Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

入院一日目

2017-04-06 22:54:48 | Weblog

 4月6日(木)は、午後2時に病院に入ることになっていたが朝からあわただしかった。入院一週間の予定であると聞いていたが、その前にいろいろやっておかなければならないことがあった。室内の整理や墓参り、庭の整理等であったが気ぜわしく過ごした。午後1時6分のバスで行く予定であったが、一本遅らせて静岡県立総合病院に向かった。着いたのは午後2時頃であったが、入院手続きを終え病室に行くとナースセンターの看護師から「何度か携帯に電話をしましたが繋がらなかった」と云った。話の行き違いでナースセンターに2時までに行くようになっていたが、入院手続きが2時と私は解釈したことによる誤りであった。看護師に謝り病室に入った。

 入院すると、10枚ほどの書類が渡されそれを読んだ。中に手術に伴い想定されるいろいろの症状が書いてあり命にかかわることまで載っていた。もうここまで来たからには「俎板の鯉」の心境で驚かなかったが、その後もすぐ医師の診断を受けた。執刀する医師や、麻酔の医師であったが、その中で麻酔の医師から全身麻酔をかけ人工呼吸で執刀するので、口髭も全部剃るよう言われた。それは人工呼吸器を口に当てたとき髭が吸い込まれることを防止するためとのことであった。

 執刀する医師からは「甲状腺の近くは声帯もあり神経もたくさん通っている。その上筋もあるので、やむ負えず部位を切断することも考えられるが、慎重に手術を行う。しかし声が嗄れることはやむ負えない」と云った。このことは何度か聞いていることで分かっていたので「声が出ることは最優先してほしい」ことをお願いした。声が嗄れることはやむ負えないと思ってのである。このような事前診察を受けたあと病室に戻った。時間は午後5時を回っていた。妻は入院中必要なものや着替えなどを置き、明日来るからと帰っていったが、私自身は、ゆっくり病院生活し静養するという気持ちになっていた。

 病室は4人室で、一つ空いていて私を含め3人であった。ここは耳鼻咽喉科の病棟のようで、隣の人は、私と同じくらいの年齢で喉の病気で既に手術は済み退院を待っているような人であった。向かいの人は、中学生の子供さんで耳の病気で、私と同じ明日が手術するとのことで母親が付き添いで泊まっていた。4人部屋とはいえ、カーテンで仕切られ互いに会話するようなこともなく快適だと思った。病院食は、量は少なかったが私はおいしく食べられた。2冊の本を持ってきていて、ベットで読もうと思っていたが初日はそうしたことまで手が回らなかった。午後9時に消灯したが手術に備えゆっくり休もうと思い寝た。しかしすぐ起こされた。隣の方は、物腰の柔らかな紳士であったが、いびきはひどかった。何とか堪えて過ごしたが午前2時ごろまで眠れなかった。


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