Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

東北を旅する(3)

2017-06-16 21:23:16 | Weblog

 銀山温泉には10数軒が並ぶ旅館があり、その一番奥にある「瀧見館」に泊まった。大きな旅館ではなかったが従業員の”もてなし”の心が伝わってくるいい宿であった。すぐ近くに滝がありブナの森林の中にかすかに見える光景もまたよかった。夜ガス灯がともる街並みも歩いたが、浴衣姿で下駄の音を鳴らし、そぞろ歩きする姿も風情があった。今は新緑の季節であるが、ポスターに出ている雪に煙る光景も冬の厳しさを感じさせ、その時期に再度来てみたい衝動にかられた。またドラマになった「おしん」が育ったところであり厳しさの中に逞しく生きる姿がダブって見えた。

 3日目は朝9時に銀山温泉を出発し、私鉄山形鉄道の荒砥駅から長井駅までの約20分ほど乗った。今日の行程は、この後昼食を食べて白布温泉で入浴、上杉神社を散策し米沢駅から列車で帰ることになっている。この私鉄もローカル線で国鉄が民営分割したとき第3セクターになった路線だと聞いた。厳しい経営状態が続いているようで列車の運転士、車掌からは、今後も継続させたいという気持ちが伝わってきた。田園地区を走る鉄道であるが頑張ってほしい。長井駅で降車し米沢市に向かい、市街地近くにある米沢牛の老舗店で昼食にすき鍋を食べたが美味しかった。 

 ここからバスは南に走り奥州三高湯(福島の高湯温泉、山形の蔵王温泉と白布温泉)の一つ白布温泉に向かった。標高900mの秘境で、この温泉の開湯が1312年で佐藤宗純と云う武士が鷹が温泉で傷を癒しているところから発見したとあった。その後湯治場としては400年を超える歴史を有している。ここには3~4軒の旅館があったがその内の東屋旅館に入り入浴した。湯の中に銀色に光る湯花が入っている透明で熱い湯は疲れを癒してくれた。その後付近を散策したが、熊でも出てきそうな山道に入ると白布西国33観音像が安置した古い石像が並んでいた。

 最後に上杉神社に向かった。この神社は上杉家歴代藩主を祭ったところで、越後の戦国武将上杉謙信の遺骸も納められている。越後では120万石を有した上杉家は、関ヶ原の合戦に敗れ、米沢30万石の領地に移封され苦しい藩運営を余儀なくさせられた。一時は幕府に藩を返却することも考えたが9代藩主上杉鷹山を九州高鍋藩から迎え、藩改革を断行し現在の礎を築いた。鷹山の言葉に「なせば成る なさぬは成らぬ何事も なさぬは人のなさぬ成りけり」と伝国の辞3条が頭に残った。後で分かったがこの上杉神社は、明治に入り上杉神社は上杉謙信を祀り、上杉鷹山や直江兼続等は、併設されている松岬神社に合祀されていた。みやげを買い米沢駅17時41分「つばさ154号」に乗り家路についた。

 

 

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