蔵王温泉からマイカーで40分山形市内東原にある『もみじ公園』は、旧宝幢寺は真言宗の大寺として、明治以前まで1370石の御朱印領を、徳川将軍家より安堵されていたということです。明治の神仏分離令の際、当時の宝幢寺の住職佐伯菅雄は、神職となったので、宝幢寺は廃寺となった。
現在の薬師公園の薬師堂は、この宝幢寺の本堂を移築したものです。この公園は遠州流の池泉回遊式の庭園で、これまで、元禄頃の山形城主松平大和守(10万石)が、姫の病気平癒を同寺の住職に祈願させたところ、病気がなおったので、そのお礼に、十万石相当の庭を作ってやると約束して作ったのが、この公園であると伝えていたが、
最近、新史料の発見によって、この庭は、もっと古い寛文の初め頃で、庭好きの松平下総守忠弘(15万石)によって、自ら造園されたことが明らかとなりました。
築山にあったもみじの巨木によって、もみじ公園の名称がつけられたが、この古木は近年惜しくも枯死してしまったようです。
15日のお昼のテレビニユースでもみじ公園のソガキが始まった事を知り、訪ねてみました。出かけるときはドジャブリの雨の中でしたが、多分蔵王は雪かな? もみじ公園に着いたら雨が上がりシャッターを押すことができました。
山形市東原町2-16-7
023-622-3690
園内には「清風荘」、「宝紅庵」(茶室)が併設されています。