Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

カラスの親子

2017-08-17 21:31:37 | Weblog

 私の一日は朝6時に起き登呂遺跡に行きラジオ体操をすることから始まる。まだ右足が痛いので早くは歩けないが体操終了後登呂遺跡を一周してから帰ってくる。その後、1時間ほどは庭の掃除や、家庭菜園の野菜の収穫などするのが最近の日課になっている。そんな時家の前にある高い電柱の先端の横木にカラス2匹がいるのを見る。この一週間ほどは、毎朝同じ光景が見かけるので気になっていた。2匹は大きさが少し違うが、一匹だけ見たら大人のカラスと思われる大きさだが親子である。少し小さなカラスは、まだ生まれてあまり日が経っていないのか、電柱の上ではアー、アー、アー・・・甘える様な声でずっと鳴いている。多分親に何かを云っているのだろう。

 親が離れると、鳴きながら少しずつその距離を詰めていく。そして何かをねだっているようなしぐさをする。カラスはゴミをあさる等、人間にとってよいイメージの鳥ではないが、可愛いしぐさである。カラスの卵が羽化するのがいつ頃か正確には知らないが、5月か6月に羽化し、巣で一か月ほど過ごし、初めて空を飛んだのは7月から8月の初旬ごろではないだろうか。飛ぶことを、いま親鳥が子に教えているのでないか。最初に見たときは、親鳥に近づき一塊のようになっていることが多かったが、今は少し距離を保ち、近づいてくるとまた親鳥が離れていく。こんな光景が多くなった。そして親鳥がどこかに飛んでいった。子供のカラスは、それを見ていて5秒ほど経ってから親鳥が行った方に飛んでいった。

 この一週間この光景を見てきた。しかし今日の親鳥のしぐさは、子に対してそろそろ独り立ちすることを促しているように思った。我家の近くに東名高速道路があり、その築堤のり面には高い樹木が生い茂っている。以前そこに、カラスの巣があったのを見たが多分この辺に巣があるのだろう。庭にはハトやスズメ、ムクドリ、メジロなどに交じってカラスも飛んできていて虫や果実をついばんでいく。そのときのカラスは、他の鳥たちを蹴散らして悠然と庭に居続ける。そのようなカラスであっても、愛情豊かに子育てをしている。これは当たり前のことであるが、ほほえましい光景だ。

 私は童謡「七つの子」を介護施設などでよく歌う。この作詞者は西城八十でありこの歌詞を思い出した。そこには巣に7匹のカラスの子がいると云う言葉が出てくる。カラスはそのようなたくさんの子を育てるのかと疑問に思っていたが、実際には1~2個の卵を産み育てるようだ。親は一生懸命に子を育て、子も親離れし一人前のカラスになっていく。これは、すべての動物に云え同様のサイクルで生きているが、カラスも子育てするしぐさは可愛いい。この光景はいつまで続くのか?