドソン(10日間で男を上手にフル方法他)、ニコール・キッドマン(オーストラリア、めぐりあう時間たち、コールドマウンテン他多数)、ソフィア・ローレン(ひまわり他多数)、ファーギー
(プレビューは覚え書きのため、出演作品などは私が観たものに限る)

世界的な映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス)は、次期大作「イタリア」の製作に追われていた。撮影目前と言うのに、脚本が1行も出来上がっていない。マスコミに取材されても、言える言葉が何もない。グイドはついにプレッシャーに耐えかねて逃げ出してしまう。

ミュージカルは大好き。それは、映画になっても変わりません。音楽だけで伝わるものがあるからですね。しかも、今回の出演女優の豪華さは、驚くほどです。年代も出身国も、個性それぞれの一流女優たちがその人らしさを前面に出しています。期待していましたが、期待通り。
ペネロペ・クルスの色っぽさ。「これでもか」のセクシーダンスまで披露してくれます。グイドの愛人で、夫があるにも関わらず・・・・同じセクシーでもファーギーは怪しい魅力。野生的な娼婦です。マリオン・コティアール扮する妻も美しさでは右に出るものはありません。グイドの女癖の悪さを知って傷つきながらも、彼を愛しているのです。清楚な色気の美しい妻なのです。ケイト・ハドソンはアメリカ娘。取材に来たはずが、ダンスと歌まで披露してくれるのが、ミュージカルですね。ニコールは大女優。出番が思ったより少なかったし、彼女にも踊って欲しかったなあ〜。ジュディ・デンチは、グイドの長年の仕事仲間。頼りになる衣装係です。衣装だけでなく、彼の一番の理解者で癒してくれる人なのです。そして最後にグイドのママ。ママにしては肉感的すぎるような気もするけど、「母なる大地」を思わせる包容力でソフィア・ローレンの存在感は、誰にも負けません。
さて、み終わってから知ったこと。これはフェリーニの「81/2」のミュージカル化を更に映画化したものだったのですね。うわ〜〜ん。知ってみていたら、またちょっと乾燥が違っていたかな〜。
なにせ、私はイタリア映画好き。マルチェロ・マストロヤンニがその美しすぎる横顔を、さらに苦悩の影で美しく見せていたこの映画は、天才・・・いや、鬼才映画監督フェリーニが映画製作で七転八倒する自分自身の姿を自虐的に描いた名作なのです。リアルタイムでは見ることができなかったけれど、この怪しい美しさには参りました。他人が再現するのは不可能でしょう。苦悩の果てにこんな映画まで作っちゃうすごい人を、誰が演じても演出しても所詮他人事なのですから・・・。
でも、フェリーニを記念するリメイクとしてはかなり頑張ったかな?チネチッタの最盛期にキラめいた天才監督と女性たちの神話なのですから・・・。
ジャンル:
映画(DVD)
キーワード
フェリーニ ペネロペ・クルス ファーギー ダニエル・デイ=ルイス オーストラリア コールドマウンテン めぐりあう時間たち 母なる大地 マルチェロ・マストロヤンニ イタリア映画
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