ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

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ダークナイト

2008-08-15 | 映画 た行な行
バットマンの新シリーズ第2弾。撮影終了直後にジョーカーを怪演したヒース・レジャーが亡くなり惜しまれています。好評だった前作もとても良かったし、ヒースの怪人になりきった演技は遺作になってしまいました。ぜひ観るべきと映画館に足を運びました。評判にたがわないすごい作品です。お勧めですね。

2008年 アメリカ アクション、サスペンス、
2008年7月13日 ワーナーマイカル・シネマ・新百合ヶ丘
監督・製作・原案・脚本 クリストファー・ノーラン(バットマン・ビギンズ、プレステージ)
出演 クリスチャン・ベイル(バットマン・ビギンズ、プレステージほか)、マイケル・ケイン(リトル・ヴォイス、ウォルター少年と夏の休日、奥様は魔女、バットマン・ビギンズほか多数)、ヒース・レジャー(サハラに舞う羽根、カサノバ、ブロークバック・マウンテン)、ゲイリー・オールドマン(ハリー・ポッターシリーズ、バットマン・ビギンズ)、アーロン・エッカート(抱擁、幸せのレシピほか)、マギー・ギレンホール(モナリザ・スマイル)、モーガン・フリーマン(ドライビングMissデイジー、ショーシャンクの空に、バットマン・ビギンズ、最高の人生の見つけ方ほか多数)
(出演作品などは私が観たものに限る)

ゴッサムシティは相変わらず悪がはびこっていました。バットマン(クリスチャン・ベイル)とゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)は手を組んでいましたが、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る凶悪な犯罪者が現れ、今まで以上に犯罪は凶悪化して行きます。さらに、バットマンの偽者も出て、世間のバットマンに対する風当たりも冷たいのです。新しい地方検事のベント(アーロン・エッカート)はそんな中、正義感に燃えていて人々の希望の星でした。そして彼は、レイチェル(マギー・ギレンホール)と親しくなっていきます。

予想以上の面白さだった「バットマン・ビギンズ」の続編を同じ監督・同じ主演での続編。ジョーカーはジャック・ニコルソンによる前のシリーズのインパクトの強さがまだ人々に残っているので、さぞかしプレシャーだったでしょう。原作のコミックでもジョーカーは不気味な白塗りに口角の上がった真っ赤な口紅という異様なメイクを施しています。ジャックはその原作にかなり近いメイクに紫のスーツ。ヒースも紫のスーツは同じですが、まだらにはげてきた白塗りと、頬まで大きく引き裂かれた傷跡に、やはりまだらの赤い口紅は得体の知れない恐ろしさをかもし出していました。本来優しげな目も、真っ黒な目張りメイクの奥に隠して、邪悪な犯罪者になりきっています。そして、狂気と言える演技!悪のために悪を行う、もやは、誰も共感の出来ないこのクレイジーな男に魂を与えるための演技は、普通の神経では耐えられないことだったでしょう。事実、彼は神経をすり減らし、ついには命さえ失ってしまったのです。
152分の最初からトップスピードでぶっ飛ばすこの映画は、長いのに退屈なんかしていられません。終わると、どっと疲れが来ますが~。これでもか、これでもかとジョーカーの凶悪さが押し出されます。バットマンはついに市民の電話を盗聴するということにまで手を染めてしまうのです。もともと、司法の裁きに悪をゆだねず、市民自警を個人で行っていること自体が合法でも民主的でもないのです。正体を明かさず、夜に出没する黒衣のヒーローは、正に闇の騎士、ダークナイトなのですね。本来犯罪は司法にて裁かれるのが民主主義です。その手法をぶっ飛ばす闇の騎士に、市民は反発を感じるのでしょう。バットマンなんか必要のない世の中になって欲しい・・・その願いは光の騎士であるデントの出現で実現可能に思えました。しかし、その希望の光であるデントもジョーカーの罠にかかり、悪へと落ちていくのです。そして、落ちるとなると早い!バットマンは光の騎士のために彼の罪を着ます。そして、ジョーカーと対決しますが、お互いに殺しあうことの出来ない二人なのです。
世界の警察を自称しているアメリカの闇の部分を思い起こさせるバットマンです。正義のためと言って、市民のプライバシーにまで監視しようとしています。他のヒーローとは一味違う存在意義を揺るがす葛藤を抱えているのです。大人のヒーローだなあ~。
クリスチャン・ベイルは一回り成長したみたいで、鍛え方も半端じゃない。ゲイリー・オールドマンも良い味だしてます。家族までだましてジョーカーを出し抜く警部補は、出世しちゃいましたね。マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンのお気に入りのおじ様コンビも楽しませてもらいましたが、もっと出番が欲しかったなあ。あくまで個人的な希望ですが・・・。アーロン・エッカートは予想以上に上手かったです。特に後半のダークサイドに落ちてからが見ごたえがありましたね。今後チェックが必要な俳優さんが一人増えたかな~って思いました。
マギー・ギレンホールはちょっと物足りないっていうのが本音です。前作のケイティ・ホームズとどことなく似ていて違和感がないのは良いのですが、男性俳優陣が豪華でリキが入っているのに、どうも何もかもがイマイチでした。このレイチェルにどうしてよい男が二人も惚れるんでしょうか?説得力がありません。
もう一つ物足りなかったのは前作でダークな美しさを誇っていたゴッサムシティの造形が、ごく普通の感じの街になっていたことです。前作は美的観点から言っても良かったのに・・・。逆に進化したのと感じたのは、バットポットです。バットモービルの「グッバイ」にはウルウル来そうでしたが、あの登場の仕方は意表をついていました。そのうえ、デザインも格好良く性能も抜群。メカ好きではない私も目を見張りましたもの。
さて、ゴッサムシティは悪がまだはびこっている犯罪都市です。確かに囚人たちと市民が殺しあうことは避けられて、希望が残されましたが(あのシーン、ドキドキしましたね~)続編が作られる感じで終わっています。しっかり脚本を練って、キャスティングもしっかりとした次作を熱望します。
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6 コメント

