春望・別館「子どもの本」

「春望」の別館です。子どもの本を中心に紹介しております。お気軽にお立ち寄りください。

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霧の森と謎の声

2010-03-02 18:45:57 | カ・ガ~

岡田淳著:理論社

スキッパーは、風の強いある日、森の中で謎の声を聞きます。そして、強く心惹かれるようになり、どうしても声の正体をつきとめたくなります。そこで、ある日、声をたよりに森の奥深くへと入り込んでしまいます。
それがこそあどの森の住民を巻きこんだ大事件へと発展してしまいます。
霧の描写に工夫があって、読みながら、霧の中にいるような錯覚を覚えました。
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三つ山穴へ、秘密の探検

2010-02-03 19:19:25 | マ~

ペール・オーロフ・エンクイスト著:あすなろ書房

子どもに理解のあるおじいちゃんと、小さな孫4人、そして、老犬のミーシャとの楽しくも危険な冒険物語です。
「おじいちゃん、しっかり!」
と思うところもありますが、孫たちがしっかりしているから大丈夫ですね。老犬のミーシャが大活躍でした。
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しばわんこ 和のお道具箱

2009-12-20 17:58:19 | サ・ザ~

川浦良枝著:白泉社

なんとも可愛い絵本です。しばわんこがちくちくと縫物をしています。お針箱の中身はレトロなものがいっぱいです。おばあちゃんの裁縫箱を思い出しました。お手玉の作り方も載っていたけれど、私にも作れるかも…と、心をくすぐられました。
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番ねずみのヤカちゃん

2009-12-19 10:14:37 | ハ・バ~

リチャード・ウィルバー著:松岡享子訳:大社玲子絵 福音館書店

お母さんネズミとヤカちゃんの兄弟4人はドドさんの家の壁の中で暮らしていました。お母さんは、兄弟が独り立ちするための心構えを教えます。まず第一に静にしなければならないのに、ヤカちゃんときたら、ものすごい大声の持ち主で、とても静かには暮らせそうにありません。
クラスに一人、いや、もしかすると、二人くらいはヤカちゃんのような子がいることでしょう。先生には
「静かにしなさい。」
って、言われ続けていることでしょうが、めげることはありません。そんな子もきっと自信がもてることでしょう。
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若草物語

2009-12-07 18:58:16 | ワ~

ルイザ・メイ・オルコット著:福音館書店

今更ながら、『若草物語』です。小学生の時に一度読んだきりでした。福音館の古典名作シリーズを買ったまま積んでおいたのを、先日のお休みに引っ張り出してきました。
登場人物がお行儀がよくて、時代を感じさせますが、根底にある家族に対する思いやりや愛は時代を超えて心を打つものでした。

そうそう、挿絵がターシャ・チューダーだったんですよね。柔らかいタッチの絵でした。
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こそあどの森の物語 ぬまばあさんのうた

2009-11-15 14:13:59 | ナ~

岡田淳著:理論社

ぬまばあさんはおそろしいおばあさんで、子どもを見るとつかまえて食べてしまう。
そんな歌がずっと歌い継がれてきました。双子のキャンディーとクッキーは、そのぬまばあさんにつかまえられそうになりますが、あぶないところで逃げることができました。
ある日、ぬまばあさんの住むあたりにとても美しい「夕陽のかけら」を見つけた双子は、スキッパーを用心棒にして「夕陽のかけら」を探しに出かけます。

「待つこと」にただひたすら生涯をかけたぬまばあさんの悲しいお話でした。
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おとうさんのちず

2009-11-09 19:42:31 | ア~

ユリ・シュルヴィッツ著:さくまゆみこ訳:あすなろ書房

戦争で家を失い、故郷を追われ、他人と同居する不自由な暮らしを強いられた少年は、ある日、パンを買いに出かけた父親がパンを買わずに地図を持ち帰ったことにたいそう失望し、父親に対して腹を立てます。
しかし、部屋に飾られた世界地図を見るうちに、彼の心は満たされていきます。

ただそれだけの5分足らずで読めてしまう絵本ですが、大きな大きな意味を持つ絵本です。
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竜退治の騎士になる方法

2009-10-28 11:32:30 | ラ~

岡田淳著:偕成社

コンビニに胡椒を買いに行った康男は店を出るときに、クラスメイトの優樹とぶつかりそうになり、学校に宿題のプリントを忘れてきたことに気がつきます。優樹と康男は幼馴染で、2年生まではお互いの家を行き来し、親しくしていましたが、クラスも変わり、優樹の両親は離婚し、康男がアパートを出たことで6年生の今では口をきくこともなくなっていました。
ところが、優樹が康男と一緒に、学校までプリントを取りに行ってくれることになったのです。
誰もいない教室まで行ってみると、そこには怪しい人影が…男は自分を「竜退治の騎士」だと名乗ります。

私たちは、身の回りにいるたくさんの竜に、気づかないか、気づきながらもそのままにしていることが多いのかもしれません。竜退治の方法は簡単そうで、難しいのかもしれません。でも、やってみようかな…という気にはさせられます。

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こそあどの森の物語 だれかののぞむもの

2009-10-27 23:28:55 | タ・ダ~

岡田淳著:理論社

久しぶりに岡田淳を読みました。こそあどの森の物語シリーズの7作目です。今回はおなじみの森の住民と不思議な生き物フーのお話です。
フーは誰かの望み通りに姿を変えることのできる生き物です。相手の心を読んで、その人の思い描いた通りの姿になれるのです。あかちゃん、おじいさん、イヌ、キツネ、女の子。そして、戦争で亡くなった青年にも…
「きつねの窓」みたいですね。
変身は人を喜ばせますが、いつしかフーは自分を見失ってしまいます。自分の望む姿がわからないっていうこと、案外あることかもしれませんね。そんなときのヒントにこの本はなるかもしれません。
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チョコレート・アンダーグラウンド

2009-10-07 20:48:26 | タ・ダ~

アレックス・シアラー著:KYURYUDO(求龍堂)

装丁がとてもオシャレでした。チョコレート色の表紙、チョコレート色のインク、チョコレート色の合紙。まるで、チョコレートを食べているかのような気分にさせられます。
どこかの国で、ある日、「健全健康党」が政権を取ります。選挙で「どちらの党に入れても同じ」と考えた人々が、選挙権を行使しなかったために「健全健康党」が政権を取ったのです。そして、「健全健康党」はお菓子やチョコレートの売買を法律で禁止します。世の人の健全な育成と健康のために・・・・
これに違反した人は厳しく罰せられ、再教育を受けさせられます。こんなおかしな法律に異を唱えたハントリーとスマッジャーはチョコレートを密造し、地下チョコバーを始めることにしました。

いろいろと考えさせられる内容でした。「どうせ何も変わらないから」と、選挙に行かない人々の存在。どこの国にもあることなのでしょう。
大多数の人が「おかしい」と感じているのに、一部の人々により強引に押し進められていく政策。そして、声をあげる人は罰せられ、ほとんどの人々は黙って従い、楽しみ(自由)を奪われていきます。
感動的だったのは、ハントリーが判断に迷う時、常に頭の中に亡くなったお父さんの声が聞こえ、自分の行動を決めていることでした。生きていた頃のお父さんをとても尊敬していたのでしょうね。生き方の指針を持っている人は強いと思いました。
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