Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

町内バス旅行(川越)

2016-11-17 22:08:19 | Weblog

 毎年行われる町内のバス旅行に今年も参加した。昨年は彦根城への日帰り旅行であったが、今年は江戸時代に親藩・譜代の川越藩の城下町として栄えた「川越市」を散策する旅である。この川越は「小江戸」と言われ今も歴史的建造物が多く残り、国から歴史都市と認定されているところである。この東京にも住んだことがある私は、近郊にある川越にはまだ行ったこともなかったし、どの辺にあるのかも知らなかった。そこで事前に調べると、この町は江戸時代以前、江戸を上回る都市であって「江戸の母」と云われていることも知った。

 今回の参加者は38名で、顔ぶれはほぼ昨年と同様の感じで年齢も概ね同年位の人達ばかりであった。指定された集合場所を朝8時にバスは出発した。こうした旅行は夫婦以外、女性は前の方に集まり、男性は後ろの方で酒など呑んで陽気になるのが常である。その中に私も入って家から持っていった缶ビールとつまみを出し、周りの人にも振舞って宴会は始まった。たわいもない話ではあるが、これが丁度良いコミュニケーションになっていて、普段はあまり話したことがない人であっても会話が弾んだ。バスガイドが丁寧に説明してくれていたが、後ろの席では、それは馬耳東風と言った感じで盛り上がっていた。バスは東名高速度道路の厚木ICで休憩した後、どのようなコースを通ったのは分からなかったが、八王子を過ぎる頃、首都圏中央道にいることが分かった。そこから川越まではすぐであった。早いもので、2か所の休憩も挟んでも静岡から3時間で着いた。

 川越の「小江戸蔵里の八州亭」で昼食を食べてから、2時間ほどは自由散策となった。そこで5人ほどで蔵の街「川越」をゆっくり散策した。散策コースは「時の鐘」や蔵造りの建物が仲町から札ノ辻までの500mほどの道の両側に並んでいて昔の風情が感じられた。この地区には多くの観光客が来ていて外国人の姿も目に付いた。ここの散策マップを見ると、この周辺には太田道灌が築いた川越城跡や戦国時代に関東平野の覇権を決する河越夜戦の舞台になった所や、徳川家康のブレーンであった天海が建てた喜多院などもあったが、老人の団体旅行では時間もなく行けなかった。

 帰りのバスは、川越を午後2時に出発し、途中日高市の「サイボクハム」に寄りみやげ等買い、狭山日高ICから首都園中央道に入った。皆さん疲れが出てゆっくり寝ながら帰ろうと思った人も多かったと思うが、町内役員たちがいろいろの企画を披露し車内は笑いの中のいて車中の退屈さもなく過ごすことができた。私も余興にと用意していた詩吟「不識庵機山を撃つの図に題す」も詠ずるすることなく、気が付いたら静岡に着いていた。楽しい旅行であった。


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