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バットモービルから (miyu)
2008-08-15 18:23:49
「グッバイ」と別れを告げられ飛び出すバットポッドのシーンは
何度観ても痺れます!
そして、それ以上に何度観ても感動が薄れないのが
ジョーカーを演じたヒースの迫力。
長尺を感じさせない構成力、脚本も見事ですし、
細部にまで拘りを見せる映像の素晴らしさもあって
本当にすんごい映画に仕上がってますよね。
アメリカでは興行成績も歴代2位となる大ヒットですから、
続編も相当な製作費が投じられ、キャスト、スタッフともに
最高の映画が作られるであろうことは期待せざるをえませんね。
でも、その中にあれだけの凶悪なヒールなのに、
コミカルさとセクシーさをも表現したヒースが
いないことは本当に残念でなりません。
リアル (たいむ)
2008-08-15 18:25:08
こんにちは。
>ゴッサムシティの造形が、ごく普通の感じの街になっていたことです
近未来的な「ビギンズ」の風景も良かったけれど、私は今回のまるでNYの町並みのようなリアル感が良かったと思いました(^^)

まさかこれがアメコミ?って思うほどに、とにかく素晴らしい作品でした。

惜しい人を・・・ (ももママ)
2008-08-15 21:26:24
>miyuさん
あの凶悪ながらセクシーなジョーカーは、ヒースがもう見られないのはとても残念ですよね。惜しい人を亡くしました。残念・・・としか言えません。
次作が楽しみですが、そこのところが不安要素になってしまいます。
なるほど (ももママ)
2008-08-15 21:28:36
>たいむさん
NYみたいな町並みがリアル感に・・・なるほど~。どこだか分からない近未来都市でなく、バグパイプでパレードするNY風のよさも言われて納得です。
こんばんは♪ (ミチ)
2008-08-19 23:54:00
ジャック・ニコルソンのジョーカーしか知らなかったので、この映画のヒースには心底驚きました。
ある意味ニコルソンを超えてますよね~。
昔のバットマンはまだアメコミ風でしたが、こちらはもうその領域を超えて深いドラマになっていて引き込まれました。
深いドラマ (ももママ)
2008-08-20 09:17:08
>ミチさん
深いドラマになっているのは脚本と俳優さんたちの力でしょうね。アメコミが悪いとは思いませんが、ここまで深い大人のドラマになって見ごたえ十分ですよね~。

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