Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

春の彼岸会

2017-03-20 22:38:52 | Weblog

 彼岸中日の3月20日に菩提寺で彼岸会の法要が行われた。この法要は、毎年春分の日と秋分の日に行われ、すでに10年近く続いている。毎年100名近い檀家が集まり読経と法話を聞いている。彼岸は、中日の日をはさんで一週間をこの期間として在世の人は功徳を積んだり読経やお墓参りを行うよう勧められている。「彼岸」とは、彼方の岸の略で来世(涅槃の地)のことで、今生きている在世を「此岸」というらしい。在世の人は修行によって輪廻を超えた涅槃「彼岸」に近づくようにしなければならない。反対に「お盆」は、彼岸にいる先祖の魂が三途の川を渡って在世(此岸)に帰ってくることでお寺が行うが意味は全然違う。

 今日の法要は住職と4人の僧侶が先導して行われた。集まった檀家の皆さんは、それに合わせて読経を行い45分ほどで終わった。これにより彼岸との距離が近づいたとの感覚はないが合掌することはよいことである。この後大雲寺の和尚が法話を行った。確か毎年この和尚が話してくれたような記憶があるが、いつも含蓄のある話を聞かせてくれる。この僧侶は風格もあり話の組み立てもうまい、高僧と呼ばれる人なのかもしれないかと思った。

 今回も幾つかの話の中で「般若波羅密多」の話をした。それは ≪「般若心経」は7世紀唐代の僧、玄奘三蔵がインドや西域から仏教の経典約600巻を持ち帰り漢語に翻訳したもので仏教の原本となっている。これはサンスクリット等の言語で記されていて大変な作業であった。この現本を、さらに抽出し276字に纏めたのがの「般若心経」である。この経典の最初の言葉「般若波羅密多」とある。これを訳すと「般若」は知恵であり、「波羅密」は[バーラミター]の音写で、意味は「修行の完成」となる。したがって「波羅蜜」とは、「修行の結果得ることができる理想の場所=彼岸」のことである。因って「般若波羅密多」とは彼岸に渡るための知恵を教えている経典といえる。その修行を完成させる期間が、彼岸会の一週間といった。また「波羅蜜」は、具体的には「六波羅蜜」とされ、以下の内容の修行である。①布施 ②持戒=身口意の三業の戒律 ③忍辱=迫害や苦難に耐え恨まない ④精進 ⑤禅定=座禅を修行し心を集中させる ⑥知恵=ものごとの道理を正しく理解する。それぞれ難しい修行であるが、少しでも心を安らかにして実践を目指し行きたいものです。≫こんな話であった。

 私にとって無理なことのように思うが、これを理想として、この期間はこのことを忘れないよう、お墓参りし、お花や線香を供え、真心からの合掌に心がけようと思う。仏教の本髄に触れたような感覚になった。

 

 

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