Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

「音楽の広場」に参加

2017-08-06 22:54:37 | Weblog

 8月6日(日)グランシップで「音楽の広場」が開かれた。一年に一回、8月の第一日曜日に開かれるこの音楽祭は、約300人のオーケストラと約450人の合唱団それにソリスト、踊り等含めて900人と、3000人近い観客が集まる音楽祭となり世界的にも例がないものになっているものと思う。今回10回目を迎え、静岡に浸透してきていることを実感する。私のとって約2か月間の練習であったが寸前の7月23日のオケ、ソロも入っての練習時では、まだ外国の歌など歌えずとても舞台に立てる状況ではなかった。それから約2週間、すべてに優先して練習に費やしてきた。これにより音程も安定し昨日の練習では概ね暗譜に近い状態で歌えるようになっていた。

 今日は、午前9時30分にグランシップに集合、発声練習後、大ホールに移りゲネプロが行われた。ここにはマエストロをはじめソリスト、オーケストラ団員、合唱団員、静岡児童合唱団、ねむの木学園の生徒、ダンサーたちもそろい、本番さながらの練習であった。450人の合唱団員も舞台に並び、18曲の内9曲を歌った。300人近いオーケストラから繰り出す大音響に負けないよう全員が大きな声で歌った。私も周りの人に圧倒されないよう思いっきり声を出した。高音は出にくいところもあったが概ね満足できる内容であった。 

 ゲネプロが長引き遅い昼食を食べてから、本番のため大ホールの舞台に立ったのは午後2時45分ごろであった。今回もすべてのチケットが事前に完売状態し当日は立見席まで出る状態であった。私のパートはセカンドテナーで丁度舞台の中央で後ろから2列目であった。両サイドは合唱指導の先生と若いパートリーダーの間であり、彼らの声量に負けないよう歌った。特に今回の合唱団の男女比は男性が1/5程度で混声合唱としてバランスの取れたハーモニーは女声に負けない声量が必要であり、それに応えることが出来たと思った。

 今回は全てに感動したが、強いて言えば、演出 音楽監督をした渡辺 輝の演出であったように思う。宮城まり子さんが体の不自由な子供達のために作った「ねむの木学園」の生徒が歌い、手でタップダンスを披露し、皆で歌った「幸せは樹のように」では合唱団も一緒に手話で表現したことも演出であった。またソリスト福井 敬のオペラアリア「誰も寝てはならない」や布施 明の「明日に架ける橋」も表情とその声量にも改めて感動した。そして最後に渡辺 輝氏が「この『音楽の広場』は『音楽の宇宙』になった」と云ったが同様な思いをした。この音楽祭では、いつも感動させられるが、その大きさはだんだん大きくなってきている。来年もこの感動を共有したいと思う。個人的になるが今年は妻と娘が見に来てくれたのも大きかった。